FC2ブログ

GS1000と日々の日記

ファクトリーまめしばにおける日々の作業内容についてご紹介しております。

Entries

一次電圧昇圧回路 その4(一次昇圧回路装着に関するリスク等について)

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 バイクブログ バイク カスタムへ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
最近、またちょっと応援クリックが少なくてちょっと悲しいです・・・忘れていませんか・・・今日も、ポチッと応援クリックをお願いします。



現在テスト中の一次電圧昇圧回路について記事を連載中ですが、本日は、この装着に関するリスクとその対処方策について書いてみたいと思います。

この効果的な部品を開発製作したツイントップさんのHPはこちらになります。
中でも、趣味のジェットスキーに関するチューニング内容は驚愕ですね・・・
http://www.ne.jp/asahi/twin/top/

この昇圧回路に関するツイントップさんのブログ記事はこちらです。
まあ、こういったデモ的なものはこれまでにもいくつかありましたが、火花が強化されるのは事実ということです。
http://jetski2004jp.blog.shinobi.jp/Entry/116/



先日の記事にも書きましたが、イグニッションスイッチをオンにした状態では、点火コイルの一次側にはバッテリーからの12vがかかっています。そして、これを瞬断することによって二次側に数万vの電圧が生じ、これによってスパークプラグをスパークさせているのですね。
この昇圧回路を組み込むことによって、この一次側にかかっている12vを16vまで昇圧することによって、点火能力を向上させるというのが基本的な仕組みというわけです。

そこでまず懸念されることは、この点火コイル及びイグナイター若しくはポイントの寿命を縮めることになるのではないかということです。

まずは結論から言えば、理論上では確実に寿命を縮める要素になるということです。
それはそうですね・・・より大きな負担をかけることに違いはないのですから・・・

それでは、具体的にはどうなのか・・・・

たとえば、何かの整備をする際に、エンジンを始動させることなくイグニッションスイッチをオンにしたままにすることがありますよね。
そう、電装系のチェックや整備をするときなどはやらざるを得ない状況もあります。
そんなとき、点火コイルへの負担を考慮して、キルスイッチをオフにしていますか?
整備の都合上、それもかなわないという場合、コイルの一次側ハーネスを抜いたりしていますか?
これは、コイルやイグナイターへの負担を考えた場合、必ずやるべきことなのです。
私ですか・・・もちろんやっています。
エンジンを始動させていないということは、コイル一次側にかかっている12v電流が瞬断されていないということ・・・つまり、ずっと流れっぱなしということですね・・・・
コイルにとっては、これ以上に辛い状態はないのです。
でも、それをやったからといって、すぐに必ずコイルがダメになるかと言えば、そんなことはありませんね。
よほどコイルがヘタっていたとかでなければ、普通はそれくらいのことでダメになったりはしないものですからご安心を・・・・

そうです、どのような部品にも、それなりの耐久性マージンというものは設定されていますので、少々のオーバーロードで壊れたりはしないようになっているのですね。

レギュレターが壊れたことでヘッドライトなどの電球類を飛ばしてしまったり、バッテリーを沸騰させたりした経験をお持ちの方もおられると思いますが、そのとき、点火系もダメになりましたか・・・・
よほど運が悪くない限り、コイルやイグナイターまで壊してしまうなどという事態にはならないと思います。まあ、私の経験則ですが・・・・
このような場合、ジェネレーターの発生する40v以上の電圧が各電装系にはかかっていますので、まあ、あっちこっちに問題が発生するのですね。
逆に言えば、それくらいの事態は最悪のケースとして想定しているとも言えますね。
でも、壊れなかったとは言っても、負担をかけたことは事実ですので、寿命は縮まっているに違いありませんね。

それから、エンジンを始動させて回転を上げていけば、それなりに電装系にかかる電圧も上昇します。
そう、レギュレターによって設定された制御電圧までは上がる・・・・それが正常な状態ということです。
マシンによって多少の上下はありますが、通常は13.5v~15vあたりではないかと思います。
そうですね・・・・MFバッテリーを搭載したマシンの方が、比較的制御電圧は高めになっていますね。
現在冬眠中の私のZRX1100では、概ね14.8~15.1vあたりを表示します。

つまり、そのあたりまでは通常の状態として各電装系部品は設計されているということです。
それでは、16v程度まで昇圧させたって、大した違いがないじゃないかと突っ込まれそうですが、それは違います。

多少乱暴な表現ですが、この昇圧回路のメリットの真相は、バッテリー電圧の上下にかかわらず、常に安定して16vを供給するというところにあるというのが私の考えです。まあ、安定化電源というわけですね。
多少バッテリーがヘタリ気味で電圧が降下していても、エンジン回転数が低くて発電量が少なくても、常に16vを点火コイルに供給することができるということです。
これによって、低中回転域での体感向上度を飛躍的に高めることができるのですね。


寿命を縮めると言えば、プラグの消耗も早まることは必至です。
それはそうです。より強い火花を飛ばすのですから、早く減るようになるのは当たり前のことですね。
そう、プラグと言えば、今回のような点火系を強化した場合、プラグギャップを広くするというのは極めて有効なチューニングとなります。
ツイントップの吉田さんとも話をしましたが、この昇圧回路を組み付けた場合、プラグギャップを1.3mm程度まで広くするのがいいですね。
この広いギャップであっても、十分にスパークさせるだけの能力を持たせることができるようになるということです。

プラグギャップを広くすると何がいいの?
と言われるかもしれませんね。

点火のプロセスは、ギャップ間に生じたスパークエネルギーによって、そこには火炎核という火種が発生し、この火種から周囲の混合気に炎が広がっていくのです。
ですので、いかに大きく強い火炎核を形成するかということが重要になるのですが、プラグギャップが広ければ、その広いスペースによって大きな火炎核を形成することができるようになりますし、電極によって冷却されて火炎核が消えてしまうこと(消炎作用)も抑制することができる・・・・つまるところ、着火性を向上させることができるのですね。
しかし、広いプラグギャップ間に放電させるためには、それだけ大きな点火エネルギー、すなわち強いスパークが必要というわけなのです。

整理すれば、この昇圧回路を組み付けることで、低中回転域でも大きな点火エネルギーを得ることができるので、それに伴ってプラグギャップを広く取ることができ、ひいては着火性を向上させることができるというわけです。

プラグについて補足すれば、細い電極を有するイリジウムプラグも狙いは同じです。
電極を細くすることで、放電スパークさせるために必要な電圧(要求電圧)を低くすることができ、なおかつ、火炎核との接触面積を減らすことで消炎作用を抑制することができる・・・これがイリジウムプラグの持つアドバンテージなのですね。
ですので、あり余るほどに十分な点火能力があるのであれば、スタンダードプラグとイリジウムプラグの実質差はほとんどなくなりますし、かぶりからの復旧能力という点ではスタンダードプラグの方が有利だったりもします。
これは2ストロークエンジンなどでは顕著に表れる違いであったりもします。
まあ、こういったことを比較考量した上で、どちらのプラグを選択するかは人それぞれの判断ですが・・・・


ちょっと散文的になりますが・・・・

4ストロークエンジンが4,000rpmで回転しているとき、1気筒あたりの燃焼回数は毎分2,000回です。
クランク2回転で1回の燃焼ということですね。当たり前です。
それでは、どんなエンジンにおいても、4,000rpm時に毎分2,000回きっちりと燃焼しているのか・・・・・
それがそうでもないのですね・・・・相当な頻度で失火しているのが現実です。
これを失火率と言いますが、プラグやプラグコードを交換したり、点火系を強化したりすると、とたんにエンジンがスムーズになって振動も激減したりしますが、これは失火率が減ったからです。
エンジンの設計上ではバランス良く均等に燃焼するようになっていても、時々気まぐれで失火したり不完全燃焼したりすれば、それは不均等な燃焼圧となって振動の大きな原因になるのですね。
ですので、失火率を減らせばエンジンはスムーズなって振動が減るのです。
そして、より大きなトルクを安定して発揮できるようになるのは当然のことですね。
サボる回数が減るんですから・・・・

つまり、点火コイルに供給する一次電圧が低く不安定な状態になりがちであり、かつ、吸入する混合気も少なめなことで十分な燃焼効率を発揮し難い状態になりがちな低中回転域において、この昇圧回路は極めて有効なものとなるというわけです。
まあ、そういう意味においても、極めて理に適ったデバイスではないかと感じているところです。

先に書いたような、コイルやイグナイターへの負担増加ということについても、そもそもチューニングというのはそういう要素を孕んでいるものですし、この件に関して言えば、理屈の上では寿命を縮める要素であることは事実であるものの、その程度はいかばかりかというものではないか・・・・
本当にそういうことを心配するのであれば、せめて電圧計くらいは装着して、常に電装系の状態をモニターし、怪しい兆候があった場合にはすぐさま対処するというくらいのことはした方がいいですよね・・・・オーバーロードによって電装系にダメージを与える可能性のある要素は、こんな昇圧回路程度のもの以外にも山ほどあるのですから・・・・

繰り返しになりますが、このV-UP16を装着することによって、イグナイタユニットや点火コイルに供給する電気エネルギーが増加しますので、理論的にはそれらに対する負担が増加するのは事実です。
それによって、寿命が短くなるというのもあり得るのでしょう。
しかし、チューニングというのは、そもそもそういう要素を含むものですし、また、このV-UP16を装着することによるそのリスクは、さほどのものではないというのが私の認識です。
また、そういうリスクを可能な限り排除するために、一定以上の電流が流入した場合、昇圧動作をキャンセルするというセーフ機能も盛り込んでいますので、耐久性対策は万全と言わせていただきます。


この極めて効果的かつリーズナブルなデバイスですが、市販化に向けて着々と準備は整いつつあります。
先日にご紹介した試作品は素っ気無い外観のものでしたが、どうも、こんな仕上がりになるようです。
外箱を前川さんがNCマシニングで削り出して作るようです・・・・
何もそこまでしなくても・・・・
こちらをご覧ください。
http://jetski2004jp.blog.shinobi.jp/Entry/122/


V-UP16.jpg



現在、ツイントップの吉田さんが市販化に向けて最終チェックを行っているところですが、完成も間近のようですね。
すでに複数の方々からお問い合わせを受けているところですが、いずれ近いうちに、私の記事上でも初回ロット分の予約受付をいたしますので、関心をお持ちの方は今しばらくお待ちください。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

スズキGS/GSX用並びにカワサキZ系各マシン用の強化フロントアクスルキットを製作いたしました。関心をお持ちの方は、下記のアドレスまでご遠慮なくメールをいただければ幸いです。キットの詳細は、下記の記事を参照してくださいね。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
スズキGS/GSX用
http://mameshiba198.blog129.fc2.com/blog-entry-20.html
カワサキZ系用
http://mameshiba198.blog129.fc2.com/blog-entry-632.html
この極めて効果的な部品を開発した経過はこちらにまとめてあります。
http://mameshiba198.blog129.fc2.com/blog-category-8.html
GS/GSX用については、現在順調に発送作業中です。そして、Z用についても、来週末から再来週にかけてデリバリーの予定です。ご予約をいただいた皆様には、近日中にご案内のメールを送信いたしますので、今しばらくお待ちください。
カワサキZ系用の処理が終了しましたら、次はホンダCB-F系マシン用を製作する予定です。


まめしばCRスペシャル関係の各部品及び作業につきましても継続して受理中ですので、こちらもよろしくお願いいたします。
こちらをご参照くださいね。
http://mameshiba198.blog129.fc2.com/blog-entry-95.html


圧倒的な効果を誰にでも体感させてくれる、クランクケース減圧バルブ「レデューサー」についての検証と実験を継続中です。 これまでの経過はここにまとめてありますので、どうぞご覧ください。
http://mameshiba198.blog129.fc2.com/blog-category-1.html
これらの記事をご覧になればおわかりのとおり、複数装着やファインチューニングなどの様々なテストを積み重ねてきましたので、興味をお持ちの方は遠慮なくご連絡くださいね。いつものとおり、知っていることは全てお伝えするつもりです。
レデューサーの各種サンプルは、イベント参加時のみならず、日頃の箱根テストラン時などでも常に携帯していますので、私を見かけた際にはどうぞご遠慮なくお声かけください。
百聞は一見にしかず・・・いや、一乗りにしかず・・・です。
レデューサーの詳細画像やオフィシャルな機能説明については、マエカワエンジニアリングさんのHPを参照してくださいね。
http://maekawaengineering.web.fc2.com/


アクスルキット関係、CRキャブレター関係、レデューサー関係、その他私宛の各種お問い合わせは、
mameshiba198★aol.com(★に@を入れてください)
までどうぞご遠慮なくメールをお送りください。



にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 バイクブログ バイク カスタムへ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
最近、またちょっと応援クリックが少なくてちょっと悲しいです・・・忘れていませんか・・・今日も、ポチッと応援クリックをお願いします。



拍手もどうぞよろしく!!!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
スポンサーサイト



Comment

Re: いいですね 

このデバイス、実用部品としてもなかなかのスグレモノと思いますので、ぜひお勧めです。

> 先般はアクスルシャフト、ありがとうございました。このデバイスも費用対効果が高く、いいですね。私のGSは点火系がノーマルなので、是非試してみたいです。
  • posted by まめしば 
  • URL 
  • 2010.08/19 16:58分 
  • [Edit]
  • [Res]

いいですね 

先般はアクスルシャフト、ありがとうございました。このデバイスも費用対効果が高く、いいですね。私のGSは点火系がノーマルなので、是非試してみたいです。
  • posted by M戸 
  • URL 
  • 2010.08/15 17:34分 
  • [Edit]
  • [Res]

Re: タイトルなし 

そうなんです。
日常的な常用域で確実に効果が体感できますので、これはなかなかお勧めだと思います。

> ハラ坊さんが付けてる画像を見てから気になってました。
> 公道には非常に効果的なデバイスですね。
> 発売が楽しみです。
> 普段から恩恵が受けられるのが良いですね。
  • posted by まめしば 
  • URL 
  • 2010.08/10 17:54分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

ハラ坊さんが付けてる画像を見てから気になってました。
公道には非常に効果的なデバイスですね。
発売が楽しみです。
普段から恩恵が受けられるのが良いですね。
  • posted by つるりん 
  • URL 
  • 2010.08/07 21:16分 
  • [Edit]
  • [Res]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

プロフィール

mameshiba198

Author:mameshiba198
ファクトリーまめしばにおける日々の作業内容についてご紹介しております。
また、オートバイを構成する各部について、その原理や法則に及びつつ、実践的なノウハウも盛り込んでおりますので、参考にしていただければ幸いです。

ファクトリーまめしばの営業について、特段に定休日や営業時間を設けておりませんが、一人で切り盛りしておりますので、おいでになる際には、あらかじめのご連絡をいただければと思います。

〒250-0852
神奈川県小田原市栢山2925-3
株式会社ファクトリーまめしば
Tel:090-3342-1234
FAX:0465-46-7041
Mail:mameshiba198@gmail.com

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

カレンダー

07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

全記事表示リンク

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
車・バイク
6位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
バイク
1位
アクセスランキングを見る>>

カテゴリ