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GS1000と日々の日記

ファクトリーまめしばにおける日々の作業内容についてご紹介しております。

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CB750FにウオタニSP-2を装着し、FCR35のセッティングを煮詰める~予想外の問題とその解決

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ファクトリーまめしばオリジナルパーツのウェブショップを開設いたしました。
どのような商品ラインナップがあるのか、どうぞこちらにてご確認ください。
もちろん、ウェブショップからでもご購入いただけますが、従来どおりにメールやお電話でのご注文でもかまいません。



ファクトリーまめしば:WEB SHOP



1年近くにも及んだオリジナルロングファンネルの開発テストを通じて、ついにデリバリーを開始することとなりました。
初回ロット分には数に限りがありますので、お早目の予約申し込みをお勧めいたします。

CRキャブレター用オリジナルロングファンネルの予約受付開始について





カタナが続いたかと思うと、今度はCB-Fです。
生産から40年近くも経過した古いオートバイというのは、様々な問題を抱えているものです。エンジンすらかからないとか、明らかに吹けないなどという症状であればわかりやすいのですが、何となくシャッキリしないとか、走りはするもののどうにも安定性がないなどという半死半生みたいな状態だとやっかいでもあります。
多くのユーザーの場合、さほどのケーススタディーを重ねているわけではありませんので、古い旧車だからこんなもの・・・などと勝手に納得してしまっているケースがほとんどでしょう。

さて、県内在住のAさんからご依頼をいただいたのは、CB750FにウオタニSP-2を装着の上でFCR35のセッティング煮詰めという内容でした。Aさんの認識は、とりあえず走るのですが、こんなものなのか、はたまた更なる余地があるものなのかというもの。
つまるところ、現状で大きな不満はないものの、更なる向上を狙いたいというのです。

持ち込まれたマシンについてエンジンを始動させてみたところ、取り立てて致命的な問題はないものの、エンジンの回り方もいまひとつシャキッとしない、特に低開度パーシャルで不整感があり、それは私の知る完調CB-Fではないのです。

作業前の計測を行います。
FCR35のセッティングは、アイドリングから低開度領域はだいぶ薄く、そこから開けて開度20%付近はだいぶ濃く、さらに開度50%付近ではひどく薄いという印象です。しかし、実走ではそれなりにスロットルワークをして合わせてしまうでしょうから、流して走る分には走れるでしょう。
4速ホールドの全開領域ではやや濃いものの、これは大きな問題ではありません。







計測データはこれですが、このグラフからはこのマシンが抱えていたやっかいな問題を読み取ることはできません。

CB-F前






低開度域パーシャルでシャキッとしたフィーリングがありませんので、まずはコンプレッション計測を行います。結果は、各気筒ともに10.5~11キロをマークしましたので問題はありません。また、燃焼室内へのオイル侵入もありません。エンジン本体はOKということです。

PC044218.jpg






さて、まずはSP-2の装着です。

PC064231.jpg

PC064232.jpg






さて、ここでエンジンを始動させてみましたが、SP-2装着による効果は体感確認できるものの、低開度パーシャル域でのCB-Fらしくない不整感は依然として残っている、いや、ちょっと悪化したのです。
次にチェックすべきはこれです。
CB-F系マシンの場合、この純正ピックアップの劣化による信号レベル低下が懸念されます。
アナログ制御のノーマルユニットと比較した場合、この信号レベルが低下した時の問題は、デジタル制御のSP-2との組み合わせにおいて顕著に出る傾向にあります。
アナログ制御の場合、レベル低下や波形の乱れに対しては寛容、とりあえず信号が入ればそこそこ機能するのですが、デジタル制御の場合にはそうは行きません。一定レベルの信号がきれいな波形で入ってくれないと、プログラムが正常に機能しなくなるのです。
ウオタニさんのアドバイスによれば、劣化したCB-F系ピックアップの場合、ピックアップローター突起とピックアップのクリアランスを詰めることで解消する場合があるとのことでしたので、やってみましょう。

PC044223.jpg






しかし、結果はNGでした。全く変化改善はありませんでした。
次に疑うべきは、ピックアップコイルからの配線損傷です。
確認したところ、このような状態。
プラスチックのように硬化した被覆が割れており、内部の配線が剥き出しの状態になっています。これがケースに接触していたことで不整感という症状となって表れていたのです。
生産から40年を経過したオートバイですから、こうなっていても不思議ではない。また、これでもエンジンはかかり、回せばそれなりに回って加速してくれてしまうというところがこの手の劣化トラブルのやっかいな部分です。

PC064229.jpg






さて、これにて原因不明の不整感は完全に払拭され、私の知るCB-Fエンジンらしい吹けが得られましたので、キャブセッティングに取り掛かりましょう。

PC064233.jpg








シャーシダイナモ上でのキャブセッティング作業、それは4速ホールドの全開計測だけでは片手落ちです。このモードで判別できるのは、MJ番手とせいぜいJNクリップ位置だけなのです。
実走において重要なスロー系からJNストレート径の選定セッティングは、各ギアホールドにおけるパーシャル空燃比に始まって、緩開から急開までの様々なスロットルワークを実走シミュレートしながら微調整を詰める作業が必要となります。
この時の計測データをグラフで表すことは不可能ですので、作業者である私の体感フィーリングとモニター上で刻々と変遷する空燃比値を目視しながら進めて行きます。
これこそがキャブセッティングスキルの本質部分です。かつて、自分のGS1000に空燃比データロガーを車載してデータ確認を行いながらセッティング煮詰めの試行錯誤を重ねた経験がベースとなります。
私にとってはそれをシャーシダイナモ上で実施するだけのことですが、こういった経験がない人にとっては、何をどうすれば良いのか想像すらできないでしょうね。







JNストレート径やSJ、AS、PSなどの組み合わせを順次確認して仕上げて行きます。

PC064235.jpg






最終的な出力データはこれです。
急開時の顕著な谷も解消し、全域で向上しているのがわかりますが、作業前後の差異の本質は、このグラフ上から読み取ることはできません。

CB-F比較






エンジン本体、点火系、キャブレターセッティング、これらはエンジンの3要素そのものであり、この全てが揃って所定の状態になって初めて十分な機能を果たすこととなります。
それを実現するためには、そのエンジンの本来の状態、つまり到達すべき目的地を明確に知り、それを阻害する要因を最短距離で特定し、的確な修正作業を実行するという総合スキルが必要となります。
今回のように、時として予想外の箇所に問題が潜んでいることもありますが、適切な問題切り分け能力があれば、それを発見するのも比較的容易になります。
しかし、それを持たなければいつまで経っても解決に至らず、最後には「古いバイクだからこんなもの」ということになるのかもしれません。
全ては理論的考察と経験値・・・




ブリスクプラグの入手にあたっては、こちらのショッピングカート、若しくはメールにてご注文ください。
ショッピングカートにて在庫切れ表示がされているものについては、メールにてご注文をいただければ、入荷次第に速やかに発送いたします。
ブリスクプラグのご購入は、十分なテストとデータノウハウを蓄積しているファクトリーまめしばにてお願いいたします。

ショッピングカート:ブリスク


このブリスクプラグの検証については、こちらにまとめてありますので、どうぞご覧になってください。

ブリスクプラグ


注目すべきインプレ集はこちらです。

ブリスクLGSプラグのインプレ集
お乗りのマシンへの適合に関しては、こちらのNGK適合サイトを参考にしてください。

・NGK標準プラグ一覧表

・NGKイリジウムプラグ一覧表

愛車の標準プラグ品番はこちらで確認することができます。

・NGK適応品番検索



ファクトリーまめしばにおける装着セッティングサービスの詳細例については、こちらにまとめてありますのでご覧になってください。

カワサキZ系 装着&セッティングサービス

カワサキニンジャ系 装着&セッティングサービス

カワサキザッパー系 装着&セッティングサービス

スズキGS系 装着&セッティングサービス

スズキ空冷GSX&カタナ系 装着&セッティングサービス

スズキ油冷系 装着&セッティングサービス

ホンダCB-K系 装着&セッティングサービス

ホンダCB-F系 装着&セッティングサービス






CR-Mキャブレターの製作や装着セッティングについては、詳細なお見積りをお作りするご用意がありますので、関心をお持ちの方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。


〒250-0852
神奈川県小田原市栢山(カヤマ)2925-3
ファクトリーまめしば
TEL 090-3342-1234
FAX 0465-46-7041
mameshiba198@gmail.com




ファクトリーまめしばでは、これだけの作業を日帰りで行うことができます。
ちなみに、概算のコストは下記の程度となりますので、参考にしてください。

※CRキャブレター関係
・Mノズル 4個 16,000円
・PEEK製リンクロッド 4個 8,000円
・低レートサブリターンスプリング 1本 1,000円
・ジェット代 適宜
・上記組み付け&セッティング工賃 30,000~40,000円
注:スロットルホルダー、スロットルパイプ、スロットルワイヤー等については、私の基準とする操作性や作動性を確保するため、交換させていただくことがあります。

※SP-2関係
・Z用SP-2(Ver.FM) 1セット 79,000円
・NGKパワーケーブル 4本 11,200円
・点火プラグ 4本 1,840円 (ブリスクプラグも選択可)
・上記装着セッティング工賃 15,000~25,000円

作業のご予約については、随時受け付けをしておりますので、ご遠慮なくお問い合わせください。



ファクトリーまめしばでは、マシン持ち込みでの、CRキャブレターに対するMノズル&PEEK製リンクロッド装着&セッティングサービスを行っております。その効果は想像以上・・・
ご希望の方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。
作業時間は半日程度ですので、日帰りにて十分に可能となります。
また、愛車を題材にしてのセッティングガイダンスも平行して行いますし、具体的なセッティング方法、ジェット交換要領などもご説明いたします。
たとえば、今の季節でこの組み合わせだから、もっと気温が下がったら、スロージェットをこうしてジェットニードルをこんな感じに・・・とかね・・・
その後、ご自身の手によって、さらに好みのセットに煮詰めて行くのも楽しいものですよ。
具体的な価格等については下記の記事を参照ください。
これを機に、セッティングの迷路から脱出できることを考えれば格安と思います。

Mノズル&PEEK製リンクロッドの装着サービス



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まめしばスペシャルパーツのインプレ集は下記リンク先を参照ください。
全て、実際に購入していただいた方々から寄せられたものについて、そのままを掲載したものです。


・Mノズル
価格:1個4,000円


・CR-Mキャブレター
価格:1機 202,000円~


・強化フロントアクスルキット
価格:1セット 43,000円


・V-UP16
価格:1個 26,000円


・マルチスパークアンプ(MSA)
価格:1個 38,000円


・ルブロスプロメディック(オイル添加剤)
価格:1L 8,000円


その他、レデューサー、NGCエキゾーストシステム、SOHCエンジニアリング製ピストンキット&コンプリートエンジンなど、様々な部品をプロデュースしております。
いずれも、自信を持ってお勧めできるものばかりです。


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これらの部品や作業等に関する各種お問い合わせは、
mameshiba198★gmail.com(★に@を入れてください)
までどうぞご遠慮なくメールをお送りいただくか、直接お電話をください。



〒250-0852
神奈川県小田原市栢山(カヤマ)2925-3
ファクトリーまめしば
TEL 090-3342-1234
FAX 0465-46-7041
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Author:mameshiba198
ファクトリーまめしばにおける日々の作業内容についてご紹介しております。
また、オートバイを構成する各部について、その原理や法則に及びつつ、実践的なノウハウも盛り込んでおりますので、参考にしていただければ幸いです。

ファクトリーまめしばの営業について、特段に定休日や営業時間を設けておりませんが、一人で切り盛りしておりますので、おいでになる際には、あらかじめのご連絡をいただければと思います。

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