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GS1000と日々の日記

ファクトリーまめしばにおける日々の作業内容についてご紹介しております。

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TMR、FCR、CR-Mの3種キャブレターについて比較テストを行う その9~吸気管長

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ファクトリーまめしばオリジナルパーツのウェブショップを開設いたしました。
どのような商品ラインナップがあるのか、どうぞこちらにてご確認ください。
もちろん、ウェブショップからでもご購入いただけますが、従来どおりにメールやお電話でのご注文でもかまいません。


ファクトリーまめしば:WEB SHOP




ショッピングカート:K&Pオイルフィルター


シャーシダイナモ利用による各種サービスの開始について



このシリーズ記事、絶大なる反響をいただいておりますので、カテゴリーとしてこちらにまとめることとしました。
貴方のキャブレター選択の参考に資することとなれば幸いです。



TMR、FCR、CR-Mの3種キャブレターについて比較テストを行う



適正な吸気管長を得るべく、ファクトリーまめしばオリジナルのロングファンネルを開発中です。
長さの設定はもとより、スロート部分のテーパー角や先端部のカール形状などについても検討を進めているところですが、しばらくの後にはご紹介できるようになると思います。
開発対象は、CRキャブレタースモールボディー用とFCRキャブレタービッグボディー用です。






まず、だいぶ前のことですが、下記のような記事を書きました。

吸気管長の検討



エンジンチューニングの手法と言われるものはたくさんあります。
基本とされるものは、良い混合気・良い圧縮・良い火花の3要素です。
しかし、最優先に考えなくてはならないことは、いかに多くの混合気をシリンダー内に吸入するかということです。
多くの混合気を燃やすことができれば多くの出力を得ることができます。
いちばんわかりやすくて簡単なのは排気量を上げることです。
「ボアアップに勝るチューニングはなし」なんて言われます。
ターボやスーパーチャージャーなどの過給器も同様です。加圧することでたくさんの混合気をシリンダーに押し込むように吸入させようとするものです。

レースレギュレーションにおいて、排気量や過給器の有無についての規定がないものはほとんどないことからもわかるとおり、これらの手法による出力向上効果は劇的です。
また、同じくレースレギュレーションでよくあるのが、ベンチュリ径を制限したりリストラクターを装着したりする吸気制限です。
これも、出力に与える影響が大きいことを利用しての制限手法です。

これらのことからもわかるとおり、吸気充填効率の向上がエンジンの出力の向上に直結するということは明らかな事実なのです。
改善による効果が高いのですから、最優先にやるべき課題ということです。

自然吸気エンジンの場合、容積が500ccのシリンダーに吸い込める混合気の量は500ccです。
500ccのコップには500ccの水しか入れることはできませんよね。当たり前のことです。
でも、高性能な自然吸気エンジンは、500ccのシリンダーに550cc、いや600ccくらいの混合気を吸い込んで燃焼させているのです。
気体は液体と違って圧縮性を持っていますのでこんなことも可能となるのです。
では、500ccのシリンダーにそれ以上の混合気をターボも使わないでどうやって入れているのって疑問が出ますね。
その手法の代表が慣性吸気効果です。
気体には重さがありますので、いったん速いスピードで動き出した混合気は、ピストンが吸気下死点を通り過ぎてもその勢いで流入を続けます。だから、通常のバルブタイミング設定では吸気バルブは吸気下死点を過ぎても開いています。その勢いを利用して、シリンダー容積以上の混合気を吸気させることができるのです。
その他にも、排気系やバルブオーバーラップのセッティングによる掃気効果の向上なども慣性吸気効果をサポートします。

この慣性吸気効果を最大限に発揮するために重要な要素となるのが吸気管長のセッティングです。
ここでまず思い浮かぶのはファンネル長さを変えることでしょうか。
可変ファンネルなどというシステムを採用しているエンジンもあるくらいですので、確実な効果があるということなのでしょう。
ここで、吸気管長の計算式というのがあります。
L(吸気管長)=2550÷N(エンジン回転数)
例えば、8000rpmで吸気脈動が同調して慣性吸気効果が最大になるのは、
2550÷8000=0.318
318mmということです。
この吸気管長というのは、ファンネル先端部からインテークバルブシートまでの吸気管の全長ということです。

先に可変ファンネルと書きましたが、この式からもわかるとおり、この同調のための吸気管長はエンジン回転が高くなれば短くなりますし、低くなれば長くなります。
これが、短いファンネルは高回転型で長いファンネルは低回転型と言われる理由です。



だいぶ前置きが長くなりましたが、今回の3種キャブレター比較において、4速全開ロールオン計測、つまり、4速に固定したまま、4,000rpmあたりからワイドオープンして一気に全開にしてレブリミットまで回して出力計測をするというモードにおいて、CR-M33TPS仕様が全域でトップ、次いでTMR35TPS仕様、そしてFCR35TPS仕様という順になりました。
加えて、FCR35TPS仕様の不甲斐なさが目立ったのです。
この結果はどうにも不合理なのです。
エンジン本体、排気系、点火系、気温や気圧、そして空燃比値という、キャブレター種別以外の構成要素について同一を期したにもかかわらず、なぜこのような結果になったのか・・・その他に異なる条件がなかったのか・・・

いや、ありましたよ。
吸気管長が著しく異なっていました。

これは、FCR35TPS仕様です。ホリゾンタルタイプの標準ファンネルは、この赤くて短いものですが、インシュレーター端面からファンネル先端部までは90mmです。

P2142327.jpg






これは、TMR35TPS仕様です。ファンネルはミクニの標準装備のものですが、インシュレーター端面からファンネル先端部までは110mmです。

P2062282.jpg






これはCR-M33TPS仕様ですが、ファンネルはケーヒン標準装備のものでインシュレーター端面からファンネル先端部までは150mmです。

P2132315.jpg






FCR35TPS仕様 90mm
TMR35TPS仕様 110mm
CR-M33TPS仕様 150mm

もう一度、GS844とZ1000LTDにおける3種比較のデータグラフをご覧ください。
キャブレター種別に惑わされずに見てみれば、この出力データの並びは吸気管長の順番になっています。


GS844

844 TMR FCR CR-M





Z1000LTD

ltd TMR FCR CR-M





さて、検証を続けましょう。
こんなものを使います。
ちょっと、普通は見たことがないほどに長いFCR用のファンネル、だいぶ以前に試作したものです。

P2052268.jpg









ブリスクプラグの入手にあたっては、こちらのショッピングカート、若しくはメールにてご注文ください。
ショッピングカートにて在庫切れ表示がされているものについては、メールにてご注文をいただければ、入荷次第に速やかに発送いたします。
ブリスクプラグのご購入は、十分なテストとデータノウハウを蓄積しているファクトリーまめしばにてお願いいたします。

ショッピングカート:ブリスク


このブリスクプラグの検証については、こちらにまとめてありますので、どうぞご覧になってください。

ブリスクプラグ


注目すべきインプレ集はこちらです。

ブリスクLGSプラグのインプレ集
お乗りのマシンへの適合に関しては、こちらのNGK適合サイトを参考にしてください。

・NGK標準プラグ一覧表

・NGKイリジウムプラグ一覧表

愛車の標準プラグ品番はこちらで確認することができます。

・NGK適応品番検索



ファクトリーまめしばにおける装着セッティングサービスの詳細例については、こちらにまとめてありますのでご覧になってください。

カワサキZ系 装着&セッティングサービス

カワサキニンジャ系 装着&セッティングサービス

カワサキザッパー系 装着&セッティングサービス

スズキGS系 装着&セッティングサービス

スズキ空冷GSX&カタナ系 装着&セッティングサービス

スズキ油冷系 装着&セッティングサービス

ホンダCB-K系 装着&セッティングサービス

ホンダCB-F系 装着&セッティングサービス






CR-Mキャブレターの製作や装着セッティングについては、詳細なお見積りをお作りするご用意がありますので、関心をお持ちの方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。


〒250-0852
神奈川県小田原市栢山(カヤマ)2925-3
ファクトリーまめしば
TEL 090-3342-1234
FAX 0465-46-7041
mameshiba198@gmail.com




ファクトリーまめしばでは、これだけの作業を日帰りで行うことができます。
ちなみに、概算のコストは下記の程度となりますので、参考にしてください。

※CRキャブレター関係
・Mノズル 4個 16,000円
・PEEK製リンクロッド 4個 8,000円
・低レートサブリターンスプリング 1本 1,000円
・ジェット代 適宜
・上記組み付け&セッティング工賃 30,000~40,000円
注:スロットルホルダー、スロットルパイプ、スロットルワイヤー等については、私の基準とする操作性や作動性を確保するため、交換させていただくことがあります。

※SP-2関係
・Z用SP-2(Ver.FM) 1セット 79,000円
・NGKパワーケーブル 4本 11,200円
・点火プラグ 4本 1,840円 (ブリスクプラグも選択可)
・上記装着セッティング工賃 15,000~25,000円

作業のご予約については、随時受け付けをしておりますので、ご遠慮なくお問い合わせください。



ファクトリーまめしばでは、マシン持ち込みでの、CRキャブレターに対するMノズル&PEEK製リンクロッド装着&セッティングサービスを行っております。その効果は想像以上・・・
ご希望の方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。
作業時間は半日程度ですので、日帰りにて十分に可能となります。
また、愛車を題材にしてのセッティングガイダンスも平行して行いますし、具体的なセッティング方法、ジェット交換要領などもご説明いたします。
たとえば、今の季節でこの組み合わせだから、もっと気温が下がったら、スロージェットをこうしてジェットニードルをこんな感じに・・・とかね・・・
その後、ご自身の手によって、さらに好みのセットに煮詰めて行くのも楽しいものですよ。
具体的な価格等については下記の記事を参照ください。
これを機に、セッティングの迷路から脱出できることを考えれば格安と思います。

Mノズル&PEEK製リンクロッドの装着サービス



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まめしばスペシャルパーツのインプレ集は下記リンク先を参照ください。
全て、実際に購入していただいた方々から寄せられたものについて、そのままを掲載したものです。


・Mノズル
価格:1個4,000円


・CR-Mキャブレター
価格:1機 202,000円~


・強化フロントアクスルキット
価格:1セット 43,000円


・V-UP16
価格:1個 26,000円


・マルチスパークアンプ(MSA)
価格:1個 38,000円


・ルブロスプロメディック(オイル添加剤)
価格:1L 8,000円


その他、レデューサー、NGCエキゾーストシステム、SOHCエンジニアリング製ピストンキット&コンプリートエンジンなど、様々な部品をプロデュースしております。
いずれも、自信を持ってお勧めできるものばかりです。


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これらの部品や作業等に関する各種お問い合わせは、
mameshiba198★gmail.com(★に@を入れてください)
までどうぞご遠慮なくメールをお送りいただくか、直接お電話をください。



〒250-0852
神奈川県小田原市栢山(カヤマ)2925-3
ファクトリーまめしば
TEL 090-3342-1234
FAX 0465-46-7041
mameshiba198@gmail.com

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Author:mameshiba198
ファクトリーまめしばにおける日々の作業内容についてご紹介しております。
また、オートバイを構成する各部について、その原理や法則に及びつつ、実践的なノウハウも盛り込んでおりますので、参考にしていただければ幸いです。

ファクトリーまめしばの営業について、特段に定休日や営業時間を設けておりませんが、一人で切り盛りしておりますので、おいでになる際には、あらかじめのご連絡をいただければと思います。

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Mail:mameshiba198@gmail.com

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