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GS1000と日々の日記

ファクトリーまめしばにおける日々の作業内容についてご紹介しております。

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フルオリジナルミントコンディションのZ1R2のほこり落とし、そして、もしもこれを走らせようとしたならどうすべきか・・・

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ファクトリーまめしばオリジナルパーツのウェブショップを開設いたしました。
どのような商品ラインナップがあるのか、どうぞこちらにてご確認ください。
もちろん、ウェブショップからでもご購入いただけますが、従来どおりにメールやお電話でのご注文でもかまいません。


ファクトリーまめしば:WEB SHOP




ショッピングカート:K&Pオイルフィルター


シャーシダイナモ利用による各種サービスの開始について





昨日はZ1000MK2についてご紹介しましたが、引き続きZ1R2と行きましょう。
この2台は、いつも私の酒の肴として素晴らしいひとときを演出してくれています。
来店される方々からは、「乗らないのですか?」などと聞かれるのですが、これ以上、乗るバイクを増やしても乗り切れないんですよ。
どうしても欲しいという方がおられたら、手放すことも考えなくはないのですが・・・
以前に、この記事にてご紹介しましたね。

フルオリジナル&ミントコンディションのZ1000MK2を目覚めさせる


ミントコンディションのZ1R2の各部をチェックする





さて、リフトに載せてほこり落としを開始です。

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このマシン、なんと新車当時のタイヤがそのまま装着されています。さすがにこのタイヤで走るわけにはいきませんが、何ともレアなことではありませんか。

PB141759.jpg






メーターに表示された走行距離は5,900マイル(9,400km)ですが、先のタイヤの摩耗程度からしても、これは間違いなく実走距離です。
まさに奇跡的な個体ということです。

PB141757.jpg






エンジンとしては、ちょうどならしが完全に終わって、まさにこれからが美味しいところです。コンプレッションも、このとおり各気筒ともに10キロを揃ってマークします。
がしかし・・・

PB141751.jpg






よほど乾燥した環境下にて保管されていたのでしょうね。フレームを始めとした各部に錆による腐食は認められません。もちろん補修なども皆無です。
これを新車で購入したオーナーは、フルノーマルのままジェントルに走り(真ん中だけ摩耗したタイヤを見ればわかります)1万kmを迎える前に、そのまましまい込んだのです。
リビングにでも鎮座させていたのでしょうかね?

PB141753.jpg

PB141754.jpg

PB141755.jpg






シート下もこのような状態です。
キックペダルやオーナーズマニュアルもあります。

PB141752.jpg

PB141760.jpg

PB141761.jpg










さて、こんなコンディションのものですので、軽く整備するだけで走り出せると思うでしょうけれど、いやいやそうは行きませんよ。
では、仮に私がこの車両を自分の愛車として走り出そうとしたならば、何をするのかについてご説明してみましょう。
それは、貴方がこれを愛車とする場合に何を行うべきかということと同義です。


1.エンジン関係

 走行距離が少ないですので各部の摩耗は僅少ですが、ヘッド周りについて、まずバルブステムシールは硬化劣化が予想されます。そのままではオイル下がりを起こすでしょうから、交換は必須です。バルブやバルブガイドはおそらく大丈夫でしょうから、まあ、バルブすり合わせ程度で良いでしょう。
 シリンダーライナーの内壁には、ほぼ間違いなく錆による腐食があるはずですので、高い確率でオイル上がりを起こしますので、最低でもオーバーサイズピストンに合わせたボーリング作業は必須です。しかし、ノーマルのシリンダーライナーは、量産品の限界として勘合が緩めですので、ここはSOHCエンジニアリング製ピストン&ライナーに交換するのがベストです。ここでは70mmピストンを選択するのが良いでしょう。排気量はノーマルのままですが、そのフィーリング&パフォーマンスは比類のないものとなる上、長きにわたって安定した放熱性と耐久性を担保することができます。どうせエンジンを分解するのなら、ここはベストな選択をするべきでしょう。
 ミッションやクランク、カムチェーンやクラッチハウジングなどはそのままで大丈夫のはずです。これらの劣化は走行距離に比例するのです。ただし、クラッチプレートは要交換でしょう。
 つまり、腰上OHを行うということです。


2.車体周り

 下記の部品は全て新品に交換、もしくは洗浄の上でグリスアップは必須です。
 ・ステムベアリング
 ・前後ホイールベアリング
 ・ハブダンパー
 ・前後タイヤ
 ・前後スプロケット&ドライブチェーン
 ・スイングアームピボットベアリング

 前後ブレーキについて、前後キャリパーはシール交換とパッド交換、そしてホース交換が必要です。
 リアマスターシリンダーはシール交換で良いですが、フロントマスターシリンダーはブレンボラジアルに交換です。このZ1Rのフロントマスターシリンダーはワイヤー作動によるものですので、とても現代的とは言えませんし、部品も欠品していますので、完全なOHをすることができません。
 ブレーキローターは摩耗していませんので、そのまま使用できます。

 リアサスペンションは、錆などがありませんので、とりあえず走るというレベルであればいいでしょうけれど、現代的な走行安定性を得るためには、アラゴスタ製に交換したいところです。ちなみにツルシ状態のZ用オーリンズなどをそのまま装着しても、抜けたノーマルリアサスに劣るレベルにしかなりません。自由長やバネレートがマッチしないのです。そこでアラゴスタ製であれば、そのあたりを最初から指定してオーダー製作をすることができます。
 フロントフォークは分解洗浄してOHします。もちろん、シール類は交換です。しかし、より良い走行性能を得ようとするのであれば、アドバンテージKYB36に交換すべきです。外観は全く同じですが、現代の設計によるものですので、中身の能力は雲泥の差となります。


3.吸排気系

 ノーマルキャブレターは、各シールが劣化してガソリンが漏れている状態ですので、フルオーバーホールが必要です。もちろん、CR-M33への交換という選択肢もありますよ。もちろん、パフォーマンスは段違いです。実際に走行することを考えれば、やはりCR-M33でしょうね。
 マフラーは集合管にしても良いですが、今となってはノーマルマフラーは貴重ですし、これでなければ味わえないフィーリングがあります。悩むところですが、どちらでも良いとも言えます。


4.点火系及び電装系

 点火系はウオタニSP-2(Ver.FM)に交換します。ノーマルのアナログフルトラが十分に機能していたとしても、あらゆる点において凌駕します。
 各ハーネスやスイッチ類は、全てをチェックして接点を磨き直すなどの処理を行います。電線自体はそうそう劣化するものではありませんが、これら接点は経年劣化が必至です。必ずしもハーネス交換が必要とは思いませんが、それは状態を確認して判断しましょう。
 ジェネレータとレギュレターは、エンジンを始動させて充電電圧を確認し、その値に問題がなければ継続使用して問題ありません。
 ライト関係の電球は全て交換です。


ここに列挙した各作業は、気持ちよく安心して走り出すために、そして、将来にわたって長く乗り続けるにあたって最低限のことなのです。まあ、可能な限りノーマルスタイルにする場合(走行性能は犠牲にした、あくまでも当時の新車レベル)となるべくノーマルの雰囲気を維持しつつ、より快適な走行性能を目指して現代部品を投入する場合と、それぞれの具体的な落としどころは異なりますが、両者のコストにさほどの差異はないのも事実です。
いずれにせよ、この、稀有なほどに状態の良い個体であってすらここまでは必要なのです。ましてや・・・
また、営利至上主義の旧車専門ショップが売らんがための姑息なオーバーホールもどきや化粧直しをしたものをオーバーホール済などと謳って販売しているものが、まともに走らないのは当然のことだということもわかるでしょう。その個体の販売価格がいくらであろうが、所詮はオーバーホールベース車ということです。

さて、これら最低限の内容で、いったいどれくらいのコストがかかるのか、それは想像にお任せすることとします。








ブリスクプラグの入手にあたっては、こちらのショッピングカート、若しくはメールにてご注文ください。
ショッピングカートにて在庫切れ表示がされているものについては、メールにてご注文をいただければ、入荷次第に速やかに発送いたします。
ブリスクプラグのご購入は、十分なテストとデータノウハウを蓄積しているファクトリーまめしばにてお願いいたします。

ショッピングカート:ブリスク


このブリスクプラグの検証については、こちらにまとめてありますので、どうぞご覧になってください。

ブリスクプラグ


注目すべきインプレ集はこちらです。

ブリスクLGSプラグのインプレ集


ファクトリーまめしばにおける装着セッティングサービスの詳細例については、こちらにまとめてありますのでご覧になってください。

カワサキZ系 装着&セッティングサービス

カワサキニンジャ系 装着&セッティングサービス

カワサキザッパー系 装着&セッティングサービス

スズキGS系 装着&セッティングサービス

スズキ空冷GSX&カタナ系 装着&セッティングサービス

スズキ油冷系 装着&セッティングサービス

ホンダCB-K系 装着&セッティングサービス

ホンダCB-F系 装着&セッティングサービス






CR-Mキャブレターの製作や装着セッティングについては、詳細なお見積りをお作りするご用意がありますので、関心をお持ちの方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。


〒250-0852
神奈川県小田原市栢山(カヤマ)2925-3
ファクトリーまめしば
TEL 090-3342-1234
FAX 0465-46-7041
mameshiba198@gmail.com




ファクトリーまめしばでは、これだけの作業を日帰りで行うことができます。
ちなみに、概算のコストは下記の程度となりますので、参考にしてください。

※CRキャブレター関係
・Mノズル 4個 16,000円
・PEEK製リンクロッド 4個 8,000円
・低レートサブリターンスプリング 1本 1,000円
・ジェット代 適宜
・上記組み付け&セッティング工賃 30,000~40,000円
注:スロットルホルダー、スロットルパイプ、スロットルワイヤー等については、私の基準とする操作性や作動性を確保するため、交換させていただくことがあります。

※SP-2関係
・Z用SP-2(Ver.FM) 1セット 79,000円
・NGKパワーケーブル 4本 11,200円
・点火プラグ 4本 1,840円 (ブリスクプラグも選択可)
・上記装着セッティング工賃 15,000~25,000円

作業のご予約については、随時受け付けをしておりますので、ご遠慮なくお問い合わせください。



ファクトリーまめしばでは、マシン持ち込みでの、CRキャブレターに対するMノズル&PEEK製リンクロッド装着&セッティングサービスを行っております。その効果は想像以上・・・
ご希望の方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。
作業時間は半日程度ですので、日帰りにて十分に可能となります。
また、愛車を題材にしてのセッティングガイダンスも平行して行いますし、具体的なセッティング方法、ジェット交換要領などもご説明いたします。
たとえば、今の季節でこの組み合わせだから、もっと気温が下がったら、スロージェットをこうしてジェットニードルをこんな感じに・・・とかね・・・
その後、ご自身の手によって、さらに好みのセットに煮詰めて行くのも楽しいものですよ。
具体的な価格等については下記の記事を参照ください。
これを機に、セッティングの迷路から脱出できることを考えれば格安と思います。

Mノズル&PEEK製リンクロッドの装着サービス



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まめしばスペシャルパーツのインプレ集は下記リンク先を参照ください。
全て、実際に購入していただいた方々から寄せられたものについて、そのままを掲載したものです。


・Mノズル
価格:1個4,000円


・CR-Mキャブレター
価格:1機 202,000円~


・強化フロントアクスルキット
価格:1セット 43,000円


・V-UP16
価格:1個 26,000円


・マルチスパークアンプ(MSA)
価格:1個 38,000円


・ルブロスプロメディック(オイル添加剤)
価格:1L 8,000円


その他、レデューサー、NGCエキゾーストシステム、SOHCエンジニアリング製ピストンキット&コンプリートエンジンなど、様々な部品をプロデュースしております。
いずれも、自信を持ってお勧めできるものばかりです。


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これらの部品や作業等に関する各種お問い合わせは、
mameshiba198★gmail.com(★に@を入れてください)
までどうぞご遠慮なくメールをお送りいただくか、直接お電話をください。



〒250-0852
神奈川県小田原市栢山(カヤマ)2925-3
ファクトリーまめしば
TEL 090-3342-1234
FAX 0465-46-7041
mameshiba198@gmail.com

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Author:mameshiba198
ファクトリーまめしばにおける日々の作業内容についてご紹介しております。
また、オートバイを構成する各部について、その原理や法則に及びつつ、実践的なノウハウも盛り込んでおりますので、参考にしていただければ幸いです。

ファクトリーまめしばの営業について、特段に定休日や営業時間を設けておりませんが、一人で切り盛りしておりますので、おいでになる際には、あらかじめのご連絡をいただければと思います。

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