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GS1000と日々の日記

ファクトリーまめしばにおける日々の作業内容についてご紹介しております。

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強制開閉式キャブレターにおける適切なスロットルワークとキャブセッティングについて、シャーシダイナモデータに基づいて解説してみましょう

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ファクトリーまめしばオリジナルパーツのウェブショップを開設いたしました。
どのような商品ラインナップがあるのか、どうぞこちらにてご確認ください。
もちろん、ウェブショップからでもご購入いただけますが、従来どおりにメールやお電話でのご注文でもかまいません。


ファクトリーまめしば:WEB SHOP




ショッピングカート:K&Pオイルフィルター




シャーシダイナモ利用による各種サービスの開始について




1980年代初めころから純正キャブレターとして多用された負圧キャブレターは、適切なスロットルワークが身についていないライダーにとっては、極めて有難いものでした。
乗り手がどんなにガバ開けをしようが、メインのスロットルバルブはエンジン吸入負圧の高まり分しか開かないという構造上、不適切な急開状態に陥ることはありません。
メーカーによって煮詰められた負圧キャブレターのセッティングは、とりあえず開けてさえしまえば、そのエンジンや排気系の組み合わせにおける最大パフォーマンスを発揮することができるように合わせられていますので、それによって、スロットルワークということをあまり考えずとも走らせることができるようになったのです。
負圧キャブレターが装着されているマシンについて計測する際には、4速3,000rpmあたりから、委細構わずグイッと全開にして行います。







現行車のほぼ全ては、インジェクションシステムを採用しています。
この、インジェクションという仕組みにおいて、ガソリンの供給はエンジンの吸入負圧に全く依存していませんので、エンジン回転数やギア段数などにかかわらず、極端に言えば、5速1,000rpmなどというところからでも、スイッチのオンオフのようなガバ開けをしたとしてもストールするようなことはありません。
甚だしく不適切な急開をし、それによって空気がガバッと吸われてしまっても、燃料ポンプで加圧されたガソリンがインジェクターから間髪入れずに噴射されるので、何事もなかったかのようにツイて来てくれるというわけです。
この計測画像でもおわかりのとおり、シャーシダイナモで計測する際には、4速3,000rpmあたりから無造作に全開にして行います。








この、負圧キャブレターからインジェクションシステムという時代のマシンにおいて、とりあえずはスロットルを開けてしまいさえすれば、マシンはエンジン回転数とギア段数に応じたスムーズな加速をしてくれますので、乗り手であるライダーにとっては、実にフールプルーフで扱いやすいものとなったのです。
とりあえず、アクセルは開けて待っていれば良い・・・あとは勝手につじつまを合わせてくれるから・・・それは、乗り物としては確実な進化を遂げた結果であることに間違いはありません。

こういうマシンにしか乗ったことがないライダーにとっては、エンジンが要求する分をわずかに上回る絶妙な開け加減をコントロールするというスロットルワークを身に付ける機会を持つことはなかったのかも知れません。
いや、ライダーの負担を軽減し、誰が乗ってもスムーズに効率よく速く走らせることができるという意味において、それは実に素晴らしい仕組みなのです。

しかし、過去の遺物とさえ言える強制開閉式キャブレターにおいては、そうは行きません。
それが、加速ポンプすらないシンプルなものであったとすれば、ライダーには常に的確なスロットルワークを要求するのです。
なぜならば、スロットルをグイッと開けた瞬間直後には、軽い空気はその動きやすさからスイッとエンジンに吸われますが、比重の重いガソリンはその空気の軽い動きに同調できずに遅れてしまい、結果としてはひどく薄い状態に陥るのです。
ゆえにライダーは、エンジン回転数、ギア段数、道路の勾配負荷などを瞬時に判断しつつ、右手のスロットルワークによって適切な空燃比値を作り出さなくてはなりません。
しかし、適切なキャブセッティング+適切なスロットルワークを得た強制開閉式キャブレターは、負圧キャブレターやインジェクションでは到底味わうことができないような内燃機関の弾けるような燃焼感を堪能することができるのです。
それは、セッティングスキルとスロットルワークスキルを身に付けたエキスパートのみが味わうことができる世界です。

P6070660_201909172119045a6.jpg








右手のスロットルワークで空燃比値を作り出す・・・・それは、マシンに乗る際のスロットルワークだけではなく、適切なキャブセッティングを行う際のスロットルワークでもあります。経験のない方には想像できないかも知れませんね。ちょっと解説してみましょうか・・・
以前にも書きましたが、適切なキャブセッティングは適切なスロットルワークとセットのものです。
不適切なスロットルワークに基づいて行われたセッティングは、とても実走では使い物にはなりません。

このグラフをご覧ください。

2回の計測におけるキャブセッティングは全く同一、違うのは計測時のスロットルワークのみです。
4速ホールド、3,000rpmあたりからスロットルワークしながら全開に持ち込みます。
パワーカーブに大きな谷が出ているのは、4,000rpm付近で開けすぎてストール、開けすぎたとばかりにわずかにスロットルを戻したところでいったんツイてきたものの、5,000rpmあたりでは再度の開けすぎでストール・・・
空燃比カーブを見ればおわかりのとおり、開けすぎて薄くなってストールしたのです。
適切なスロットルワークをすれば、もうひとつのカーブのようにきれいにツイてきてくれます。

開け方による相違







これも同様です。先の計測ほどではありませんが、やはり開けすぎで薄くなって谷が出ているものです。

開け方による相違2






次にこれをご覧ください。
薄すぎてストールしていることに相違はありませんが、これはセッティングが薄すぎて、加速しようとしてスロットルを開けるとストールしている状態です。
開けた瞬間直後だけではなく、全域で薄いことからもわかるでしょう。

セッティング薄すぎ




この、スロットルワーク不適切で薄いのか、セッティング自体が薄いのか、その両者に明確な境界線などありません。
それぞれのマシンによって千差万別の状態をどのように評価し、乗り手のスキルレベル、はたまた走らせるシチュエーションや用途ごとに異なる適正レンジに修正するかという見立てと、それを具現化する実践的ノウハウを持たなければ実現することはできないものです。

キャブセッティングを行う際のスロットルワークについて考えてみましょう。

ゆっくりとした開け方を前提にセッティングすれば、全体的に絞り気味傾向になりますので、その状態でワイドオープン傾向のスロットルワークで走らせると、薄くて加速しないというものになります。
対して、不適切なほどのガバ開けを前提にセッティングすれば、どんどん濃い方向になってしまい、今度はゆっくりと開けた際やパーシャル走行時に濃すぎてかぶらせてしまうものになります。
ですので、パーシャルから緩開域に始まり、急開ワイドオープンまでの様々なスロットルワークを行いながら、全てのパターンにおいて破綻しないという高い妥協バランス点を見出すという作業が必要になります。
それは、気筒あたり排気量が小さくなればなるほどに、気筒あたり排気量に対するキャブレター口径が大きくなればなるほどに、リッター当たり出力が大きくなればなるほどに、どんどんピンポイント傾向になるのです。

この作業は、加速ポンプを装備しない強制開閉式、それもメインノズル負圧を稼ぎにくい円筒型スロットルバルブキャブレターにおいて、最もシビアで難易度が高いものとなります。
だから楽しいんですよ。
それに比べたら、加速ポンプの付いたフラットバルブキャブなんて、簡単でつまらない・・・
負圧キャブレターなんて、スロットルバルブの開き具合を勝手に決められてしまいますので、右手とエンジン、そしてリアタイヤトレッド間に薄皮が1枚挟まっているみたいで興ざめしてしまう・・・
ましてやインジェクションに至っては、様々なことをプログラムで決められてしまっていて、乗り手のオレ様が命令していないような余計なことするな・・・って感じてしまう・・・

時代を追うごとに進化して効率が良くなっているのはわかっているし、そこに費やされた時間と技術とコストは相当なものだったということもわかっているけれど、私は、加速ポンプのない円筒型スロットルバルブキャブレターで、いかにしてそれらに比肩するものに仕立てるか・・・なんていうことに執念を燃やしてきたのです。
その過程において習熟蓄積したノウハウは人後に落ちることはありません。
そんなノウハウは、ファクトリーまめしばにマシンを持ち込みさえすれば、貴方のマシンにも反映されることとなります。

ただ、私のマシンと同じレベルになるかどうか・・・なるわけありません。
でも、それは、貴方がご自身のマシンにおいて想像したり願ったりするレベルは遥かに超えているはずです。












ブリスクプラグの入手にあたっては、こちらのショッピングカート、若しくはメールにてご注文ください。
ショッピングカートにて在庫切れ表示がされているものについては、メールにてご注文をいただければ、入荷次第に速やかに発送いたします。
ブリスクプラグのご購入は、十分なテストとデータノウハウを蓄積しているファクトリーまめしばにてお願いいたします。

ショッピングカート:ブリスク


このブリスクプラグの検証については、こちらにまとめてありますので、どうぞご覧になってください。

ブリスクプラグ


注目すべきインプレ集はこちらです。

ブリスクLGSプラグのインプレ集


ファクトリーまめしばにおける装着セッティングサービスの詳細例については、こちらにまとめてありますのでご覧になってください。

カワサキZ系 装着&セッティングサービス

カワサキニンジャ系 装着&セッティングサービス

カワサキザッパー系 装着&セッティングサービス

スズキGS系 装着&セッティングサービス

スズキ空冷GSX&カタナ系 装着&セッティングサービス

スズキ油冷系 装着&セッティングサービス

ホンダCB-K系 装着&セッティングサービス

ホンダCB-F系 装着&セッティングサービス






CR-Mキャブレターの製作や装着セッティングについては、詳細なお見積りをお作りするご用意がありますので、関心をお持ちの方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。


〒250-0852
神奈川県小田原市栢山(カヤマ)2925-3
ファクトリーまめしば
TEL 090-3342-1234
FAX 0465-46-7041
mameshiba198@gmail.com




ファクトリーまめしばでは、これだけの作業を日帰りで行うことができます。
ちなみに、概算のコストは下記の程度となりますので、参考にしてください。

※CRキャブレター関係
・Mノズル 4個 16,000円
・PEEK製リンクロッド 4個 8,000円
・低レートサブリターンスプリング 1本 1,000円
・ジェット代 適宜
・上記組み付け&セッティング工賃 30,000~40,000円
注:スロットルホルダー、スロットルパイプ、スロットルワイヤー等については、私の基準とする操作性や作動性を確保するため、交換させていただくことがあります。

※SP-2関係
・Z用SP-2(Ver.FM) 1セット 79,000円
・NGKパワーケーブル 4本 11,200円
・点火プラグ 4本 1,840円 (ブリスクプラグも選択可)
・上記装着セッティング工賃 15,000~25,000円

作業のご予約については、随時受け付けをしておりますので、ご遠慮なくお問い合わせください。



ファクトリーまめしばでは、マシン持ち込みでの、CRキャブレターに対するMノズル&PEEK製リンクロッド装着&セッティングサービスを行っております。その効果は想像以上・・・
ご希望の方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。
作業時間は半日程度ですので、日帰りにて十分に可能となります。
また、愛車を題材にしてのセッティングガイダンスも平行して行いますし、具体的なセッティング方法、ジェット交換要領などもご説明いたします。
たとえば、今の季節でこの組み合わせだから、もっと気温が下がったら、スロージェットをこうしてジェットニードルをこんな感じに・・・とかね・・・
その後、ご自身の手によって、さらに好みのセットに煮詰めて行くのも楽しいものですよ。
具体的な価格等については下記の記事を参照ください。
これを機に、セッティングの迷路から脱出できることを考えれば格安と思います。

Mノズル&PEEK製リンクロッドの装着サービス



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まめしばスペシャルパーツのインプレ集は下記リンク先を参照ください。
全て、実際に購入していただいた方々から寄せられたものについて、そのままを掲載したものです。


・Mノズル
価格:1個4,000円


・CR-Mキャブレター
価格:1機 202,000円~


・強化フロントアクスルキット
価格:1セット 43,000円


・V-UP16
価格:1個 26,000円


・マルチスパークアンプ(MSA)
価格:1個 38,000円


・ルブロスプロメディック(オイル添加剤)
価格:1L 8,000円


その他、レデューサー、NGCエキゾーストシステム、SOHCエンジニアリング製ピストンキット&コンプリートエンジンなど、様々な部品をプロデュースしております。
いずれも、自信を持ってお勧めできるものばかりです。


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これらの部品や作業等に関する各種お問い合わせは、
mameshiba198★gmail.com(★に@を入れてください)
までどうぞご遠慮なくメールをお送りいただくか、直接お電話をください。



〒250-0852
神奈川県小田原市栢山(カヤマ)2925-3
ファクトリーまめしば
TEL 090-3342-1234
FAX 0465-46-7041
mameshiba198@gmail.com

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mameshiba198

Author:mameshiba198
ファクトリーまめしばにおける日々の作業内容についてご紹介しております。
また、オートバイを構成する各部について、その原理や法則に及びつつ、実践的なノウハウも盛り込んでおりますので、参考にしていただければ幸いです。

ファクトリーまめしばの営業について、特段に定休日や営業時間を設けておりませんが、一人で切り盛りしておりますので、おいでになる際には、あらかじめのご連絡をいただければと思います。

〒250-0852
神奈川県小田原市栢山2925-3
株式会社ファクトリーまめしば
Tel:090-3342-1234
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Mail:mameshiba198@gmail.com

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