FC2ブログ

Entries

MさんのZ1エンジンオーバーホール その2~シリンダーヘッド、バルブ周りの状態とヘリサート加工

にほんブログ村 バイクブログ バイク カスタムへ
このアイコンをワンクリック願います。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
日々、新しいチャレンジを続けるファクトリーまめしばに、皆様の応援クリックをよろしくお願いいたします。





シャーシダイナモを利用した各種計測及びセッティングサービスを開始します。
メニュー詳細については、下記を参照ください。
シャーシダイナモを装備する店舗等は複数存在するところですが、ファクトリーまめしばならではの画期的な内容と自負しています。

シャーシダイナモ利用による各種サービスの開始について



ファクトリーまめしばオリジナルパーツのウェブショップを開設いたしました。
どのような商品ラインナップがあるのか、どうぞこちらにてご確認ください。
もちろん、ウェブショップからでもご購入いただけますが、従来どおりにメールやお電話でのご注文でもかまいません。


ファクトリーまめしば:WEB SHOP

ファクトリーまめしば:WEB SHOPのお知らせ



ファクトリーまめしばオリジナルオイルのご注文については、こちらのショッピングカートよりお願いいたします。また、メール若しくはお電話、FAXでのご注文も承ります。

ショッピングカート:オリジナルオイル






川崎市在住のMさんより、Z1へのウオタニSP-2(Ver.FM)装着及びCRキャブレターセッティングについてご依頼をいただきました。
このZ1、数年前にMさんのお父様が購入したものなのですが、その当初から調子が芳しくなく、ほとんど乗らずにガレージに鎮座していたとのことです。購入後の推定走行距離は2,000kmあまり・・・
今回、お父様と相談の結果、おそらく点火系とキャブレターの問題であろうという見立てに基づいて、先のご依頼となったわけです。

このOH作業経過はこちらにまとめることとしましたので、どうぞご覧になってください。



MさんのZ1エンジンオーバーホール





さて、OH作業を進めましょう。
今日は、シリンダーヘッド及びバルブ周りの状態を確認、そして、カムホルダーを始めとする各メネジの処理についてご紹介します。

Mさんのお父様がこの車両をご購入する直前に行われたオーバーホール作業は、必ずしも適切なものではなかったと言わざるを得ません。具体的にどのような背景の下で行われたのかは私の知るところではありませんし、予算の都合など、その全てが作業者に帰するものではないのかも知れません。
しかし、分解して組み立てるだけでも相応のコストがかかるのですから、エンジンを開けて作業着手する以上、然るべき確実性を担保するのが賢明な選択でしょう。
現に、数千キロも走らないうちに、いや、作業直後から燃焼室内へのオイル侵入という問題を抱えていたのですから、結果としてそのオーバーホール作業は失敗であったということにしかなりません。
ここで旧車に乗る諸兄が知っておくべきことは、エンジンを開ける以上は、セオリーどおりにやるべきことをきちんとやるということです。中途半端にやるのであれば、エンジンは開けないのが得策です。開けなくてはまともに走れない状態であるのならば、資金確保できるまで待つということになります。そうでなければ、お金をドブに捨てることになりますよ。

本題に入りましょう。

まず、燃焼室の様子からです。
ピストンヘッドの状態と同様に、3番以外の燃焼室にはオイルがベッタリと侵入しています。特に1番がひどいですね。
これでは点火プラグがオイルでかぶってしまってまともに走行することはできません。

P5150550.jpg





バルブガイドのガタについては動画でご覧ください。
よくもここまでガタつくまで減りましたねというレベルですが、Zなどの旧車エンジンでは普通のことです。だからこそオーバーホールが必要ということです。
しかし、前回のオーバーホールでは、このガタつきには目をつぶり、ステムシールの交換だけで済ませているというところが問題なのです。
せっかくエンジンを開けたのですから、やるべきセオリー作業はして欲しかったですね。








1番のインテークバルブについては、抜く際に大きなひっかかり感を感じるものでした。その原因は、矢印で示した傷にあります。
おそらく、前回の作業者は、このバルブをボール盤にチャッキングしてカーボン落としをしたのではないかと思われますが、そのチャッキングの際に傷つけたものと思われます。
傷つけたこと自体も失敗ですが、そのバルブを挿入する際に気づいたはずのところ、そのまま無理やり差し込んだに相違ありません。この抵抗感は、気づかないというレベルではありません。おそらく、1番シリンダーへのオイル侵入が最も激しかった原因はこれにあると思われます。
過失は酌量の余地がないではありませんが、故意によるものは余地すらありません。

P5150554.jpg







カムホルダーめねじのトルクチェックを行います。
結果は、エキゾースト側は全滅、ほとんどトルクがかかりません。
これについて、オーバーホール後のわずか2,000kmあまりの走行によってこうなるはずもありません。前回の作業時、カムホルダーを規定トルクで締め付ける際には絶対にわかっていたはずなのです。

P5150558.jpg







エキゾースト側のめねじには全てヘリサートを入れることとします。
その際、ボール盤を使って垂直に下穴を開けることが極めて重要になります。
このネジ穴がわずかでも傾いたとしたら、そのヘッドはゴミ同然となります。
車載のままここにヘリサートを入れることも、場所によってはできなくはありませんが、相当に熟練した作業者が慎重に行わないと・・・いや、それでもリスクは否めませんので、確実に行うためには、たとえ1か所であってもヘッドを降ろして実施するのが確実です。
万が一でも・・・その場合のリスクはあまりに大きなものとなります。

P5150559.jpg







次の工程であるタップ立ても同様です。
まっすぐに開けた下穴に、まっすぐタップを立てる作業、それは決して簡単なものではありません。
確実なのは、やはりこのようにしてボール盤を使うことです。

P5150561.jpg






ボール盤上でまっすぐにタップを立てた後は、このようにして手作業で行います。
この時も、送ったり戻したりしながら、慎重に進めましょう。万が一の失敗も許されないのですからね。

P5150564.jpg






この作業を行うにあたっては、ドリル開け、タップ立てのそれぞれの過程において、ネジ穴に残った切子を完全に取り除くことが重要です。
万が一の失敗も許されないのですから・・・

P5150565.jpg






細いノズルを奥まで差し入れてエアーで吹いたからと言って、絶対に残っていない保証はありません。ライトで照らして目視確認することが重要です。
吹き飛ばして残っていないはずということと、絶対に残っていないというのは別のこととなります。重要なことは、切子が残っていないということです。

P5150566.jpg






ヘリサートを挿入します。使うのは、十分な長さを持つ2Dです。
このとき、挿入工具で押し付けすぎるとヘリサートが山飛びを起こして厄介な後始末をするハメになりますので、最後まで気を抜くことなく作業しましょう。

P5170579.jpg






一定の手ごたえを感じつつ、ヘリサートの挿入を完了したなら、挿入タングを折り取りますが、このとき、折ったタングをネジ穴の中に残したままにしてはなりません。ネジを締め付ける際に噛み込んだりすると、極めてやっかいなことになります。
確実に取り除くこと・・・

P5170581.jpg






全ての作業が完了したならば、新品のネジを指先で挿入して確認しましょう。このとき、スルスルと奥までスムーズに入ることを確認するのです。
然るべき結果が得られたのかどうか、所定の目的を達することができたのかについて確認作業を怠ってはなりません。

P5170580.jpg






その他の問題がないネジ穴についても、全てにタップを通し、念入りにエアブローを行います。

P5170582.jpg






これらの作業は、多少の熟練は要するものの、さほど高い技術を要するというほどのことではありません。
重要なことは、十分な段取りと慎重な作業、そしてしつこいほどの確認です。
そして、エンジンオーバーホール作業の本質は、こういうところにこそあるのです。









ブリスクプラグの入手にあたっては、こちらのショッピングカート、若しくはメールにてご注文ください。
ショッピングカートにて在庫切れ表示がされているものについては、メールにてご注文をいただければ、入荷次第に速やかに発送いたします。
ブリスクプラグのご購入は、十分なテストとデータノウハウを蓄積しているファクトリーまめしばにてお願いいたします。

ショッピングカート:ブリスク


このブリスクプラグの検証については、こちらにまとめてありますので、どうぞご覧になってください。

ブリスクプラグ


注目すべきインプレ集はこちらです。

ブリスクLGSプラグのインプレ集


ファクトリーまめしばにおける装着セッティングサービスの詳細例については、こちらにまとめてありますのでご覧になってください。

カワサキZ系 装着&セッティングサービス

カワサキニンジャ系 装着&セッティングサービス

カワサキザッパー系 装着&セッティングサービス

スズキGS系 装着&セッティングサービス

スズキ空冷GSX&カタナ系 装着&セッティングサービス

スズキ油冷系 装着&セッティングサービス

ホンダCB-K系 装着&セッティングサービス

ホンダCB-F系 装着&セッティングサービス






CR-Mキャブレターの製作や装着セッティングについては、詳細なお見積りをお作りするご用意がありますので、関心をお持ちの方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。


〒250-0852
神奈川県小田原市栢山(カヤマ)2925-3
ファクトリーまめしば
TEL 090-3342-1234
FAX 0465-46-7041
mameshiba198@gmail.com




ファクトリーまめしばでは、これだけの作業を日帰りで行うことができます。
ちなみに、概算のコストは下記の程度となりますので、参考にしてください。

※CRキャブレター関係
・Mノズル 4個 16,000円
・PEEK製リンクロッド 4個 8,000円
・低レートサブリターンスプリング 1本 1,000円
・ジェット代 適宜
・上記組み付け&セッティング工賃 30,000~40,000円
注:スロットルホルダー、スロットルパイプ、スロットルワイヤー等については、私の基準とする操作性や作動性を確保するため、交換させていただくことがあります。

※SP-2関係
・Z用SP-2(Ver.FM) 1セット 79,000円
・NGKパワーケーブル 4本 11,200円
・点火プラグ 4本 1,840円 (ブリスクプラグも選択可)
・上記装着セッティング工賃 15,000~25,000円

作業のご予約については、随時受け付けをしておりますので、ご遠慮なくお問い合わせください。



ファクトリーまめしばでは、マシン持ち込みでの、CRキャブレターに対するMノズル&PEEK製リンクロッド装着&セッティングサービスを行っております。その効果は想像以上・・・
ご希望の方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。
作業時間は半日程度ですので、日帰りにて十分に可能となります。
また、愛車を題材にしてのセッティングガイダンスも平行して行いますし、具体的なセッティング方法、ジェット交換要領などもご説明いたします。
たとえば、今の季節でこの組み合わせだから、もっと気温が下がったら、スロージェットをこうしてジェットニードルをこんな感じに・・・とかね・・・
その後、ご自身の手によって、さらに好みのセットに煮詰めて行くのも楽しいものですよ。
具体的な価格等については下記の記事を参照ください。
これを機に、セッティングの迷路から脱出できることを考えれば格安と思います。

Mノズル&PEEK製リンクロッドの装着サービス



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


まめしばスペシャルパーツのインプレ集は下記リンク先を参照ください。
全て、実際に購入していただいた方々から寄せられたものについて、そのままを掲載したものです。


・Mノズル
価格:1個4,000円


・CR-Mキャブレター
価格:1機 202,000円~


・強化フロントアクスルキット
価格:1セット 43,000円


・V-UP16
価格:1個 26,000円


・マルチスパークアンプ(MSA)
価格:1個 38,000円


・ルブロスプロメディック(オイル添加剤)
価格:1L 8,000円


その他、レデューサー、NGCエキゾーストシステム、SOHCエンジニアリング製ピストンキット&コンプリートエンジンなど、様々な部品をプロデュースしております。
いずれも、自信を持ってお勧めできるものばかりです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



これらの部品や作業等に関する各種お問い合わせは、
mameshiba198★gmail.com(★に@を入れてください)
までどうぞご遠慮なくメールをお送りいただくか、直接お電話をください。



〒250-0852
神奈川県小田原市栢山(カヤマ)2925-3
ファクトリーまめしば
TEL 090-3342-1234
FAX 0465-46-7041
mameshiba198@gmail.com

スポンサーサイト



ご案内

プロフィール

mameshiba198

Author:mameshiba198
FC2ブログへようこそ!

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

カレンダー

09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

全記事表示リンク

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
車・バイク
5位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
バイク
1位
アクセスランキングを見る>>

カテゴリ