2018.11/13 [Tue]
フルレストアオーバーホール後、走行1,300kmのZ1をエンジンオーバーホールする その5~ピストン&シリンダー周り
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もちろん、ウェブショップからでもご購入いただけますが、従来どおりにメールやお電話でのご注文でもかまいません。
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ファクトリーまめしばオリジナルオイルのご注文については、こちらのショッピングカートよりお願いいたします。また、メール若しくはお電話、FAXでのご注文も承ります。
ショッピングカート:オリジナルオイル
旧車専門店にてフルオーバーホールレストア済とのZ1を購入し、納車直後から様々なトラブルが生じたにもかかわらず、販売した専門店は十分な対応をしてはくれませんでした。
その後、依然として走ることができないまま4年の歳月が経過したのですが、意を決してファクトリーまめしばへと持ち込まれてきたこのZ1、その原因は果たして・・・
前回までの経過記事はこちらですので、前置きとしてお読みください。
フルレストアオーバーホール後、走行1,300kmのZ1をエンジンオーバーホールする その1~購入後の経過
フルレストアオーバーホール後、走行1,300kmのZ1をエンジンオーバーホールする その2~シリンダー&ピストンの状態
フルレストアオーバーホール後、走行1,300kmのZ1をエンジンオーバーホールする その3~シリンダーヘッド&バルブ周りの状態
フルレストアオーバーホール後、走行1,300kmのZ1をエンジンオーバーホールする その4~シリンダーヘッドの内燃機加工が完了
さて、シリンダーヘッド周りに続いて、シリンダー&ピストン周りの内燃機加工が完了しました。
ピストンの選定にはいくつかの選択肢があったところですが、今回は、SOHCエンジニアリング製66mmピストンキットを使用することとしました。
この66mmというボア径は、純正ノーマルと同じですので、排気量も903ccのノーマルとなります。
ちょっと考えてみてください。ノーマルボアということは、これを使用するにあたっては、ライナー製作入れ替えが前提となります。
たとえば、0.5mmオーバーの66.5mmとすればオーバーサイズピストンとしても使用することができますので、売りやすさという意味では良いかも知れませんね。
しかし、Zを始めとする旧車のエンジンオーバーホールにあたっては、ライナーの製作と交換というのがベストとなります。あまりこの部分についての認識はないのかも知れませんが、その効果は絶大です。
以前にも書きましたが、ノーマルのシリンダーライナーは、そのすべてが緩くなっているものなのです。
詳細については、こちらの記事カテゴリーを通読してください。エンジンオーバーホールにおけるピストン&シリンダー周りは如何にするべきかについて、その認識が改まることとなるでしょうし、ユーザーサイドがこれら事実を認識することは極めて重要なことです。また、これら一連の記事が、旧車エンジンオーバーホールに携わる関係向きに相当の衝撃を与え、様々な物議を醸しつつも大きな警鐘を鳴らすこととなりました。
エンジンブロー
この事実に基づき、Z1用66mmピストンキットは、ライナー製作入れ替えを前提として製作したという、実に高い志を込めたものなのです。


SOHCエンジニアリング渡辺さんによってシリンダーが仕上げられました。


ライナーの厚みは4.5mmもあります。
この分厚いライナーが、高いシリンダー剛性を実現します。
燃焼室内において発生する高い燃焼圧力をがっちりと受け止めるとともに、高い熱容量をもって、安定した放熱性能を持ちます。

さあ、組み立てを開始しましょう。
まず、ピストンリングの刻印を確認します。
この刻印を上にして組むのがセオリーとなりますが、上下を間違えた場合、盛大なオイル上がりに見舞われてしまいます。

もうひとつ重要なことは、オイルリングのエキスパンダー合口が重ならないように注意することです。
このようにして、合口が突き合うようになっていなくてはなりません。

リングの組付けが完了しました。
ここで、再度にわたって上下に間違いがないか、合口が突き合っているかを確認しましょう。きちんと組んだはずというのは許されません。絶対に間違いなく組んだという確証がなくてはなりません。

次にピストンをコンロッドに組み付けます。

シリンダーを挿入する前に、ダウエルピンやベースガスケット、そしてZの場合にはカムチェーンローラーなどを確実に組付けます。
そして、シリンダーの挿入を容易にするために、ピストンスカートの下に下駄をかませます。

シリンダーを挿入しますが、この時には、ピストンリングの噛み込みなどに細心の注意を払わなくてはなりません。

挿入を終えたなら、シリンダーを仮固定します。

カムチェーン噛み込みに注意しながらクランクをゆっくりと回して、異常な抵抗感などがないかを確認します。

クランクを上死点位置に合わせたとき、ピストントップがライナー上端と面一になっていることを確認します。

ヘッドガスケットやダウエルピン、カムチェーンローラーやOリングなどを組み付けます。
この時にも、忘れ物がないかどうかを確認しましょう。
また、シリンダー上面とヘッド下面の脱脂も忘れずに行いましょう。

ヘッドを載せたなら、数回に分けて規定トルクまで締め付けます。

さて、続きはまた後日にご紹介します。
ブリスクプラグの入手にあたっては、こちらのショッピングカート、若しくはメールにてご注文ください。
ショッピングカートにて在庫切れ表示がされているものについては、メールにてご注文をいただければ、入荷次第に速やかに発送いたします。
ブリスクプラグのご購入は、十分なテストとデータノウハウを蓄積しているファクトリーまめしばにてお願いいたします。
ショッピングカート:ブリスク
このブリスクプラグの検証については、こちらにまとめてありますので、どうぞご覧になってください。
ブリスクプラグ
注目すべきインプレ集はこちらです。
ブリスクLGSプラグのインプレ集
ファクトリーまめしばにおける装着セッティングサービスの詳細例については、こちらにまとめてありますのでご覧になってください。
カワサキZ系 装着&セッティングサービス
カワサキニンジャ系 装着&セッティングサービス
カワサキザッパー系 装着&セッティングサービス
スズキGS系 装着&セッティングサービス
スズキ空冷GSX&カタナ系 装着&セッティングサービス
スズキ油冷系 装着&セッティングサービス
ホンダCB-K系 装着&セッティングサービス
ホンダCB-F系 装着&セッティングサービス
CR-Mキャブレターの製作や装着セッティングについては、詳細なお見積りをお作りするご用意がありますので、関心をお持ちの方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。
〒250-0852
神奈川県小田原市栢山(カヤマ)2925-3
ファクトリーまめしば
TEL 090-3342-1234
FAX 0465-46-7041
mameshiba198@gmail.com
ファクトリーまめしばでは、これだけの作業を日帰りで行うことができます。
ちなみに、概算のコストは下記の程度となりますので、参考にしてください。
※CRキャブレター関係
・Mノズル 4個 16,000円
・PEEK製リンクロッド 4個 8,000円
・低レートサブリターンスプリング 1本 1,000円
・ジェット代 適宜
・上記組み付け&セッティング工賃 30,000~40,000円
注:スロットルホルダー、スロットルパイプ、スロットルワイヤー等については、私の基準とする操作性や作動性を確保するため、交換させていただくことがあります。
※SP-2関係
・Z用SP-2(Ver.FM) 1セット 79,000円
・NGKパワーケーブル 4本 11,200円
・点火プラグ 4本 1,840円 (ブリスクプラグも選択可)
・上記装着セッティング工賃 15,000~25,000円
作業のご予約については、随時受け付けをしておりますので、ご遠慮なくお問い合わせください。
ファクトリーまめしばでは、マシン持ち込みでの、CRキャブレターに対するMノズル&PEEK製リンクロッド装着&セッティングサービスを行っております。その効果は想像以上・・・
ご希望の方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。
作業時間は半日程度ですので、日帰りにて十分に可能となります。
また、愛車を題材にしてのセッティングガイダンスも平行して行いますし、具体的なセッティング方法、ジェット交換要領などもご説明いたします。
たとえば、今の季節でこの組み合わせだから、もっと気温が下がったら、スロージェットをこうしてジェットニードルをこんな感じに・・・とかね・・・
その後、ご自身の手によって、さらに好みのセットに煮詰めて行くのも楽しいものですよ。
具体的な価格等については下記の記事を参照ください。
これを機に、セッティングの迷路から脱出できることを考えれば格安と思います。
Mノズル&PEEK製リンクロッドの装着サービス
ファクトリーまめしば、新拠点へのアクセスは下記のとおりです。
・東名高速道路大井松田ICから5.5km、所要10分
・小田原厚木道路小田原東ICから5km、所要10分
・小田急小田原線栢山駅から徒歩5分
地図はこちらをご覧下さい。
新拠点の地図
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まめしばスペシャルパーツのインプレ集は下記リンク先を参照ください。
全て、実際に購入していただいた方々から寄せられたものについて、そのままを掲載したものです。
・Mノズル
価格:1個4,000円
・CR-Mキャブレター
価格:1機 165,000円~
・強化フロントアクスルキット
価格:1セット 40,000円
・V-UP16
価格:1個 26,000円
・マルチスパークアンプ(MSA)
価格:1個 38,000円
・ルブロスプロメディック(オイル添加剤)
価格:1L 8,000円
その他、レデューサー、NGCエキゾーストシステム、SOHCエンジニアリング製ピストンキット&コンプリートエンジンなど、様々な部品をプロデュースしております。
いずれも、自信を持ってお勧めできるものばかりです。
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ファクトリーまめしばスペシャルパーツのリンクはこちらです
ファクトリーまめしばスペシャルパーツ
これらの部品や作業等に関する各種お問い合わせは、
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までどうぞご遠慮なくメールをお送りいただくか、直接お電話をください。
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