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GS1000と日々の日記

ファクトリーまめしばにおける日々の作業内容についてご紹介しております。

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フルレストアオーバーホール後、走行1,300kmのZ1をエンジンオーバーホールする その3~シリンダーヘッド&バルブ周りの状態

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ファクトリーまめしばオリジナルパーツのウェブショップを開設いたしました。
どのような商品ラインナップがあるのか、どうぞこちらにてご確認ください。
もちろん、ウェブショップからでもご購入いただけますが、従来どおりにメールやお電話でのご注文でもかまいません。


ファクトリーまめしば:WEB SHOP

ファクトリーまめしば:WEB SHOPのお知らせ



ファクトリーまめしばオリジナルオイルのご注文については、こちらのショッピングカートよりお願いいたします。また、メール若しくはお電話、FAXでのご注文も承ります。

ショッピングカート:オリジナルオイル




旧車専門店にてフルオーバーホールレストア済とのZ1を購入し、納車直後から様々なトラブルが生じたにもかかわらず、販売した専門店は十分な対応をしてはくれませんでした。
その後、依然として走ることができないまま4年の歳月が経過したのですが、意を決してファクトリーまめしばへと持ち込まれてきたこのZ1、その原因は果たして・・・

前回までの経過記事はこちらですので、前置きとしてお読みください。

フルレストアオーバーホール後、走行1,300kmのZ1をエンジンオーバーホールする その1~購入後の経過

フルレストアオーバーホール後、走行1,300kmのZ1をエンジンオーバーホールする その2~シリンダー&ピストンの状態





昨日は、すり減って樽型になってしまっているシリンダーはそのままに、ピストン&リングだけを新品に交換していることが判明した旨をご紹介しましたが、それによって激しいオイル上がりを起こしていることに間違いはありません。
本日は、引き続いてシリンダーヘッド&バルブ周りの状態について確認した結果をご紹介しましょう。
まあ、シリンダー周りがあの状態ですので、こちらも相応にひどいであろうことは予想してはいましたが・・・

燃焼室は、このようにオイルがべったりと付着しています。
しかし、ほぼ新品状態でカーボンの付着がわずかであったピストンヘッドと比較すると、こちらは相当量のカーボンがびっしりと堆積している状態です。

PA256417.jpg

PA186312.jpg






排気ポート出口には、このように液体ガスケットが大量に盛り付けられています。
こんなもので排気漏れを止めることができるはずもありませんので、何の目的で行われたのか、全く意味不明です。このエンジン作業を行った作業者のレベルは、こういうところにも象徴的に表れているということです。
一言で表現すれば、素人以下です。

PA256418.jpg






燃焼室及び排気ポート内には、1mm以上の厚さでカーボンが堆積していました。
これは、スクレッパーで荒落としをした状態ですが、この削り取られた量を見てもおわかりでしょう。
このエンジンは、フルオーバーホール後1,300kmしか走行していませんが、これだけのカーボンが堆積するには、最低でも数万km以上の走行と相当の年月が必要でしょう。
つまり、1,300km前、販売にあたって行われたオーバーホールでは、これだけ堆積したカーボンを落とす作業が行われていなかったということです。
それをフルオーバーホールと謳うのですから、ハナッからきちんとやる気など毛頭なかったということです。

PA256420.jpg






対して、吸排気バルブは某リプロ品に交換されています。
Zの場合、まだ純正の新品バルブがメーカーから供給されるのですが、このような低品質のリプロ品を使用する理由は、はるかに安価だからという以外にはありません。

PA306445.jpg






そして、オーバーホール時には、すでに相当に深くシートカットが行われていたようで、ステムエンドはバルブクリアランスを確保するための研削が行われています。
しかし、その作業はハンドグラインダーか何かで手作業したようで、こんなに適当な荒い仕上げです。ちなみに、斜めに研削されてしまっていて、ステムエンドの当たりもひどい片当たりになってしまっています。
そして理解できないのは、クリアランスを確保するための研削までしているのに、バルブクリアランスは0.04以下から0.25という、ありえないほどのバラバラであるということです。
どこからどこまでも徹底したいいかげんぶり・・・

PA306450.jpg






ちなみに、バルブガイドも減りに減ってしまっており、このとおりのガタガタです。






総括すると、下記のとおりです。
数万キロ、もしかすると10万km以上を走行し、カーボンは盛大に堆積し、バルブガイドも摩耗し切ったシリンダーヘッドに、安価なリプロの吸排気バルブを入れただけ。
それも、手作業で適当な研削のおまけつきということです。
そして、ステムエンドを研削しているということは、エンジンオーバーホール時に何をするべきかを知っているということです。
先日のシリンダー&ピストンについても、すり減って樽状になったシリンダーに純正ピストン&リングを入れただけ。
ピストン&リングを交換しているということは、シリンダー周りが摩耗しているのを知っていたということです。
にもかかわらずこの体たらくということは、ハナッからまともなオーバーホールをする気はなかったということ・・・

さて、これらシリンダー&シリンダーヘッドは、セオリーどおりのオーバーホールをするべく、内燃機加工業者に委ねているところです。
その加工が終わって組み立て作業に取り掛かるまでの間、このシリーズ連載は一時休止となります。

この車両を販売した業者は、自身のHPやブログでは、エンジンを始めマシン全体を隅々まできちんとオーバーホールして仕上げる過程について、詳細な解説とともに掲載していますし、バイク雑誌などでもその旨の紹介がされています。
特に、エンジンオーバーホールにあたっては、いくつかのスペシャルなオリジナルパーツを惜しみなく投入、高い技術に基づく緻密な作業をすることで、末永く安心してZを乗り続けられるということを強調して宣伝しています。
つまり、宣伝上においては、素晴らしい作業を行うZ専門店ということです。Iさんは、それらを見て、その内容を信じた結果、このZ1を高額なローンを組んで購入したのです。

その結果・・・

何度も書いていますが、それでもなおかつ、知識や経験を持たなかったIさんに落ち度があるのでしょうか。
この専門店は、言っていることとやっていることの間にここまでの乖離があるのですから、それは確信的犯行とのそしりを免れることはできません。
このような業者を擁護する余地があるのでしょうか。

メーカーの新車と違って、何の保証もないのが旧車です。なにせ、生産から40年あまりの歳月が経過し、その間、どのような履歴があるのかについては、ベース車を仕入れた業者ですら知りようがありません。
業者は、仕入れて分解してみて初めて、自らの在庫ベース車の状態を把握するのですから、そういう意味では業者にとっても旧車ベース車の仕入れにはリスクが伴います。
しかし、現状販売のノークレームだとして安価に販売するならまだしも、フルオーバーホールと言いながら、そのリスクについて、ユーザーに全てを転嫁するというのはどういうことなのでしょうか。
通常のユーザー感覚に立てば、有名専門店でのフルオーバーホールと言えば、それは悪いところの全てについて、高い技能を持ったメカニックが丁寧な作業を尽くし、新車相当、若しくはそれ以上の最高の状態になっているものと信じるのが普通でしょう。
なにせ、専門店は、そのように宣伝しているのですから・・・

このような旧車業界の現実は、昨日今日に生じたわけではありませんので、それを踏まえた上で、ユーザーも相応の知識と見る目を養うべきであるというのは正論ですし、私もそう思っています。
しかし、ユーザーもそういう知識を涵養すべきであるという問題と、業者が行うべき作業、行うと約束した作業を確実に履行すべきであるということは、全くの別問題です。
そもそも、全ての業者が誠実に仕事をしていれば、ユーザーがそのような心配をする必要など皆無なのです。
例えてみれば、若い女性が短いスカートに煽情的なスタイルで酩酊しながら夜道を歩く、それに対して、「そんなことをすると危ないからやめなさい」と注意するのは正論です。
しかし、そういう行動の結果、行きずりに暴行被害を受けてしまった女性に対して、「そんな恰好で歩いた貴女が悪い」と責めるのと同じことです。
そもそも誰が悪いのか・・・
そういう被害がないような安全な社会を作ること、そのような犯罪者を社会から排除すること、転ずれば、今回のIさんのような目に遭うユーザーを生まないような業界にすることこそ、問題に正対した姿勢だということです。
オートバイ業者、オートバイ業界人、その関連周辺者、加えて全てのユーザーは、そもそも誰が悪いのか、本来はどうあるべきなのかということについて、真剣に考えるべきではないかと思っています。








ブリスクプラグの入手にあたっては、こちらのショッピングカート、若しくはメールにてご注文ください。
ショッピングカートにて在庫切れ表示がされているものについては、メールにてご注文をいただければ、入荷次第に速やかに発送いたします。
ブリスクプラグのご購入は、十分なテストとデータノウハウを蓄積しているファクトリーまめしばにてお願いいたします。

ショッピングカート:ブリスク


このブリスクプラグの検証については、こちらにまとめてありますので、どうぞご覧になってください。

ブリスクプラグ


注目すべきインプレ集はこちらです。

ブリスクLGSプラグのインプレ集


ファクトリーまめしばにおける装着セッティングサービスの詳細例については、こちらにまとめてありますのでご覧になってください。

カワサキZ系 装着&セッティングサービス

カワサキニンジャ系 装着&セッティングサービス

カワサキザッパー系 装着&セッティングサービス

スズキGS系 装着&セッティングサービス

スズキ空冷GSX&カタナ系 装着&セッティングサービス

スズキ油冷系 装着&セッティングサービス

ホンダCB-K系 装着&セッティングサービス

ホンダCB-F系 装着&セッティングサービス






CR-Mキャブレターの製作や装着セッティングについては、詳細なお見積りをお作りするご用意がありますので、関心をお持ちの方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。


〒250-0852
神奈川県小田原市栢山(カヤマ)2925-3
ファクトリーまめしば
TEL 090-3342-1234
FAX 0465-46-7041
mameshiba198@gmail.com




ファクトリーまめしばでは、これだけの作業を日帰りで行うことができます。
ちなみに、概算のコストは下記の程度となりますので、参考にしてください。

※CRキャブレター関係
・Mノズル 4個 16,000円
・PEEK製リンクロッド 4個 8,000円
・低レートサブリターンスプリング 1本 1,000円
・ジェット代 適宜
・上記組み付け&セッティング工賃 30,000~40,000円
注:スロットルホルダー、スロットルパイプ、スロットルワイヤー等については、私の基準とする操作性や作動性を確保するため、交換させていただくことがあります。

※SP-2関係
・Z用SP-2(Ver.FM) 1セット 79,000円
・NGKパワーケーブル 4本 11,200円
・点火プラグ 4本 1,840円 (ブリスクプラグも選択可)
・上記装着セッティング工賃 15,000~25,000円

作業のご予約については、随時受け付けをしておりますので、ご遠慮なくお問い合わせください。



ファクトリーまめしばでは、マシン持ち込みでの、CRキャブレターに対するMノズル&PEEK製リンクロッド装着&セッティングサービスを行っております。その効果は想像以上・・・
ご希望の方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。
作業時間は半日程度ですので、日帰りにて十分に可能となります。
また、愛車を題材にしてのセッティングガイダンスも平行して行いますし、具体的なセッティング方法、ジェット交換要領などもご説明いたします。
たとえば、今の季節でこの組み合わせだから、もっと気温が下がったら、スロージェットをこうしてジェットニードルをこんな感じに・・・とかね・・・
その後、ご自身の手によって、さらに好みのセットに煮詰めて行くのも楽しいものですよ。
具体的な価格等については下記の記事を参照ください。
これを機に、セッティングの迷路から脱出できることを考えれば格安と思います。

Mノズル&PEEK製リンクロッドの装着サービス




ファクトリーまめしば、新拠点へのアクセスは下記のとおりです。
・東名高速道路大井松田ICから5.5km、所要10分
・小田原厚木道路小田原東ICから5km、所要10分
・小田急小田原線栢山駅から徒歩5分

地図はこちらをご覧下さい。
新拠点の地図



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まめしばスペシャルパーツのインプレ集は下記リンク先を参照ください。
全て、実際に購入していただいた方々から寄せられたものについて、そのままを掲載したものです。


・Mノズル
価格:1個4,000円


・CR-Mキャブレター
価格:1機 165,000円~


・強化フロントアクスルキット
価格:1セット 40,000円


・V-UP16
価格:1個 26,000円


・マルチスパークアンプ(MSA)
価格:1個 38,000円


・ルブロスプロメディック(オイル添加剤)
価格:1L 8,000円


その他、レデューサー、NGCエキゾーストシステム、SOHCエンジニアリング製ピストンキット&コンプリートエンジンなど、様々な部品をプロデュースしております。
いずれも、自信を持ってお勧めできるものばかりです。


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ファクトリーまめしばスペシャルパーツのリンクはこちらです


ファクトリーまめしばスペシャルパーツ

これらの部品や作業等に関する各種お問い合わせは、
mameshiba198★gmail.com(★に@を入れてください)
までどうぞご遠慮なくメールをお送りいただくか、直接お電話をください。



〒250-0852
神奈川県小田原市栢山(カヤマ)2925-3
ファクトリーまめしば
TEL 090-3342-1234
FAX 0465-46-7041
mameshiba198@gmail.com

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Author:mameshiba198
ファクトリーまめしばにおける日々の作業内容についてご紹介しております。
また、オートバイを構成する各部について、その原理や法則に及びつつ、実践的なノウハウも盛り込んでおりますので、参考にしていただければ幸いです。

ファクトリーまめしばの営業について、特段に定休日や営業時間を設けておりませんが、一人で切り盛りしておりますので、おいでになる際には、あらかじめのご連絡をいただければと思います。

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神奈川県小田原市栢山2925-3
株式会社ファクトリーまめしば
Tel:090-3342-1234
FAX:0465-46-7041
Mail:mameshiba198@gmail.com

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