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オーバーホール後1万5,000km走行のZ1エンジンをオーバーホールする その1~分解編

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ファクトリーまめしばオリジナルパーツのウェブショップを開設いたしました。
どのような商品ラインナップがあるのか、どうぞこちらにてご確認ください。
もちろん、ウェブショップからでもご購入いただけますが、従来どおりにメールやお電話でのご注文でもかまいません。


ファクトリーまめしば:WEB SHOP


ファクトリーまめしば:WEB SHOPのお知らせ



近隣の平塚市に在住のHさん、お乗りのZ1について、多量の白煙を吐いているということで、以前からご相談をいただいていました。
また、最近に至っては、点火プラグもオイルカーボンによって頻繁にかぶって失火症状が出てしまうという、走行を継続することすら困難な状態に陥ってしまいましたので、これはいよいよエンジンを開けるしかありません。

このZ1は、数年前にエンジンオーバーホール済というものをご購入されたのですが、以降の走行距離は、約1万5,000km程度、良くお話をお聞きしたところ、購入後、ほどなくして白煙吐きが始まり、それは、距離を重ねるごとにひどくなって行ったとのことです。
エンジンオーバーホール済という謳い文句で販売した車両が、ほどない走行で白煙を吐くというのはどういうことなのでしょうか。
Hさんのご依頼に基づき、エンジンを分解してみることとしました。
ちなみに、ベストなチョイスは腰下まで完全分解のフルオーバーホールなのですが、ご予算の都合上、この白煙吐きを直すに必要な範囲での作業依頼です。
幸いなことに、振動レベルは低く、ミッションやクラッチなどに問題は出ていませんので、それもひとつの選択でしょう。ただ、履歴のわからないエンジンですので、現在において問題がないからといって、将来にわたる保障の限りではないというご説明の上での選択です。

P2135847.jpg






これまでに数回にわたって、キャブセッティングを変更しながらプラグチェックを行わせていただいてきましたが、どんなにキャブセッティングを薄く振っても、このように真っ黒になってしまうことに全く変わりはありませんし、このカーボンについても、サラッとしたガソリン由来のものではなく、粘性のあるオイルカーボンであることは明らかです。
また、この間、2回にわたってオイル交換作業もさせていただきましたが、交換後、1,000kmも走らないうちにレベルゲージから油面が見えなくなるほどにオイル消費が激しく、交換時に抜いた廃油も、ブローバイガスの異臭が甚だしい状態でしたので、ピストン&シリンダー周りも相当に摩耗しているものと思料されていました。
まあ、Hさんにしてみれば、オーバーホール済ということで購入したマシンですので、オイル上がりやオイル下がりの疑い濃厚と言われても、それをすぐに納得できるものではないでしょうから、このように、ある程度の時間をかけて経過を確認の上で納得するというプロセスは必要となります。

P2135846.jpg





さあ、分解してみましょう。
販売した店のオーバーホール作業というものが、実質的にどういうものだったのかについて知る由はありませんので、この盛大な白煙が、シリンダーヘッドバルブ周りからのオイル下がりであるのか、ピストン&シリンダー周りからのオイル上がりなのか、はたまた、その両方なのかについて峻別しなくてはなりませんね。なにせ、予算は限られていますから・・・
まず、マフラーを外し、排気ポート内及び排気バルブステム周りを確認してみたところ、多量のカーボン付着は認められたものの、そこにオイルの付着はありませんでした。
これは、オイル下がりではないな・・・やはり、ピストン&シリンダー周りか・・・
ちなみに、バルブタイミングに問題はありませんでした。

P2135848.jpg






シリンダーヘッド、シリンダー、ピストンまでの分解を完了しました。
ここで、クランクシャフトの位相ずれについて簡易点検をしてみましたが、これは良好でした。
点検棒は、スルスルと通ります。これが通ったからといって、全く問題がないというわけではないのですが、低い振動レベルと相まって、クランクの芯ずれや位相ずれに大きな問題はないものと思われます。
このあたりも、これまでに数回にわたってこのZ1を見せていただき、テスト走行もさせていただいてきましたので、総合的に診断することもできるというものです。

また、ベースガスケットやヘッドガスケットは最近のものに交換されていますので、販売時に行われたエンジン分解作業では、少なくてもシリンダーの分解までは行われていたということになります。
しかし、それぞれには、これでもかというほどにべったりと液体ガスケットが塗布されていますので、作業者の意識レベルには疑問符が付きます。
とにかくオイル漏れはクレームに直結するから・・・・・そういう気持ちは良くわかりますけれどね。

P2135849.jpg









さて、シリンダーライナーの状態ですが、リングが摺動する範囲は、クロスハッチも全くなくなっており、鏡面のようにツルツルです。これは、少なくても10万kmほどは走らないと、ここまで摩耗することはないものと思います。
加えて、ライナー内壁には、錆による腐食も数か所に認められましたが、これも、10年以上にわたって不動期間があったものと思われます。
しかし、これらの経緯は、生産から40年以上も経過しつつ、現在において形を保っている、つまり現存している車両としては、ごく自然で当たり前のことです。

P2145853.jpg






ライナー内壁を指触によって確認してみると、リング摺動範囲の内外には、はっきりわかるほどの段差が認められます。
ライナーは、相当に摩耗が進んでいると同時に、長期不動による錆腐食が進行していたということです。

P2145860.jpg






摘出したピストンですが、サイズはスタンダードサイズでした。オーバーサイズピストンによる補修はされていないということです。
また、トップ&セカンドリングは完全にベタ当たりしていますので、これも摩耗限界を超えているのは明らかです。
そして、トップ~セカンド~オイルの各リング間には、ブローバイ吹き抜けによるカーボン付着が著しい状態であるのもわかります。
また、画像ではわかり難いですが、ピストンスカートには、サンドペーパーでこすって修正した痕跡が明らかに認められますので、このエンジンを開けた作業者は、このピストン&シリンダー周りの摩耗劣化について、それなりに認識していたはずです。
通常、このような状態であれば、オーバーサイズピストンを使い、シリンダーボーリングを行うのがセオリーであり、それこそがエンジンオーバーホール作業の本質部分であるはずですが、このエンジンではそれが省略されていたということです。
その結果、盛大な白煙吐きとオイル消費は、起こるべくして起きた必然の結果です。

P2145858.jpg






これらの摩耗は、走行を重ねたり、長期不動などによる劣化としては、ごく一般的なものですので、いわゆるエンジンオーバーホールをすれば解決することができるものです。
また、先にも書きましたが、生産から40年もの歳月を経つつも現存するものとすれば、ごく当たり前の状態でもあります。
だからこそ、寝ていた旧車を走らせるにあたっては、まずはエンジンオーバーホールが必須となるのです。
問題は、その「エンジンオーバーホール」という概念を都合の良いように曲解し、とりあえず走れれば良い、走り出してほどなく起こる問題については、旧車だからそんなものだなどという詭弁を弄してしまえばよいというケースが少なくないという現実にあります。
いや、全ての業者がそうであるわけではないでしょう。
地道に愚直に取り組んでいる業者も多数存在するでしょうけれど、もうひとつの問題は、これから旧車を購入しようとして訪れている店が、どういうスタンスなのかがわかり難いという点にあります。

対策はないのか・・・
確実なことは、「オーバーホール済」という車両を選択しないということです。
きちんとオーバーホールされたものなのか、売るための付け焼刃的なオーバーホールしかなされていないものなのかについて、外観のみならず、ちょっと走らせてみただけでは判別は困難だからです。
一般的に、仕入れてきた旧車について、売るためだけのオーバーホールに問題が生じやすいのは事実でしょう。誰だって、販売コストは抑えたいでしょうからね。
ノンオーバーホールの現状車をそのまま保障なしで購入し、その後に自分で采配してオーバーホールを依頼するなどするのが、最も間違いのない方法です。
また、販売は現状のまま、オーバーホール作業などは別途の設定という業者の方が、比較的信用できる傾向にあるのかもしれません。
それにあたって、ボアアップなどのチューニングを選択するのか、フルノーマルオーバーホールをするのか、そういう選択肢もユーザーサイドにあるのです。

さあ、このZ1、Hさんのご予算が許す範囲にて最良のオーバーホールすることとしましょう。
やるべきことはわかっています。







ブリスクプラグについては、先日にご紹介したZC/ZSタイプを含めて、現在は全てを在庫しておりますので、入手にあたっては、こちらのショッピングカート、若しくはメールにてご注文ください。
ブリスクプラグのご購入は、十分なテストとデータノウハウを蓄積しているファクトリーまめしばにてお願いいたします。


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このブリスクLGSプラグの検証については、こちらにまとめてありますので、どうぞご覧になってください。

ブリスクプラグ


注目すべきインプレ集はこちらです。

ブリスクLGSプラグのインプレ集



CR-Mキャブレターの製作や装着セッティングについては、詳細なお見積りをお作りするご用意がありますので、関心をお持ちの方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。


〒250-0852
神奈川県小田原市栢山(カヤマ)2925-3
ファクトリーまめしば
TEL 090-3342-1234
FAX 0465-46-7041
mameshiba198@gmail.com








ファクトリーまめしばでは、これだけの作業を日帰りで行うことができます。
ちなみに、概算のコストは下記の程度となりますので、参考にしてください。

※CRキャブレター関係
・Mノズル 4個 16,000円
・PEEK製リンクロッド 4個 8,000円
・低レートサブリターンスプリング 1本 1,000円
・ジェット代 適宜
・上記組み付け&セッティング工賃 30,000~40,000円
注:スロットルホルダー、スロットルパイプ、スロットルワイヤー等については、私の基準とする操作性や作動性を確保するため、交換させていただくことがあります。

※SP-2関係
・Z用SP-2(Ver.FM) 1セット 79,000円
・NGKパワーケーブル 4本 11,200円
・点火プラグ 4本 1,840円 (イリジウムプラグも選択可)
・上記装着セッティング工賃 15,000~25,000円

作業のご予約については、随時受け付けをしておりますので、ご遠慮なくお問い合わせください。



ファクトリーまめしばでは、マシン持ち込みでの、CRキャブレターに対するMノズル&PEEK製リンクロッド装着&セッティングサービスを行っております。その効果は想像以上・・・
ご希望の方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。
作業時間は半日程度ですので、日帰りにて十分に可能となります。
また、愛車を題材にしてのセッティングガイダンスも平行して行いますし、具体的なセッティング方法、ジェット交換要領などもご説明いたします。
たとえば、今の季節でこの組み合わせだから、もっと気温が下がったら、スロージェットをこうしてジェットニードルをこんな感じに・・・とかね・・・
その後、ご自身の手によって、さらに好みのセットに煮詰めて行くのも楽しいものですよ。
具体的な価格等については下記の記事を参照ください。
これを機に、セッティングの迷路から脱出できることを考えれば格安と思います。

Mノズル&PEEK製リンクロッドの装着サービス



大好評のファクトリーまめしばオリジナルオイル開発の経過はこちらにありますので、どうぞご覧になってください。
オリジナルオイルの開発

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価格を含めたサービス内容については、こちらをご覧ください。
常に在庫は確保しております。
オリジナルオイルのデリバリーについて



ファクトリーまめしば、新拠点へのアクセスは下記のとおりです。
・東名高速道路大井松田ICから5.5km、所要10分
・小田原厚木道路小田原東ICから5km、所要10分
・小田急小田原線栢山駅から徒歩5分

地図はこちらをご覧下さい。
新拠点の地図



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全て、実際に購入していただいた方々から寄せられたものについて、そのままを掲載したものです。


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価格:1機 165,000円~


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その他、レデューサー、NGCエキゾーストシステム、SOHCエンジニアリング製ピストンキット&コンプリートエンジンなど、様々な部品をプロデュースしております。
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ファクトリーまめしばスペシャルパーツ

これらの部品や作業等に関する各種お問い合わせは、
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までどうぞご遠慮なくメールをお送りいただくか、直接お電話をください。



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