2018.02/07 [Wed]
Z1のCR29にMノズル&PEEK製リンクロッドを装着セッティング その1~事前コンプレッションチェックにて問題発覚
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千葉県成田市のKさんから、Z1に装着されたCR29にMノズル&PEEK製リンクロッドを装着してセッティングして欲しいとのご依頼をお受けいたしました。
抱えている問題は、中回転域から上が吹けないというもの・・・
とりあえず現車を拝見しないことには何とも言えません。先日、陸送にてマシンが到着しましたので、早速着手することとしましょう。

このZ1、エンジンはショップさんにてオーバーホールして間がないもの、点火系にはウオタニSP-2が装着されているところです。
エンジン本体がパリッとしていて、点火系もハイパフォーマンスなものが装着されているのですから、あとはキャブセッティングをきちんとすれば、気持ち良く走れるものになるはず・・・なのですが・・・
画像750
作業前に試乗してみました。
冷間時の始動性には問題ありませんし、そこからゆっくりと開けて空ぶかしする範囲ではきれいに吹けるのですが・・・
実走してみると、ゆっくりと開けていけば、開度4分の1あたりまではスムーズに加速してくれるのですが、開度2分の1から上は、ゆっくり開けても吹け上がりません。
また、開度4分の1あたりでも、ちょっと大きく開けて加速しようとすると、息をついてしまって加速してくれないという状態です。
う~ん、全域で薄いのは事実ですが、どうも原因はそれだけではなさそう・・・
果たして、キャブセッティングだけの問題なのか、各部をチェックしてみる必要があります。
この、装着されたCR29にMノズル&PEEK製リンクロッドを装着して、いつものとおりササッとセッティングすればバリッと仕上がると思いきや、今回はそうは行きませんでした。
あらあらという感じですが、オーナーのKさんも、全てを任せるとおっしゃってくださいましたので、引き受けた以上は、全てをしっかりと仕上げてやりましょう。

まずは、エンジンコンプレッションをチェックするため、点火プラグを外してみたところ、B8ESが装着されています。
ウオタニSP-2を含む、マイクロコンピューター制御のデジタルイグナイターを使用する場合、ノイズ干渉による誤作動を防止するため、点火プラグには抵抗入りを使うのがお約束です。
プラグキャップに抵抗入りを使えば、プラグは抵抗なしでも構わないという向きも存在するようですが、そんなことはありませんよ。
デジタル回路に対するノイズ干渉は、様々な要素によって症状が出たり出なかったりするものですから、ノイズ干渉の要因となる可能性のあるものに対しては、全ての対策をするのがセオリーです。
微妙な干渉によって、本来プログラムされた動作が阻害されたりすることもありますし、干渉を受けた場合の症状も、エンジン始動すらできなくなる場合から、走るには走るのだけれど、それは本来の状態ではないものになってしまうなど、非常に多様な形となって現れるのです。
ですから、できることは全て行う、ましてや、メーカーが指定している対策については、確実に履行するというのがセオリーとなります。
ウオタニSP-2の説明書には、「抵抗入りプラグを使用」と明記されていますので、そはそのとおり守ることが重要になります。

そして、プラグギャップもスタンダードのままになっています
これも、ウオタニSP-2では、1.1~1.3mmに拡大することが指定されています。
ウオタニSP-2を始め、点火系チューニングをした場合には、プラグギャップを拡大しなくてはならない・・・いや、正確に言えば、プラグギャップを拡大したいから、点火系をチューニングするのです。
大きなプラグギャップを設定することで、そこに長く太い放電柱を走らせ、周囲混合気と触れ合う面積を増大し、それによって着火性が向上します。
そして、この広いプラグギャップに確実に放電させるためには大きな放電エネルギーが必要になりますので、そのために点火系を強化チューニングするのです。
換言すれば、ウオタニSP-2を装着したにもかかわらず、プラグギャップが標準の0.7mmのままだったとしたら、SP-2を奢った意味がないということになります。

さあ、エンジンコンプレッションを計測してみましょう。
ここで問題が露見しました。
1~4番のそれぞれの気筒のうち、2気筒は10キロ弱をマークしましたが、残りの2気筒は8キロに満たないという状態でした。

こうなった場合、まずチェックしてみるべきは、バルブクリアランスとなります。
エンジンオーバーホールして間がないからといって、きちんと調整されている保障などどこにもありません。
機械は現況が全て・・・
迷わずヘッドカバーを取り外しましょう。
ところで、このZ1には、某ショップオリジナルのヘッドカバーGKが使用されていました。
これは、密着性や柔軟性に優れたグラファイト製です。この材質は、近年のエンジンには多用されているのですが、オイルリークを防止するという意味では非常に優れたものとなる反面、再利用はできません。
このように、ペリペリと分離してしまいます。

シリンダーヘッドカバーは、バルブクリアランス調整などの際には脱着するものですので、その都度において高価なガスケットを交換しなくてはならないとすれば、ちょっとコスト面では嬉しくありませんね。まあ、数千円のガスケット代なんて、全く気にしないというほどのセレブな向きはいいですけれど、一般的にはなかなかそうは行きません。
たとえば、Zのカワサキ純正品は、オイルパンやジェネレータカバーなどのガスケットについてはグラファイト製に仕様変更されていますが、ヘッドカバーやクラッチカバーなど、調整や整備において、比較的分解頻度が高い部分については、依然としてペーパーベースのものが使われていますので、メーカーも適材適所を考慮して使い分けているのでしょう。
ペーパーベースであれば、装着時にグリスなどを刷り込んでやれば、数度にわたって再使用することができます。
当然、純正品にてオイル漏れしやすいなどということもありません。
カムシャフトについては、正しく組み付けられていましたので、バルタイに大きなズレはありません。

さて、各バルブのクリアランスを計測したところ、やはり・・・
そして、調整作業を開始したところ、新たな問題が発覚してしまったのですが、それはまた後日に・・・
ブリスクプラグの本年第一便が入荷しました。
現時点では、全ての在庫がありますので、どうぞご注文をお願いいたします。
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ブリスクLGSプラグのご購入は、十分なテストとデータノウハウを蓄積しているファクトリーまめしばにてお願いいたします。
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このブリスクLGSプラグの検証については、こちらにまとめてありますので、どうぞご覧になってください。
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CR-Mキャブレターの製作や装着セッティングについては、詳細なお見積りをお作りするご用意がありますので、関心をお持ちの方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。
〒250-0852
神奈川県小田原市栢山(カヤマ)2925-3
ファクトリーまめしば
TEL 090-3342-1234
FAX 0465-46-7041
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ファクトリーまめしばでは、これだけの作業を日帰りで行うことができます。
ちなみに、概算のコストは下記の程度となりますので、参考にしてください。
※CRキャブレター関係
・Mノズル 4個 16,000円
・PEEK製リンクロッド 4個 8,000円
・低レートサブリターンスプリング 1本 1,000円
・ジェット代 適宜
・上記組み付け&セッティング工賃 30,000~40,000円
注:スロットルホルダー、スロットルパイプ、スロットルワイヤー等については、私の基準とする操作性や作動性を確保するため、交換させていただくことがあります。
※SP-2関係
・Z用SP-2(Ver.FM) 1セット 79,000円
・NGKパワーケーブル 4本 11,200円
・点火プラグ 4本 1,840円 (イリジウムプラグも選択可)
・上記装着セッティング工賃 15,000~25,000円
作業のご予約については、随時受け付けをしておりますので、ご遠慮なくお問い合わせください。
ファクトリーまめしばでは、マシン持ち込みでの、CRキャブレターに対するMノズル&PEEK製リンクロッド装着&セッティングサービスを行っております。その効果は想像以上・・・
ご希望の方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。
作業時間は半日程度ですので、日帰りにて十分に可能となります。
また、愛車を題材にしてのセッティングガイダンスも平行して行いますし、具体的なセッティング方法、ジェット交換要領などもご説明いたします。
たとえば、今の季節でこの組み合わせだから、もっと気温が下がったら、スロージェットをこうしてジェットニードルをこんな感じに・・・とかね・・・
その後、ご自身の手によって、さらに好みのセットに煮詰めて行くのも楽しいものですよ。
具体的な価格等については下記の記事を参照ください。
これを機に、セッティングの迷路から脱出できることを考えれば格安と思います。
Mノズル&PEEK製リンクロッドの装着サービス
大好評のファクトリーまめしばオリジナルオイル開発の経過はこちらにありますので、どうぞご覧になってください。
オリジナルオイルの開発


価格を含めたサービス内容については、こちらをご覧ください。
常に在庫は確保しております。
オリジナルオイルのデリバリーについて
ファクトリーまめしば、新拠点へのアクセスは下記のとおりです。
・東名高速道路大井松田ICから5.5km、所要10分
・小田原厚木道路小田原東ICから5km、所要10分
・小田急小田原線栢山駅から徒歩5分
地図はこちらをご覧下さい。
新拠点の地図
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まめしばスペシャルパーツのインプレ集は下記リンク先を参照ください。
全て、実際に購入していただいた方々から寄せられたものについて、そのままを掲載したものです。
・Mノズル
価格:1個4,000円
・CR-Mキャブレター
価格:1機 165,000円~
・強化フロントアクスルキット
価格:1セット 40,000円
・V-UP16
価格:1個 26,000円
・マルチスパークアンプ(MSA)
価格:1個 38,000円
・ルブロスプロメディック(オイル添加剤)
価格:1L 8,000円
その他、レデューサー、NGCエキゾーストシステム、SOHCエンジニアリング製ピストンキット&コンプリートエンジンなど、様々な部品をプロデュースしております。
いずれも、自信を持ってお勧めできるものばかりです。
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ファクトリーまめしばスペシャルパーツのリンクはこちらです
ファクトリーまめしばスペシャルパーツ
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