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GS1000と日々の日記

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GS844に正体不明のヨシムラカムを組んでみる~組み付け及び実走編

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もちろん、ウェブショップからでもご購入いただけますが、従来どおりにメールやお電話でのご注文でもかまいません。


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先日にご紹介した、正体不明のヨシムラカムについて組み付け作業を行いましょう。
これを組み付けて走らせた際のフィーリングやパフォーマンスがどういうものなのかについては、とにもかくにも試してみないとわからないところです。
しかし、それよりも興味深いのは、これがどういう作用角スペックを持っているのかという点にあります。
カム山の外観から推察するに、インテーク側9.6mm、エキゾースト側8.9mmというリフト量に対して、作用角は非常に大きく取られているようなのです。

ちなみに、現行のZ用ヨシムラカムのスペックは下記のとおりとなります。
リフト量だけで比較すれば、この正体不明カムはST-1相当ということになるのですが、作用角はどう見ても245°などというレベルではなさそう・・・

・ST-1
 バルブリフト IN:9.5mm/EX:9.0mm
 作用角 IN:245°/EX:245°(1mmリフト)
・ST-2
 バルブリフト IN:10.0mm/EX:9.6mm
 作用角 IN:258°/EX:250°(1mmリフト)




さあ、組み付け作業です。
このGS844には、現時点ではウェブ365(ST-1)が装着されています。
これまでには、GS750Gノーマルカム、GS750Eノーマルカムなどを装着して比較してきていますので、これで4種類目のカムシャフトを試すということになります。

PC025395.jpg






さて、ここからが本番、バルブタイミングを実測してみます。
まずは、ロブセンターをIN:105/EX:107にセットした状態で、INとEXのそれぞれについて、1mmリフト時のオープン&クローズのタイミングを計測するのです。

PC025396.jpg






結果は、ちょっと驚き・・・
下記のとおりでした。

・IN
 オープン BTDC25°
 クローズ ABDC55°
・EX
 オープン BBDC55°
 クローズ ATDC21°

上記の値から、各作用角を計算すると、下記のとおりとなります。

・GS用正体不明ヨシムラカム
 バルブリフト IN:9.6mm/EX:8.9mm
 作用角 IN:260°/EX:256°(1mmリフト)


リフト量は現行ST-1とほぼ同じであるにもかかわらず、作用角は現行ST-2よりも広いのです。
この値について、SOHCエンジニアリングの渡辺さんに連絡したところ、曰く・・・

わははっ、正体わかったよ。それはね、当時の「レース用Bカム」ってやつだよ。
富士で良く使ったかな・・・とにかく上が伸びるってやつだ。
現行のST-1なんかよりも、だいぶパンチがあって面白いぞ!!
ちなみに、そっちのGS1207に組んでるヤツはそれよりもハードな「レース用Cカム」なんだけど、Bカムはそれよりはちょっと扱いやすいかな・・・GS844にはちょうどいいんじゃない!
そのカムはさぁ、当時はスズキに持ち込んで・・・ゴニョゴニョ・・・以下はオフレコ・・・


いやいや、数字を聞いただけですぐにわかるなんて、さすが当時のピストン&カム担当ですね。まあ、当事者ご本人ですから当たり前か・・・

さあ、組み付けを完了して、早速テストランに出かけましょう。

PC025397.jpg






この広い作用角と大きなオーバーラップ値からすると、低速がなくて谷がある・・・なんてことも懸念されたのですが、いやいや、これが実に気持ちいいフィーリングでした。
1,000rpmあたりまでアイドリングを下げると、ややラフなフィーリングになりますが、1,200rpmならばビタリと安定します。
そして、アイドリングでクラッチミートしても、そのままスムーズにスルスルとスタートできるのです。
そして驚きは、2,500rpmあたりから6,000rpmあたりにかけての、パリッとしたトルクフル&シャープな吹け上がり感、盛り上がり感です。
広い作用角が、十分な充填効率につながっている・・・それは、体感上ではGS750EノーマルカムからウェブST-1に交換した時の差異をはるかに上回るものです。
ここは、GS844では常用域のド真ん中です。
1速~2速~3速と普通に発進加速する場合には、この回転域を主体的に使いますので、とにかくストリートでの加速が楽しいったらありゃしないんです。
6,000rpmあたりで、やや中だるみ感があったかと思うと、7,000rpmあたりから11,000rpmまでは、スパ~ンと吹け上がります。ここが本領発揮の領域ですね。
先の中だるみ感も、3速平たん路ではほとんど気になるものではなく、加速が鈍るというほどのものではありませんが、もしかすると、4速や5速で登り勾配などでは谷と感じるのかもしれません。

その後、バルタイを前後に微調整などしてみましたが、105-105、106-107、107-108のいずれでも、基本的なフィーリングに違いはありませんでしたので、最終的には、106-107にすることにしました。

トライはそれだけで終わりませんよ。
NGCエキゾーストの集合部形式を変更して試してみました。
上記の初期インプレ時は、キャタライザーレスの4-1集合部でしたが、これを、キャタライザー付きの4-2-1集合部にしたところ、先の中だるみは完全に消失しました。反面、全体的に吹け上がりが重い感じになりましたので、キャタライザーレスの4-2-1集合部にしたところ、中だるみはほとんど感じられず、吹け上がり感も爽快なものにすることができました。
キャタライザーレス4-1集合部の6,000rpmにかけてのパリッとした盛り上がり感や7,000rpmからの突き抜けるようなフィーリングはわずかながらもおだやかな傾向になりましたが、全体的にはこれがベストでしょう。
でも、4-1集合部のメリハリの効いたフィーリングも捨てがたい・・・

その後、点火時期やキャブレターセッティングも微調整を繰り返し、このヨシムラレース用Bカムの最も良いフィーリングを得ることができたように思います。
とにかく、これは気持ちいい・・・

PC035399.jpg





まるで、レーシングエンジンのような吹け上がりをしますが、扱い難いとか神経質なフィーリングは皆無です。
このGS844を試乗したら、きっと相当に驚くと思いますよ。








このプロファイルを、現行Z用ST-1.5として形にして欲しいものです。
リフト量からしても、バルブスプリング等の周辺部品はノーマルのまま、ボルトオンで装着できるはずです。
これを知ってしまうと、現行ST-1なんて、実につまらないものに思えてしまうのです。
本領を発揮させるためには、マフラー、キャブ、点火系なども相応のチューニング&セッティングが必要ですが、それがまとまった時のフィーリング&パフォーマンスたるや、他では得られないものなんですよ。

ちなみに、1mmリフトのオープン&クローズを計測しているときに気付いたのですが、カム山がリフターを押し始めた瞬間のダイヤルゲージ指針の振れが、ピュッと立ち上がるのです。ノーマルカムや現行のヨシムラ製カムシャフトでは、そこまでの立ち上がり感ではないのに・・・
また、最初はバルブクリアランスを0.15~0.18mm程度に合わせたのですが、エンジンを始動させた瞬間、何か間違えたかと思ったほどにガシャガシャというタペットノイズが出てしまいました。結局、0.11~0.16mmの範囲にしたところ、許容範囲に納めることができたのです。
渡辺さんに確認したところ、曰く

ははっ、現行のカムは、開き始めでやさしく押すように立ち上がりを緩くしてるんだけど、当時のレースカムは、タペットノイズのことなんか全く考えてないからさ、開き始めからいきなりスパッと開くようなプロファイルになってるんだ。だから広く取ると、とたんにガシャガシャ言うんだよね。
音が出てるってことは、リフターを叩いてるってことだから耐摩耗性が心配になるけどね、ガシャガシャ言わないクリアランスにすれば問題ないから、それでOK!



いやいや、結果オーライというか・・・
正直なところ、当時もののカムシャフトなんて、本当に使い物になるのかという疑念を持っていたのですが、やはりホンモノは違いました。
これが、パフォーマンスを追及した、玄人好みのオヤジさんのカムってことでしょうか。
それは、ボルトオン、ノーセッティングを謳った現行の量産一般向けST-1とは、まるで次元の違うエンジンにすることができる・・・







ブリスクLGSプラグ、現時点での在庫状況については、BOR14LGS以外は全て在庫があります。
欠品中のBOR14LGSについても、今月末ころには入荷する見込みですので、メールでのご予約という形にてお受けすることができます。
ご注文は、下記のショッピングカート、若しくはメールにてお願いいたします。

ブリスクLGSプラグのご購入は、十分なテストとデータノウハウを蓄積しているファクトリーまめしばにてお願いいたします。


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CR-Mキャブレターの製作や装着セッティングについては、詳細なお見積りをお作りするご用意がありますので、関心をお持ちの方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。


〒250-0852
神奈川県小田原市栢山(カヤマ)2925-3
ファクトリーまめしば
TEL 090-3342-1234
FAX 0465-46-7041
mameshiba198@gmail.com








ファクトリーまめしばでは、これだけの作業を日帰りで行うことができます。
ちなみに、概算のコストは下記の程度となりますので、参考にしてください。

※CRキャブレター関係
・Mノズル 4個 16,000円
・PEEK製リンクロッド 4個 8,000円
・低レートサブリターンスプリング 1本 1,000円
・ジェット代 適宜
・上記組み付け&セッティング工賃 30,000~40,000円
注:スロットルホルダー、スロットルパイプ、スロットルワイヤー等については、私の基準とする操作性や作動性を確保するため、交換させていただくことがあります。

※SP-2関係
・Z用SP-2(Ver.FM) 1セット 79,000円
・NGKパワーケーブル 4本 11,200円
・点火プラグ 4本 1,840円 (イリジウムプラグも選択可)
・上記装着セッティング工賃 15,000~25,000円

作業のご予約については、随時受け付けをしておりますので、ご遠慮なくお問い合わせください。



ファクトリーまめしばでは、マシン持ち込みでの、CRキャブレターに対するMノズル&PEEK製リンクロッド装着&セッティングサービスを行っております。その効果は想像以上・・・
ご希望の方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。
作業時間は半日程度ですので、日帰りにて十分に可能となります。
また、愛車を題材にしてのセッティングガイダンスも平行して行いますし、具体的なセッティング方法、ジェット交換要領などもご説明いたします。
たとえば、今の季節でこの組み合わせだから、もっと気温が下がったら、スロージェットをこうしてジェットニードルをこんな感じに・・・とかね・・・
その後、ご自身の手によって、さらに好みのセットに煮詰めて行くのも楽しいものですよ。
具体的な価格等については下記の記事を参照ください。
これを機に、セッティングの迷路から脱出できることを考えれば格安と思います。

Mノズル&PEEK製リンクロッドの装着サービス



大好評のファクトリーまめしばオリジナルオイル開発の経過はこちらにありますので、どうぞご覧になってください。
オリジナルオイルの開発

P1090323.jpg

P1090324.jpg

価格を含めたサービス内容については、こちらをご覧ください。
常に在庫は確保しております。
オリジナルオイルのデリバリーについて



ファクトリーまめしば、新拠点へのアクセスは下記のとおりです。
・東名高速道路大井松田ICから5.5km、所要10分
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・小田急小田原線栢山駅から徒歩5分

地図はこちらをご覧下さい。
新拠点の地図



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これらの部品や作業等に関する各種お問い合わせは、
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