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GS1000のオーバーホール&チューニング その4~カムシャフトの組み付け及びバルブタイミング調整


さあ、GS1000エンジン組み立ても最後の仕上げ段階に入りました。
今日は、カムシャフトの組み付け及びバルブタイミング調整についてご紹介しましょう。

まず、カムシャフトを旋盤にセットし、回しながらジャーナルなどについてラッピングを行います。やらなかったからといって、何か問題が生じるわけではありませんが、やった方が良いに決まっているファインチューニングです。

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そして、バルブタイニング調整をする下準備として、カムスプロケットの取り付け穴を長穴に加工します。
今回、カムシャフトはノーマルを使うのですが、そうだからといってバルブタイミング調整をしなくて良いということではありません。
量産品にはそれなりの公差がありますし、走り込んだエンジンでは、カムチェーンの伸びなども加わりますので、設計値に合わせるということが重要になるのです。
ノーマルカムでそこまでやる必要がないと言われる向きもあろうかと思いますが、そう思う方はやらなければ良いだけ・・・

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カムシャフトにカムスプロケットを装着し、準備完了です。

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カムホルダーは洗浄し、当たり面を軽く磨いてバリ取りなどをしておきましょう。
そして、カムホルダーを固定するボルトは、全て純正新品に交換します。
エンジン内の重要部分を固定するボルトは、基本的に新品交換するのがセオリーです。
安価な部品をケチッても、ロクなことはありませんよ。

P2064071.jpg






カムシャフトをシリンダーヘッドに組み付けます。

P2064072.jpg






カムホルダーボルトを規定トルクにて締め付けます。
当然ですが、事前にメネジの状態はチェック済です。
ボルトを指先でねじ込むときに、違和感なくスムーズに挿入できるかどうかについて、確実にチェックしましょう。かろうじてトルクがかかるなどというレベルではダメですよ。
ボルト座面が接してから規定トルクに達するまでの回転角が多過ぎる場合、そのメネジは早晩ダメになります。
このエンジンでは、Zなどで良くあるメネジが痛んでトルクがかからないという箇所はありませんでした。エンジンのアルミ材質という点では、GSエンジンは実に優れています。

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カムチェーンテンショナーを取り付けます。
今回は、マニュアルタイプを選択します。
GS1000の場合、ノーマルカムチェーンテンショナーのままではCRキャブレターをきちんと装着することができません。干渉してしまうのです。
そして、カムチェーンテンショナーを装着するまでは、クランクシャフトを回してはいけません。カムチェーンがたるんだ状態でクランクを回してしまうと、ほぼ確実にコマ飛びしてズレてしまいます。

P2064075.jpg






さあ、バルブクリアランスを調整します。
このエンジンではアウターシムのままですので、スズキ純正の特殊工具を使って容易に作業することができます。
シートカットとバルブフェイスのリサーフェイスをしていますので、規定値よりも広めにセットしました。初期馴染みが進めば、クリアランスがやや狭まることを見越してのさじ加減です。

P2064077.jpg






さて、バルブタイミング調整を行いましょう。
調整前の値は、下記のとおりです。
IN:LC103°
EX:LC115°
サービスマニュアルに記載の設計値は、IN、EXともに110°ですので、相当に遅れてしまっています。
まあ、量産エンジンの場合にはこのようなものです。
今回は、ハイコンプ化していることもありますので、オーバーラップをやや広めに取るようにすることとしました。ノーマルカムでも、バルブタイミングをアジャストすることによって、特性を変化させることができるのです。
値は下記のとおりです。
IN:LC107°
EX:LC108°

P2064078.jpg






さあ、調整完了です。

P2064079.jpg






最後に、カムスプロケット取り付けボルトとネジ穴を脱脂し、ねじロック剤を塗布して緩み止めを忘れずに行います。
ちなみに、バルブタイミング調整によって、これくらいのズレが生じます。
わずかなズレですが、これがエンジンフィーリングやパフォーマンスを大きく左右します。
エンジンオーバーホールやエンジンチューニングを行うには、各種の部品や加工代など、相当なコストがかかります。
せっかくそこまでのお金をかけるのですから、よりベストな調整を行い、投じたコストに見合った結果を得たいと思うのは、誰しも共通の願いのはずです。

P2064081.jpg





さあ、次はいよいよCR-M33、ウオタニSP-2(Ver.FM)、V-UP16、MSAなどを装着することとしましょう。
当初の予定作業にやっと着手できるところまでこぎつけたということです。













ファクトリーまめしばでは、これだけの作業を日帰りで行うことができます。
ちなみに、概算のコストは下記の程度となりますので、参考にしてください。

※CRキャブレター関係
・Mノズル 4個 16,000円
・PEEK製リンクロッド 4個 8,000円
・低レートサブリターンスプリング 1本 1,000円
・ジェット代 適宜
・上記組み付け&セッティング工賃 30,000~40,000円
注:スロットルホルダー、スロットルパイプ、スロットルワイヤー等については、私の基準とする操作性や作動性を確保するため、交換させていただくことがあります。

※SP-2関係
・Z用SP-2(Ver.FM) 1セット 79,000円
・NGKパワーケーブル 4本 11,200円
・点火プラグ 4本 1,840円 (イリジウムプラグも選択可)
・上記装着セッティング工賃 15,000~25,000円

作業のご予約については、随時受け付けをしておりますので、ご遠慮なくお問い合わせください。



ファクトリーまめしばでは、マシン持ち込みでの、CRキャブレターに対するMノズル&PEEK製リンクロッド装着&セッティングサービスを行っております。その効果は想像以上・・・
ご希望の方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。
作業時間は半日程度ですので、日帰りにて十分に可能となります。
また、愛車を題材にしてのセッティングガイダンスも平行して行いますし、具体的なセッティング方法、ジェット交換要領などもご説明いたします。
たとえば、今の季節でこの組み合わせだから、もっと気温が下がったら、スロージェットをこうしてジェットニードルをこんな感じに・・・とかね・・・
その後、ご自身の手によって、さらに好みのセットに煮詰めて行くのも楽しいものですよ。
具体的な価格等については下記の記事を参照ください。
これを機に、セッティングの迷路から脱出できることを考えれば格安と思います。

Mノズル&PEEK製リンクロッドの装着サービス



大好評のファクトリーまめしばオリジナルオイル開発の経過はこちらにありますので、どうぞご覧になってください。
オリジナルオイルの開発

P1090323.jpg

P1090324.jpg

価格を含めたサービス内容については、こちらをご覧ください。
常に在庫は確保しております。
オリジナルオイルのデリバリーについて



ファクトリーまめしば、新拠点へのアクセスは下記のとおりです。
・東名高速道路大井松田ICから5.5km、所要10分
・小田原厚木道路小田原東ICから5km、所要10分
・小田急小田原線栢山駅から徒歩5分

地図はこちらをご覧下さい。
新拠点の地図



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まめしばスペシャルパーツのインプレ集は下記リンク先を参照ください。
全て、実際に購入していただいた方々から寄せられたものについて、そのままを掲載したものです。


・Mノズル
価格:1個4,000円


・CR-Mキャブレター
価格:1機 165,000円~


・強化フロントアクスルキット
価格:1セット 40,000円


・V-UP16
価格:1個 26,000円


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価格:1個 38,000円


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