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CR-M33TPS&WPC仕様


私のキャブレター遍歴は、デロルトから始まって、FCR、TMRというものです。

思い起こせば、1986年ころ、それまでのレーサーレプリカに飽きてしまったことと、当時のシングル&ツインブームにも感化されたことで、ドゥカティ900SSなんていうマシンを入手したことに端を発します。
エンジンから点火系から、色々と弄り回して楽しみました。
そして、選択したキャブレターは、デロルトマロッシ42.5・・・
いやいや、実に楽しくも苦労したことが懐かしく思い出されます。
きちんとシリーズラインナップしていないジェットニードルを、ボール盤にくわえてマイクロメーター片手にオイルストーンで研磨して造ったりもしましたね。
自分専用のデータシートを作ってセッティングに没頭していました。

キャブレター遊びの楽しさに取りつかれて30年余、その後は、FCRやTMRをいじっていました。
そして、2008年12月、色々と経緯があってCRキャブレターに着手したのです。
すでに、GS1000にはFCR35、FCR37、TMR35という3種類のキャブレターを装着し、それぞれ煮詰めに煮詰めを重ねていましたので、パフォーマンスという意味においてCRキャブレターに期待したわけではありませんでした。
ただ、キャブレターいじりの実験がしたかっただけ・・・
興味の赴くままに、趣味のキャブレターいじりを楽しんでいたに過ぎなかったのです。

FCRやTMRを散々にやった目からみると、CRキャブレターはいかにも旧式で、突っ込みどころ満載、でもね、だからこそ遊びの実験材料としては面白かったんです。
ケーヒンやミニニが、CRやVMからFCRやTMRに進化させた、その狙いを考察すれば、CRキャブレターに何をすればよいのかは明白、あとは、その見立てを実証するために実験を重ねれば良いのです。

この記事が、私が最初にCRキャブレターを手にしたときのものです。

次の実験道具・・・CRキャブ



その3年後、CR-Mキャブレターのデリバリーを開始したのは2011年11月のことです。
そう、自分用として、3年間もの実験テストを重ねた結果、私自身が納得できるものに仕上がったということです。
それから5年の間、すでに560機ものCR-Mキャブレターを製作することとなったのですが、2011年当時、こんなに造ることになるなんて想像すらしていませんでした。
当初は、私の開発経過を、リアルタイムで記事にてお読みくださっていた方々からのご注文でした。
その範囲で行きわたるものと考えていたのが甘かった・・・そこから現在に至るまで、口コミなどによって、着実に認知が広まってしまいました。

最初にCRキャブレターを手にしてから8年、当初は、あくまでも自分の趣味、自分の実験という、極めてパーソナルな自己満足の世界に過ぎず、まさかCRキャブレターでメシを食うことになるなんて、期待も予想もしていませんでした。
いや、立場の違う視点からすれば、キャブ遊びにうつつを抜かした末に、安定した給与生活を投げ捨ててしまったダメなヤツとも言えるかも知れませんね。
現に、親族一族郎党は、気でもふれたかと思ったそうな・・・

しかし、それでもなんとか平穏に楽しみながら日々を過ごすことができるのも、支持してくださった皆様、そして、私を支えてくださった多くの方々のおかげに他ならないものと深く感謝しております。


さて、今日も1機のCR-M33を組み立てました。
今回の仕様は、オプションとしてのTPSと、ボディーへのWPC&MOS処理が加わったものです。

これが、ボディー内壁の状態です。
WPC&MOS2処理により、更なるローフリクションと耐摩耗性向上効果が得られます。

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リンク周りは、ローフリクション及びレバー比改善のために、PEEK製リンクロッドを組み付けます。
リンク周りのフリクションを徹底的に排除すること、それは、FCRやTMRでメーカーが行ったことであり、私はそれをCRキャブレターに反映したに過ぎません。

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さあ、アッセンブル完了です。

PC013603.jpg






TPSも装着です。
これも、1990年代以降、ほとんど全てのマシンに純正採用されているものです。
より、適切な点火時期コントロールをするということは、電子制御技術の進化に伴って、ごく当たり前のように取り入れられた手法です。
私は、それを1970年代設計のマシンに反映しただけのことです。

PC013604.jpg






本来、CRキャブレターにないのが、このパイロットスクリューです。
これまた特別なものではありません。
ほとんど全ての純正キャブレター、そして、FCRやTMRにも当然のように装備されているものに過ぎません。
ストリートユースのキャブレターには、あって当たり前のものに過ぎません。
しかし、1980年代前半におけるレーシングキャブレターであるCRキャブレターにはないのです。
それが、アイドリングを含めた低開度域の不安定さやセッティングのシビアさの原因そのものです。
このパイロットスクリューを追加工装備することで、CRキャブレターが普通のキャブレターになるということです。
その結果、CR-Mキャブレターは、それまでのCRキャブレターにおける常識概念を根底からひっくり返すこととなりました。

PC013605_20161201230935a25.jpg






これがMノズルです。
この、ベンチュリー内におけるメインノズル部分というのは、まさしく空気とガソリンが出会う場所、まさにここにおいて混合気が形成されるのです。
気化器が世に出て百数十年、世界中のエンジニアたちが英知を絞ってメインノズル形状を工夫してきましたが、その最終的回答がこの形状です。
目的は、空気とガソリン、気体と液体という異形質な物質をいかに均一に混ぜ合わせ、それをいち早くインテークポートへと剥離搬送するかという、気化器における普遍的テーマを追求することです。

PC013606_201612012309351f4.jpg

PC013607.jpg






これは、明日の便にてご注文くださったプロショップ様に発送いたします。
マシンはZ1、おおよその仕様をお聞きしていますので、これまでに蓄積した膨大なセッティングデータに基づいてプリセットしてあります。
きっと、そのままのセットで装着するだけで、ボンとエンジンは始動し、暖機もそこそこにアイドリングはピタリと安定し、そのままロングツーリングから峠道まで、あらゆるシチュエーションで満族できるパフォーマンスを発揮します。
実車を見てもいないのに、そんなことができるのかと思われるかも知れませんが、私は自信満々、市販されている量産キャブレターのどれよりも高いセッティング完成度を得ているはずです。
それくらいの自信がなければ、こんなものを販売したりしません。


CR-Mキャブレターは、通常設定マシン以外にも、ケーヒンに設定のない車両用についても製作することが可能です。
また、お手持ちのCRキャブレターをベースに製作することもできますので、関心をお持ちであればお問い合わせください。
詳細なお見積りを作成させていただきます。










ブレンボラグビーの専用サポートが完成しました。
予約注文については、こちらをご覧ください。

ブレンボラグビー専用サポートの予約受付について


ファクトリーまめしばでは、これだけの作業を日帰りで行うことができます。
ちなみに、概算のコストは下記の程度となりますので、参考にしてください。

※CRキャブレター関係
・Mノズル 4個 16,000円
・PEEK製リンクロッド 4個 8,000円
・低レートサブリターンスプリング 1本 1,000円
・ジェット代 適宜
・上記組み付け&セッティング工賃 30,000~40,000円
注:スロットルホルダー、スロットルパイプ、スロットルワイヤー等については、私の基準とする操作性や作動性を確保するため、交換させていただくことがあります。

※SP-2関係
・Z用SP-2(Ver.FM) 1セット 79,000円
・NGKパワーケーブル 4本 11,200円
・点火プラグ 4本 1,840円 (イリジウムプラグも選択可)
・上記装着セッティング工賃 15,000~25,000円

作業のご予約については、随時受け付けをしておりますので、ご遠慮なくお問い合わせください。



ファクトリーまめしばでは、マシン持ち込みでの、CRキャブレターに対するMノズル&PEEK製リンクロッド装着&セッティングサービスを行っております。その効果は想像以上・・・
ご希望の方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。
作業時間は半日程度ですので、日帰りにて十分に可能となります。
また、愛車を題材にしてのセッティングガイダンスも平行して行いますし、具体的なセッティング方法、ジェット交換要領などもご説明いたします。
たとえば、今の季節でこの組み合わせだから、もっと気温が下がったら、スロージェットをこうしてジェットニードルをこんな感じに・・・とかね・・・
その後、ご自身の手によって、さらに好みのセットに煮詰めて行くのも楽しいものですよ。
具体的な価格等については下記の記事を参照ください。
これを機に、セッティングの迷路から脱出できることを考えれば格安と思います。

Mノズル&PEEK製リンクロッドの装着サービス



大好評のファクトリーまめしばオリジナルオイル開発の経過はこちらにありますので、どうぞご覧になってください。
オリジナルオイルの開発

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P1090324.jpg

価格を含めたサービス内容については、こちらをご覧ください。
常に在庫は確保しております。
オリジナルオイルのデリバリーについて



ファクトリーまめしば、新拠点へのアクセスは下記のとおりです。
・東名高速道路大井松田ICから5.5km、所要10分
・小田原厚木道路小田原東ICから5km、所要10分
・小田急小田原線栢山駅から徒歩5分

地図はこちらをご覧下さい。
新拠点の地図



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まめしばスペシャルパーツのインプレ集は下記リンク先を参照ください。
全て、実際に購入していただいた方々から寄せられたものについて、そのままを掲載したものです。


・Mノズル
価格:1個4,000円


・CR-Mキャブレター
価格:1機 165,000円~


・強化フロントアクスルキット
価格:1セット 40,000円


・V-UP16
価格:1個 26,000円


・マルチスパークアンプ(MSA)
価格:1個 38,000円


・ルブロスプロメディック(オイル添加剤)
価格:1L 8,000円


その他、レデューサー、NGCエキゾーストシステム、SOHCエンジニアリング製ピストンキット&コンプリートエンジンなど、様々な部品をプロデュースしております。
いずれも、自信を持ってお勧めできるものばかりです。


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ファクトリーまめしばスペシャルパーツ

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