2016.10/14 [Fri]
ブレンボラグビーをテストする その2~装着完了
先日、ブレンボラグビーをテストする旨を宣言しました。
ブレンボラグビーをテストする
このテストの目的は下記のようなものです。
まず、巷で旧車に良く使われているAPレーシングのCP2696が、ストリートで使うにはちょっと問題が少なくないという点にあります。
先の記事にも書きましたが、硬質なタッチフィーリングは好みの問題とはいえ、ダストシールを持たないことから、きちんとした状態を維持するためには、頻繁なメンテナンスを要します。しかし、多くのCP2696装着車は、装着しっぱなしのノーメンテナンス状態というのが現実です。
まあ、レースユーザーやマニアックユーザーを除く通常のユーザーに、雨天走行毎や定期的なメンテナンスを期待する方が無理というのが現実ですから、これを一概に責めるわけには行かないのでしょうけれど、機械は正直ですので、頻繁なメンテナンスを前提に設計されたレーシングパーツを、使いっぱなしにすることは、やはり問題と考えるのです。
そこで、ストリート用キャリパーを選択するとなりますが、ブレンボ4POTは優れたキャリパーではあるものの、やはり旧車には対向2POTが似合うという価値観も否定できず、するとなると、残るはブレンボラグビーということになります。
しかし、ブレンボラグビーの装着ケースは多くはありませんので、マスターシリンダーの適合選択や、各パッド選択において、情報があまりに少ないという現実を踏まえたとき、これはテストしなくてはなるまいと考えました。
その、シックで上品、落ち着いたルックスとストリートユースへの適合性に優れ、さらにはリーズナブルな価格も魅力です。
そんなブレンボラグビーをテストしてみましょう。
取り付けピッチはCP2696と同一なのですが、懐の深さがラグビーの方がわずかに浅いですので、市販のCP2696用サポートの多くは、ラグビーと組み合わせた場合に、ローターの端面とキャリパーの懐が干渉してしまいますので、サポートは専用品を用意する必要があります。
キャリパーの懐を削って干渉を避けるという方法もないことはありませんが、一般的にはあまり好ましくはありません。
専用のサポートが完成しましたので、まずは、装着作業からです。

対向ピストンキャリパーの装着にあたって重要なことは、いかにキャリパーセンターを正確に出すかなのですが、その前提として、ホイールセンターをより正確に出しておかなくてはなりません。
すでにこの作業は済ませていますが、再度の確認です。
フロントフォークアウターのキャリパーボスから、ローター面までの距離が左右揃っているかを確認するのが簡単でしょう。ただ、この際には、左右フロントフォークの整列平行出しが完全であることが前提です。
傾いたものを基準にセンター出し作業をしても、意味がないということです。

おおよそのキャリパーセンターをスペーサーとシムで調整し、キャリパーを仮装着します。


そして、この状態で、各部の干渉有無及びパッドとローターの位置関係が適正かどうかをチェックするのです。
干渉はあってはなりません。そして、パッドの縁はローターの縁よりも内側に入っていなくてはなりません。
この2点は絶対的要件です。



パッドを押し戻した状態でホイールを回転させたとき、干渉の摺動音がしないかどうかを慎重に確認しましょう。
ここで、わずかでもどこかが摺っているようではダメです。
そして、緻密に正確なセンター出しを行います。
これは、だいたいではいけません。対向ピストンキャリパーのパフォーマンスやタッチフィーリングを発揮させるためには、正確であるに越したことはないのです。
0.1mm刻みのシムを使い、可能な限り正確に・・・

さあ、ここまでクリアできれば、あとはブレーキホースを製作してエア抜きをすれば装着は完了です。
まあ、これらの作業にも注意点は多くありますが、ここでは割愛することとします。
落ち着いたシックなイメージですので、マシン全体の雰囲気からも浮くことなくまとまりますね。そこもブレンボラグビーの良いところです。


ちなみに、組み合わせるマスターシリンダーはブレンボラジアルの19-20ですが、これから実走にてタッチフィーリングを含めてマッチングを確かめてみましょうね。
場合によっては、マスターシリンダーを交換する必要もあるかも知れません。
また、ブレンボ純正の3種類のパッドについてもテストするつもりです。
最終的にお勧めできる仕様を見つけることも、今回のテストの大きな目的です。
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