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CR-M33の組み立て、そしてスロットルバルブと中子の干渉


私、CRキャブレターの完全分解&アッセンブルの経験値については随一であると自負しているところです。
オーバーホールやCR-Mキャブレター製作のために、年間200機以上のCRキャブレターについて分解組み立てを行っています。また、そのうちの100機程度はメーカーより納品された新品だったりします。
すると、新品であっても、そのバラ付き個体差は相当にあるということを知ります。普通、これほどの数量の新品を完全分解などしないでしょう。
また、使用に伴って歪みが進行したり、誤ったOHやモディファイによっていじり壊されているものも少なくないということも知るに至ります。
それらを、確実にリペアするためにはどうするべきかなどということも、経験値がモノを言うところです。

私が製作しているCR-Mキャブレターは、パイロットスクリュー追加加工を行う必要上、全て完全分解の上で組み直しをしていますので、上記のような問題は存在しません。
組み立ての過程において、わずかでも違和感を感じた場合には、徹底的に修正作業を行うのです。

本日も、1機のCR-M33について組み立て作業を行いましたが、2番ボディーにスロットルバルブを挿入した瞬間にイヤな違和感がありました。まあ、珍しいことではないのですけれどね・・・
「またか」てな感じです。

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これはスロットルバルブ内壁と中子の干渉なのですが、干渉部分を特定するために、スロットルバルブ内壁にマジックでマーキングします。
そして、その状態でボディーに挿入して引き抜いてやれば、どの部分が干渉しているかを確認することができます。
ほんのわずかですが、擦った痕跡がありますね。この程度でも大問題であることは言うまでもありません。

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このトラブル、実はCR33に多いのですが、原因は、中子を製作する際の切削バリとカエリです。
CR31やCR29の場合、ここの肉厚に余裕があるのですが、スモールボディー中、最大口径のCR33の場合には非常に薄い状態になりますので、ここにバリやカエリが出やすいのです。
そして、新品でもこういうことが珍しくはないというのが現実です。

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細目のダイヤモンドビットを装着したマイクロリューターで慎重に削って修正します。
削り過ぎて形状を変えてしまわないように、細心の注意が必要です。

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スロットルバルブ内壁と中子の干渉、その原因となる要素はもうひとつあります。
これは、使用中のものに多いのですが、中子取り付けネジ及びNJのオーバートルクです。
特に、NJのオーバートルクは、メインジェット交換時にこれを締め付け過ぎても同様のことが起こりますので、実は非常に多いパターンなのです。

中子を取り付けているネジを適正なトルクで締め付けます。
新品でもオーバートルクになっているケースがほとんどです。

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NJの締め付けにも注意が必要です。
このNJの締め付け力は、中子の底にかかりますので締め過ぎると中子を下から押し上げてしまって歪ませるのです。
これらの締め付けについて数値で表すことはできません。CR26からCR39まで、それぞれ中子の厚みは異なりますので、それぞれに加減があるのです。
つまり、熟練した指先の感覚のみということです。

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中子の取り付けネジとNJはオフセットされていますので、双方の締め付けバランスが悪いと、薄い鋳造アルミの中子は容易に傾いてしまいます。

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修正が終了したら、各スロットルバルブがスムーズに挿入されるかを確認します。
ここでわずかでも違和感があったとしたら、それは何かが間違っているということです。






スロットルバルブとリンク周りの組み立てが完了したなら、同調調整を行います。
強制開閉式キャブレターの場合、このようにして、各スロットルバルブの高さ隙間を揃えるのが基本です。これは負圧同調よりも優先されるべきことということです。
各スロットルバルブの高さを揃えたにもかかわらず、負圧値が大きくずれるという場合、エンジンコンプレッションやバルブクリアランスを調整すべきであって、アイドリング域での負圧値について、スロットルバルブ高さをずらして揃えることは無意味です。
その理由について、どうしてもお知りになりたいという向きは、ファクトリーまめしばまでおいでください。納得行くまでご説明しましょう。

P5310113.jpg






良く、針金などを挟んで調整するなどと言いますが、そんな方法よりも、皮一枚まで隙間を狭くした状態で目視合わせをするのが最も正確です。
しかしこの方法は、ボディー整列及び各リンク周りの歪みや曲がりがないことが大前提です。
つまり、全てが正しくあってこそ成立し、どこかに間違いがあれば、それは全てに波及して全体の間違いとなるということです。

P5310114.jpg





全ての作業が完了したなら、組み立てたCR-Mキャブレターの作動性を確認します。
ここでも、イヤというほどの個体を手にしてきた経験がものを言います。
ちょっとやそっと分解組み立てをしたくらいの経験値では、本来の摺動性、作動性を指先で認識することなどできるはずがありません。






先にも書きましたが、CR-Mキャブレターは、全てについてこのような感覚基準で組み立てを行っています。
また、私はパイロットスクリュー加工のないSTDのCRキャブレターについて販売はしません。私が販売する新品CRは、全てCR-Mコンプリートということです。よって、こういうレベルで組まれたCRキャブレターが欲しいという場合は、私からCR-Mキャブレターを購入するか、私に完全分解OHを依頼するしか方法はないということです。












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