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Z1000LTDの初期化&ライトチューニング その54~バイクをまっすぐに組み立てる


オートバイにおけるアライメントの基準点はどこでしょうか?
それは、スイングアームピボットです。
たとえば、フレーム修正を行うときなども、ここを基準点にして、フレームセンターを割り出しますし、各エンジンマウントやヘッドパイプなどがまっすぐかつ垂直になっているかについて修正を行います。
そしてこのことは、フレーム単体についてのみではなく、1台のオートバイとして組み立てられた状態においても同様です。
この画像をご覧ください。
・スイングアームピボットシャフト
・リアアクスルシャフト
・クランクシャフト
以上の3軸が平行になっていなくてはなりません。

P3253807.jpg






チェーンの張り調整をする際に、チェーンプーラーの刻み線を左右で揃えるというのが基本セオリーですが、これは、スイングアームピボットシャフトに対してリアアクスルシャフトを平行にするための作業ということです。
ただ、この刻み線は目安に過ぎませんので、刻み線を合わせることよりも、この2軸を平行にすることを優先すべきなのは言うまでもありません。
また、よく左右の合わせ位置が異なるという話を聞きますが、そのマシンにおいて、なぜそうなるのかを追求するところまではなかなか語られていないのが現実です。
スイングアームの左右アームが歪んでいるのか、単に刻み線が不正確なのか・・・はたまた・・・

まず、スイングアームピボットシャフトとリアアクスルシャフトを正確に平行出しするには、こういう方法があります。
この2軸についての軸間距離を左右均等になるようにすれば良いのです。
その結果、チェーンプーラーの刻み線が左右異なったとしたら、それは、フレーム若しくはスイングアームが曲がっているのか、単に刻み線が不正確なのかのどちらかです。

P3233802.jpg






スイングアームピボットシャフトとリアアクスルシャフトを平行にしたならば、今度はステアリングをフレームに対して直進状態にした状態でフロントホイールとリアホイールの整列を確認します。
ここで、ステアリングがフレームに対して直進状態になっているにもかかわらず、前後ホイールが整列していないという場合は、ヘッドパイプの傾き、ステムやトップブリッジの曲がり、前後どちらかのホイールセンターのずれなどを疑うことになります。
そして、これらの全てについて問題がないとなっても、まだ安心はできません。

ところで、チェーンラインについての認識も不正確な語り方をされている場合があります。
よく、オフセットスプロケットを使ったり、ホイールハブを加工したりしてチェーンラインを出すなどと言いますが、チェーンラインを含めたチェーンアライメントに求められるのは、これだけではありません。
前後スプロケットの傾きを忘れていませんか・・・
そんなの傾くのかとか、傾いていたらどうするのかと言いたくなるでしょうけれど、ドライブスプロケットはエンジンのドライブシャフトに固定されていますので、たとえば、フレームに対してエンジンが傾いていたとしたら、前後スプロケットの向きは合わなくなります。
フレームチェックや修正をして、エンジンマウントの曲がりがないことを確認しているから、そのフレームに対してエンジンが傾くことなんてあるのか・・・いやいや、これが傾いてしまったりするのです。
エンジンマウントシャフト径が10mmだったとすれば、フレームやエンジンマウントの穴径はそれよりも大きな、たとえば、10.5mmくらいになっています。
そうじゃなければシャフトを通すことが困難ですからね。
車種にもよりますが、ZやGS、カタナなどの旧車では、ただエンジンをフレームに乗せて、何も考えずに各エンジンマウントを締め付けると、ほぼ間違いなくエンジンはまっすぐにはなっていません。
エンジンの積み下ろし作業後、しばらく走るとチェーンの遊びがダルダルに大きくなったりすることがありますが、これは駆動力によってエンジンが後ろに引っ張られてずれたことによるものです。そう、所詮はそれくらいの精度なのです。

さて、エンジンがフレームに対してまっすぐに搭載されているかをチェックしてみましょう。エンジンによって具体的な方法は異なりますが、Zの場合には比較的簡単に行えます。
ミッションのプライマリーシャフトにはクラッチプッシュロッドを通すための貫通穴が開いていますので、ここに適宜のシャフトを通します。

P3233800.jpg

P3233801.jpg





そして、その左右両端からスイングアームピボットシャフトの両端までの距離を計測します。この左右値が異なっていたら、エンジンはまっすぐに載っていないということになります。

P3233799.jpg







実際にやってみるとわかりますが、各エンジンマウントを緩めた状態で、リアスプロケットとチェーンにエクステンションバーなどを挟んだ状態でリアホイールを回してチェーンテンションをかけると、その力の入れ具合によって、この左右値は1~2mm単位で変化します。まあ、それくらいの精度ということです。
ここに限らず、この時代のマシンの車体や足回りは、各部がそういう緩い精度で造られていますので、そういうものをいかにまっすぐに組み立てるかという意識を持って工夫しないと、各部は簡単に曲がった状態になってしまうということです。

今回、Zをまるごと1台、完全分解状態からの組み立て作業を行いましたが、これまでに散々にやってきたGSに比較すると、Zの方が各部精度はチョイと緩いように感じました。
GSの組み立てではそんなに悩まないところで、けっこう悩まされましたが、まあ、それはそれでチャレンジングで楽しかったんですけれどね。結果、なんとか納得できるレベルになりつつあります。

こういうことについて、Zだからそんなものだとか、古い設計なんだから仕方ないとか、新車でもそんなものだなどと言う人がいますが、1台のオートバイとして、まっすぐあるべき場所やそのレベルに違いはありません。
グチを言っているヒマがあったら、どうやったらまっすぐに組み立てることができるかを考えればいいだけのことです。






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