2015.12/10 [Thu]
Z1000LTDの初期化&ライトチューニング その38~Z1000LTD用スーパーローダウンメガホン
やっぱりオートバイはカッコ良くないといけません。
それは、部分的なものではなく、全体として隙のないバランスを持って美しくまとまっていなければ、本当のカッコ良さを獲得することはできないのです。
何かひとつの部品だけ見ればカッコいいんだけれど、パッと見た際の全体イメージとしてはいまひとつなどというマシンは掃いて捨てるほどあるのが現実です。
全ての構成部品の風合いや色遣いに始まり、全てがデザインされていなければなりません。
おおよそ良いのだけれど、小さなひとつがミスマッチだったりすれば、それは全てを台無しにします。
画竜点睛を欠くというのはそういうことを言うのです。
一台のオートバイの全体イメージに対するマフラーの比率は極めて大きいと言わざるを得ません。
マフラーデザインの良し悪しが、マシン全体のイメージを決定付けると言っても過言ではないのです。
マフラーを除く全ての作業が完了したZ1000LTD、これから積み込んで小林さんのところに行きましょう。
およそのイメージは既に小林さんに伝えてありますので、あとは形にするだけです。
それにしても、マフラーのないオートバイとは、これほどまでにアンバランスというか、悲しいほどの欠落感を感じさせるものということを痛感しますが、これから、ゾクゾクするほどの躍動感を与えてやりましょう。

すでに製作済のエキパイから集合部までを装着します。
これだけでもグッとカッコ良くなりますよね。

小林さんが、何種類もの角度違いのテールパイプ部材をあてがってはイメージに近づけていきます。
重要なことは、大きな曲線アールで構成されたマフラーが、エンジンやフレームを抱きかかえるようにぴったりと寄り添い、時には突き放すように離脱しつつもタイトで緊張感あふれる隙間感覚を演出することです。
小林さんが理想とするマフラーとは、天下一品のパフォーマンスを発揮しつつも、芸術的感覚でデザインされた機能部品です。

パイプの縁を金ばさみで微妙に切り詰めることで絶妙な角度を作っていきます。
この作業、もう、幾度となく見てきましたが、小林さんの三次元感覚は、マフラー職人というよりも、彫刻家や華道家のそれに匹敵するものと感じています。
頭の中に描いた美的三次元曲線を、フリーハンドアドリブで形にする能力があるんですね。

調整を繰り返しながらマシンにあてがってバランスを確認します。

不思議なもので、わずかな修正を加えるごとに、「ああ、これだよこれ・・・」というように決まっていきます。
良いと感じる形になったところで仮留めの点付け溶接をします。
ちょっと離れたところで見ると、また違った印象を持ったりもするんですよね。

また装着して確認・・・

幾度かの修正ののち、最終的な形が決まりましたので、ブラケットの位置決めをします。

これで仮縫いの完了です。
今回、特にこだわったのは、引き締まったウェスト感を強調するということです。
オートバイの、ステップ下、スイングアームピボット下付近は、いわばウェスト部分に該当します。
圧倒的な存在感を有するエンジン、そしてその後方に位置する後輪の間が、キュッと引き締まっていると、マシン全体の躍動感が際立ちます。
ここは、エンジンを抱きかかえるようにぴったり寄り添ったパイプのアール曲線が離脱し、後輪に向かう新しい流れに切り替わるポイントなのです。


素晴らしい曲線美と緊張感あふれるタイトな隙間感覚をお楽しみください。







ロー&ダウンなZ1000LTDのアメリカンテイストにマッチする形について、私は、
「スーパーローダウンメガホン」
をイメージしました。
タンデムフレームに対して、ほぼ平行かつやや上向き、そして可能な限り内側に追い込みつつもメガホンテールにすることで、マシン全体のデザインにマッチさせようと考えたのです。
これにて、Z1000LTD用スーパーローダウンメガホンNGCの完成です。
ちなみにこれは、Z1及びZ2にも、そのままフィッティングすることができますので、ストレートテールに物足りなさを感じるZ1、Z2乗りの方もお見知りおきをお願いいたします。
さて、このマフラー、これからセラコート塗装に出すことにしましょう。
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