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Z1000LTDの初期化&ライトチューニング その20~シリンダーの修正とスリーブ交換


多気筒並列エンジンのシリンダーにおいて重要なことは、上下面が平行であり、かつ、その面に対してシリンダーボアが均等かつ垂直に穴あけされていることです。
まあ、当たり前のようにイメージできるものと思うのですが、実のところ、量産シリンダーにおいては、必ずしも精度良くできているわけではなかったりもします。
メーカーが許容した公差なのだから問題ないのではないかという意見もあろうかと思いますが、せっかくオーバーホール&チューニングするのですから、この精度を高めてやろうではありませんか。
少なくても、そのエンジンの設計図面ではそうなっているのですからね。

シリンダーボーリングやスリーブ交換と言えば、もともとあいている穴のセンターを基準にして、その穴を拡大する作業を行うというイメージを持たれるのでしょうし、そのように加工する内燃機業者も少なくないところです。まあ、安く上げろと言われれば、そうするしかないというのも事実ですし・・・
摩耗して使えなくなったエンジンを使えるように修理するための内燃機加工ならそのレベルでも必要十分なのかもしれませんが、少しでも機能向上をはかろうというチューニングのための加工によって、さらに良いものに仕上げたいものです。
だって、今日において、実用車としてZやCB、カタナに乗っている人はいないでしょう。みな、楽しむため、より気持ち良く走らせるための趣味車として乗っているはずですし、そこにはスペシャルな付加価値があって然るべきなのです。

まず、スリーブをシリンダーから抜き取り、シリンダー下面を水平に修正研磨します。
そして、この下面を基準にして、それと並行に上面を仕上げます。
シリンダーとは複雑な形状をした鋳造アルミニウムでできていますので、長年にわたって熱が加わったりすることによって、反ったり歪んだりしていますので、それを修正するのです。
さらに、量産シリンダーは、クランクケース上面に対して必ずしもセンターに位置していませんので、ボアピッチとコンロッドジャーナルのピッチがずれているのが通常のことです。よって、各ボアセンターの割り出しを行います。
また、上下面は平行に仕上げたと言っても、もともと反ったり歪んだりしているものですから、各ボアは上下面に対して傾いていて垂直&平行ではなくなっています。
よって、各ボアを垂直に開け直すことが重要になりますが、そのためには、外径の大きなスリーブに入れ替えるという作業が必要になるのです。
スリーブとシリンダーの密着度を上げるためならず、シリンダー精度を設計値により近づけてやるという意味においても、これはやっておきたい作業ということなのです。

さて、これが、SOHCエンジニアリング渡辺さんが仕上げたシリンダーです。
スリーブは、独自の調合で鋳造ブランクからオーダー製作している「ターカロイ松仕様」です。

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ホーニングも実に美しい仕上げりです。

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スリーブ外径は77mmですので、70mmピストンを入れた場合の厚みは3.5mmという十分なものとなります。そして、73mmまでボアアップしても2mmを確保することができるのです。
つまり、このスリーブを入れておけば、10年10万km走行後、再度のボアアップが十分に可能になるということです。

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ノーマルスリーブの外径は75.5mmですので、ボーリングのみで可能とされている73mmピストンに合わせて拡大ボーリングすると、厚みは1.25mmしか残りません。
鋳鉄スリーブの精度と剛性を担保するためには、2mm程度は必要ですので、そんなエンジンは極めて短命かつ、吹き抜けも多くて問題続出は必至です。おまけに運転時にはユルユルで遊んでしまうほどの緩さなのですから、熱はけも悪くて常にオーバーヒート状態になってしまいます。
これまでに、過度にボアアップしたチューンドZエンジンは油温が上がって長持ちしないと言われてきた真相はこういうところにあるのです。
お金をかけて、そんなエンジンを作りたくはないものです。

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外径77mmのスリーブにするためには、ケースボーリングが必要ですが、その程度はこれくらいなものです。
わずかなものでしょ。

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