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Z1000LTDの初期化&ライトチューニング その9~フロントフォークのオーバーホール


Z1000LTD、車体周りの初期化基本整備、次はフロントフォークのオーバーホールです。
この、フロントフォークという部品は、多くの方々が考えている以上に頻繁なオーバーホールメンテナンスが必要なのですが、これがまたおろそかにされがちです。
インナーチューブとアウターチューブは、極めて大きな側圧を受けながら常に摺動を繰り返しているのですが、それを潤滑するのは、200ccにも満たないほどのフォークオイルなのです。そしてこのフォークオイルは、併せてダンピングフォースの発生源ともなっていますので、その交換をさぼればどういうことになるか・・・

まずはステムからフォークを抜きましょう。
この際、クランプボルトを緩めた状態で、スルリと抵抗なく抜けるかどうかを確認しましょう。ここでひどく抵抗を感じるようであれば、ステム若しくはフォークの歪みや曲がりを疑うべきです。
このフォークは、緩めただけで自重落下するほどのスムーズさでした。

PA012134.jpg








このZ1000LTDのフロントフォーク、分解してみたところ、激しい異臭を放つフォークオイルのなれの果てが出てきましたが、まあ、年式を考えれば当然のことです。
つまり、中古車を入手したら、必ずやるべき作業がフロントフォークのオーバーホールということです。

全てを分解し、内部を丁寧に洗浄するのは当然のことですが、ここで注意しなくてはならないことは、きちんと芯を出して組むということです。
アウターチューブ、ダンパーロッド、インナーチューブの3点の構成部品が、きちんと平衡かつ同芯に組み立てられなくてはなりません。
組み立てたとき、インナーチューブの上から覗き込み、インナーチューブのセンターにダンパーロッドの頭頂部が位置することを確認しなくてはなりません。
そして、往々にしてずれていることが多いのも現実です。
そうなれば、フロントフォークの作動性は著しく悪化します。

これがダンパーロッドですが、アウターチューブの底部にボルトで固定されます。そして、頭頂部にあるピストンリングとインナーチューブ内壁が密着摺動しつつ、ここでフォークオイルをシールする必要があるのです。
その時、わずかでも傾いて締め付けられたとすれば、ピストンリングとインナーチューブ内壁の摺動抵抗が激増してしまうのです。
さらに、ダンパーロッドの胴部は、インナーチューブ先端内部にあるフリーバルブとの隙間管理によって、伸側ダンピングフォースを発生しますので、このクリアランスを適正に維持することも極めて重要になるのです。
まあ、フロントフォークの構造と作動原理を正しく理解すれば、各部がどうあるべきかは自明の理ということです。

PA012129.jpg






多くの量産フロントフォークの場合、ダンパーロッドの下部端面仕上げはこの程度のレバルです。
このわずかな面でアウターチューブの底部に締め付けられるのですから、ここに荒れや傾きがあってはなりません。

PA012128.jpg







確実にセンター出しをしながら旋盤にチャッキングして、端面を修正します。

PA012126.jpg







これでいいでしょう。

PA012130.jpg







組立作業は、確実に芯が出るように慎重に行う必要があります。
適当に無神経に締め付ければ、必ず傾きます。

PA012131.jpg







スプリングもスラッジにまみれていましたので、きれいに洗浄しましょう。
そして、基準データを確認するために、ばねレートを計算して求めておきます。
そう、線径、中心径、有効巻き数を実測し、これに基づいて計算するのです。
結果は、0.83kg/cm、そしてシングルレートでした。これはちょっと意外な数値ですね。
あとは実走にてリセッティングすればいいでしょう。

PA012133.jpg






フォークオイルを規定油面値に調整して完了です。

PA012135.jpg







初期化基本整備はまだまだ続きます。











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