2015.09/02 [Wed]
CRキャブレターへのスピゴット装着要領と留意点
CR、FCR、TMR、そのいずれも汎用レーシングパーツですので、ボディー本体とインシュレーターを接続するためのアダプターを使用しています。
この名称については、「スピゴット」若しくは「マウントアダプター」などと呼びますが、ここではスピゴットと統一することにしましょう。
具体的には、アルミ製筒状の部品をキャブレター本体にねじ込んで装着するのですが、ここから二次エアーを吸い込んでしまわないように、何らかの形でシールしなくてはなりません。
そこで、CRとTMRでは間にOリングを挿入し、FCRでは液体ガスケットを塗布することでシールします。仕様変更やメンテナンス性などを考えたとき、ここはOリング式の方が都合良いのですが、可能な限り前後長を詰めたいという設計上、FCRでは、ここにOリングを入れるスペースを作れず、やむなく液体ガスケット使用としています。
私は、多数のCR-Mキャブレターを通販にて販売していますが、稀にアイドリング落ち着きや回転落ちに問題があるというご相談をいただきます。
そのうちの数件は、ここにOリングを入れていなかったというケースがありますので、改めてご紹介しようと考えたわけです。
知っている方からは、いまさら何をと言われるかもしれませんが、依然として後を絶ちませんので・・・
これがCRキャブレターのスピゴットとOリングです。
お渡しするキット内の小箱に同梱していますので、確認してください。

Oリングには、このようにしてグリスを塗布します。これは、ねじ込む際に座りと滑りを良くするためです。また、Oリングの硬化や劣化も防ぐことができます。

そして、ねじ部分にもグリスを塗布します。
大径かつ細かいピッチのねじでアルミ同士がかみ合いますので、ここに水分が侵入してカジリを生じたりすると、極めてやっかいなことになります。
また、TMRでも同様ですが、ここに液体ガスケットは絶対に使わないでください。
OHや仕様変更時にスピゴット脱着に苦慮することとなりますし、張り付いた液体ガスケットをきれいに取り除くのも相当に手間がかかります。

ねじのかみ合いを慎重に確認しながらねじ込んでください。
斜めになったままねじ込んでしまうと、それもまたやっかいなことになります。

ここの締め付けは、手でキュッとやるだけで十分です。
間違っても工具などを使って締め付け過ぎないようにしてください。
Oリングにきちんとテンションがかかってつぶれていれば、二次エアーを吸うことはありません。ただ、シングルボディーの場合は、スピゴットを中心にキャブレター本体が回ってしまうことがありますので、多少はしっかり締めた方がいいですね。でも、締め過ぎは禁物です。
内側にOリングのはみ出しなどがないかを確認することも忘れずにお願いします。
スモールボディーCRの場合にはあまり問題がありませんが、CR35以上のビッグボディーCRの場合、Oリングのサイズがあまり適切ではなく、座りがとても悪くてはみ出しがちです。これについては、ケーヒンにOリングサイズの見直しをしていただきたいと願っています。

これで完成です。

これらは大した作業ではないのですが、確実に機能させるためには必須の事項となりますので、くれぐれもよろしくお願いいたします。
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