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カワサキZ1R、SP-2(V.F.M)の装着及びトータルセッティング その2~作業の結果は・・・


先日、スペシャルなZ1Rのキャブレターと点火系のセッティング作業をご依頼いただいたことについてご紹介しました。
その記事はこちらにあります。
http://mameshiba198.blog129.fc2.com/blog-entry-2047.html

こんなスペシャルなマシンです。

P3240413.jpg







依頼された作業は、キャブレターセッティングと点火系セッティングであり、そのリクエストは、常用域における振動を軽減したいというものでした。
もとより、オーナーのTさんによって散々に煮詰められてきたマシンですので、巷で言われている、セッティングが出ているとか出ていないなどという基準レベルから言えば、最上クラスの出来栄えなのです。
Tさんは、ご自身の手によってここまで試行錯誤したが故に、その過程において、漸次にわたってキャブや点火系のセッティングを振って行くと、加速が云々という要素とは別に、振動特性が変化するということに気付いたのです。それを知ってしまったが最後、気持ち良い加速フィールと振動特性について、なんとか両立したいというわがままな欲求を抱くに至ります。
そして、自分なりにその両立バランス点を高めるべく更なる試行錯誤を重ねるのですが、どうにも納得が行かない・・・
しかし、ここまでのTさんによるセッティング作業自体、ある意味では、すでにプロショップの域を超越していると言っても過言ではありません。ここまでですら、煮詰めを進めることができるプロが何人存在するか・・・自身のマシンに相応の執着心と手間暇をかけたプライベートマシンを侮ってはいけません。

結果、Tさんは、私への宿題として作業依頼をするに至ったのですが、私からすれば、これはまさにTさんからの挑戦に他なりません。

まあ、私としてはこれに廃るわけにはいきませんので、持ち前の引き出しの多さを武器に、なんとかTさんのリクエストを充足するレベルにすることができたのですが、本日、我慢できなかったTさんは、仕事を早上がりして引取りにおいでになりました。

具体的な作業内容について、現状のジェッティングと点火カーブ及びTPS出力電圧調整の具体的数値、そして試乗時に気になったリアサスのリセット内容について説明をさせていただいた上で、清算も済ませ、Tさんは好天の下、そのまま走りに行ってしまいました。

つい先ほど、あっちこっちのワインディングを走り回って帰宅したTさんからお電話にてインプレをいただいたのですが、まあ、喜んでおられましたよ。

しかし・・・ところがなのです・・・
でも、これは予想どおりでもあり・・・

もう一度書きますが、作業内容は、キャブレターと点火系のセッティングなのですが、Tさんの喜びの主体は、私が余計なお世話として行った、リアサスのリセッティングに関するものだったのです。

「振動は激減しました。特にパーシャルで巡航している時の振動は、これまでとは別物のように少なくなりました。また、加速も太くまろやかなトルクに乗ってビュッと力強くなりました。でも、リアサスのリセッティングがなんとも具合が良くて、道志から宮ケ瀬付近まで走り回ってしまいました。とにかくコーナリングが安定して良く曲がるようになりましたし、マシンをバンクさせる時の安心感が大きくなってコーナーが楽しい・・・」



オートバイという乗り物は、実に多くの部品類によって構成されています。
個々の部品のパフォーマンスやスペックも大切ですが、これらが個々に機能するわけではありません。
オーリンズからブレンボにダイマグやら、部品総額数百万円の集合体が、ノーマルマシンよりも走らないなどということは決して珍しいことではないのです。カスタム雑誌を飾るスペシャルマシンに過大な夢を抱くべからず・・・

私自身、個々の記事ではそれぞれのテーマについて細かく追求し、「〇〇はこうあるべきだ」などと書いていますが、それはひとつの記事テーマとしてそこで取り上げるのですから、そういう切り口にならざるを得ないところです。
たとえば、キャブセッティングは云々とか、点火時期や点火カーブがどうのとか、シリンダースリーブやピストンはこうあって欲しいとか・・・
でも、そこだけをきちんとしたからといって、1台のマシンとして良いものになるわけではありません。
また、キャブ屋、サス屋、エンジン屋、加工屋、マフラー屋、電気屋・・・それぞれエキスパートは存在しますが、結局のところ、それらの集合体を、1台のマシンとしてどのように見立ててセットアップして行くのかが最も重要なことになります。

純粋に仕事としてビジネスライクに割り切れば、頼まれた作業以外のことには手を付けないというスタンスもあるかもしれませんし、上記のような個々パートのエキスパートは、その道を深く追求すればするほどに熱中し、時として自らの視点からしかマシンを見ないという視野狭窄傾向にもなりがちなのかもしれません。

結局のところ、現在手掛けている自分の仕事の向こう側に、それを一部の構成部品としたマシンの全体像と、それに乗るユーザーの楽しむ姿を重ね合わせるという意識を持たなければ、それはプロとして失格であろうというのが私の考えです。
それは、30年以上の長きにわたってユーザーサイドにいた私自身が、プロに対してそうあって欲しいと願って望んでいた姿ですし、その後、思わぬ展開によって、プロと言われる立場になってしまった私自身が、常々において自戒し続けていることでもあります。

全てはユーザーの楽しみのために・・・
それは、楽しむための遊び道具を仕事とした以上、常に前提にすべきと信じて疑うことはありませんし、それがまめしばの存在価値そのものと考えています。
それ故に私はオートバイに乗り続けますし、散々にテスト走行もします。
自分自身が納得できないものが、他人を納得させられるとは思っていませんからね。

自らの軸足を定めて、為すべきことについて日々精進あるのみです。


そういう意味において、今回のZ1Rに関する作業は、私にとっては極めて満足度の高い、達成感のあるものでした。たとえ、サスセッティング代金をビタ一文ももらっていなかったとしてもね。
だって、圧ダンパークリックをチョイと回して、イニシャルを2mmかけただけの作業ですので、工賃をいただくほどのことでは・・・
Tさん、良い仕事をさせていただいて、ありがとうございました。
そして、ご自身にて煮詰められたキャブセッティングは、実に素晴らしいものでしたよ!






ファクトリーまめしばでは、マシン持ち込みでの、CRキャブレターに対するMノズル&PEEK製リンクロッド装着&セッティングサービスを行っております。その効果は想像以上・・・
ご希望の方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。
作業時間は半日程度ですので、日帰りにて十分に可能となります。
また、愛車を題材にしてのセッティングガイダンスも平行して行いますし、具体的なセッティング方法、ジェット交換要領などもご説明いたします。
たとえば、今の季節でこの組み合わせだから、もっと気温が下がったら、スロージェットをこうしてジェットニードルをこんな感じに・・・とかね・・・
その後、ご自身の手によって、さらに好みのセットに煮詰めて行くのも楽しいものですよ。
具体的な価格等については下記の記事を参照ください。
これを機に、セッティングの迷路から脱出できることを考えれば格安と思います。

Mノズル&PEEK製リンクロッドの装着サービス



大好評のファクトリーまめしばオリジナルオイル開発の経過はこちらにありますので、どうぞご覧になってください。
オリジナルオイルの開発

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価格を含めたサービス内容については、こちらをご覧ください。
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ファクトリーまめしば、新拠点へのアクセスは下記のとおりです。
・東名高速道路大井松田ICから5.5km、所要10分
・小田原厚木道路小田原東ICから5km、所要10分
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地図はこちらをご覧下さい。
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