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使ってはいけない部品


巷には星の数ほどのアフターマーケットパーツが存在します。
それなりに名前の通ったメーカーが製作しているものや、雑誌メディアなどにも取り上げられているからといって、それらがきちんと検証を重ねたものである保証はないというのが現実です。
取り立てて役に立つというほどではないという程度であればいいのですが、中には、百害あって一利なしというものや、本来果たすべき機能を充足していないもの、または、組み合わせによってはトラブルの原因になるものなどがあるのも事実です。
また、直面したトラブルが、明らかにその部品に起因するものということがわかる場合であれば、それを外せばいいだけのことですが、多くの場合、それが原因であることがわかり難いというのが常だったりします。
そうなれば、いつまで経っても問題や悩みは解決しないという、極めて残念な状態に陥ってしまい、出口すら見えなくなってしまう・・・

私は、これまでに様々な実験や検証テストを重ねてきました。その中で、何度かのドツボとも言える原因不明の症状に遭遇してきましたが、わかってしまえば、「まさかそんなことが原因だったとは・・・」というものがほとんどを占めるというのが現実です、
その経験を踏まえた上で、多くの方々が陥りやすい過ちについて、使ってはいけない部品として以下のものをご紹介することとしました。

まずはこれです。
社外品のレーシングキャブレターを装着するにあたって、何らかのエアクリーナーは使いたいものですが、これだけはやめてください。

P1110949.jpg






この部品、K&Nパワーフィルターやラムエアーフィルターはもちろんのこと、純正エアクリーナーボックスよりも、はるかに吸わなくなります。

P1110950.jpg







問題は2点あります。
まず、装着するための縁ゴムです。
吸入エアーは、ファンネルの先端部、カールした面に沿って流入します。ファンネル効果とは、先端部を外方向にカールさせることによって、その周辺のエアーも効率良く吸入するというものですので、そのカール面に障害物を置くなどはもってのほかなのです。
セオリーとしては、ファンネル先端部から最低でも1cm以内のところに障害物を置かないというものですので、カール面そのものに何かを装着するなんて論外もいいところ・・・
もう一点は、2枚のネットに挟まれたスポンジです。
これは、ラムエアーフィルターなどと同種の耐油性スポンジですが、これを、ファンネル先端部を塞ぐように装着するというのが問題です。
この、ファンネル開口部は、エンジンの吸入負圧によって周囲のエアーを集め、絞りを効かせることでここから流速を加速して吸入するところです。ラムエアーフィルターのように外周にスポンジを配置するのであれば、ファンネル開口部から遠く流速も遅いところですので、さしたる抵抗にはなりませんが、流速の高いところに抵抗物を置けば、そこにおける流入抵抗ははるかに大きくなるのです。また、こんなに小さな面積で、吸入するエアー全てを通過させようとするのですから、そういう意味においても大きく阻害することは明白です。

流速の高いところに抵抗物は厳禁・・・

実走においては、ゆっくりとスロットルを開けて加速する分には大きな違いは感じられませんが、大きく開けた時には、急激な必要吸入量の増加に対応できなくなります。
つまり、大きくスロットルを開けても詰まったようになって加速しないという状態に陥ってしまいます。これは、空燃比が濃くなりすぎて加速しないというのとは異なり、吸入自体が阻害されることによる問題ですので、ジェットを絞ったからといって解決することはできません。つまり、ジェッティングの問題ではないということです。

これについては、誰それが使っていて問題ないと言っているとか、ショップが装着したなどということも関係ありません。
きちんと本来の加速を得ようと思ったならば、解決方法はただひとつ、これを取り外して廃棄すること以外にはないということです。




次はこれです。
そう、点火プラグ、これはB8ESです。

品番からもわかるとおり、抵抗なしのものですが、これは、デジタル制御のイグナイターと組み合わせてはなりません。
ZやGSではこれが標準プラグとして指定されていますが、それは、ノーマルのポイント点火方式というのが前提です。あとは、悪名高きダイナSなどでも使えます。
しかし、たとえばウオタニSP-2や、近年の純正イグナイターなどを流用しているのであれば、これは使えません。
問題は、ノイズによって制御に異常を来すおそれがあるという点にあります。
また、ノイズというのは神出鬼没、そのレベルも一定ではありません。
デジタル制御というのは、一定レベル以下のノイズには無症状らしき様相を呈しますが、それを越えた瞬間に機能しなくなります。そう、1かゼロなのです。
ですから、プラグキャップに抵抗が入っているからプラグにはなくてもいいというのも間違いです。ノイズ源になり得る要素は可能な限り排除するというのが、デジタル回路を使う上における鉄則です。

もし、貴方のZにウオタニSP-2が装着されているにもかかわらず、このB8ESが装着されていたとしたら、さっさと外して抵抗入りのものに交換してください。
現状は問題なさそうに走っているとしても、いつ何時にノイズ干渉によって問題が起きるか・・・そういうリスクを抱えた状態にあるということを認識してください。
Z専門のショップに装着してもらったからと言っても、そんなことも関係ありません。
SP-2のマニュアルに記載されているとおり、抵抗入りに交換してください。

P1110947.jpg







これが抵抗入りのプラグです。
品番は、BR8ESです。

P1110948.jpg







加えて、私がお勧めするのは、このBR8ES-11というタイプです。
SP-2では、装着に伴って、抵抗入りプラグを使うとともに、プラグギャップを1.1~1.3mmに広げることが指示されていますが、このプラグは最初から1.1mmギャップになっているものです。
ただ、このタイプはターミナル一体式になっていますので、それに対応したプラグキャップが必要になります。安価なスタンダードタイプのキャップでは使えません。
しかし、点火系をチューニングしようとするのですら、プラグキャップも高機能なものを使うというのが本筋です。

P1100031_20141217231553b39.jpg







この、プラグギャップを広げるということを軽視する傾向にあるようですが、これをしなければ、SP-2を装着した意味がありません。
いや、正確に言えば、点火系を強化する目的は、プラグギャップを広く取るためと言っても過言ではないのです。怠ったとしたら、それは大金を投じてSP-2を買った意味がないということになるのです。
ショップが装着したから・・・そんなことは関係ありません。


最後はこれです。
画像の上に写っているもの、そう、けっこう多く流通している社外品のリモートアイドルアジャスターです。
これについては、さしたる害を及ぼすというほどのことではありませんが、先端のノブを回しても、ワイヤーがよじれるばかりで回転しません。
調整しようとして回してもアイドリング回転が変わらず、変わらないなと思って回し続けると、一気に回ってしまって、回転がいきなり変化するという、実にイライラする状況になります。
便利に手元でリモートコントロールするために金を払って買ったのに、その用を為さないということになります。
先に害はないと書きましたが、実はそうでもありません。
連結ステーに共締めしますが、その装着もスムーズなものではありません。
CRキャブレターの連結ステーを固定しているボルトの締め付けトルク管理は、キャブレターボディーの整列を出すために重要な要素ですので、こんなものを共締めしたら、トルク管理もへったくれもありません。
年間に多数のCRキャブレターをオーバーホールのためにお預かりしますが、これが装着されているものは、十中八九は整列が大きく狂っています。

画像の下に写っているものはケーヒン純正品ですが、こちらはきちんと機能を果たしますので、装着するならこれに限ります。
また、価格もこちらの方がずっと安価です。
高い方が使えないというのですから、なんとも残念なことです。

P1110958.jpg






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