2014.12/04 [Thu]
ファクトリーまめしばオリジナルオイル、FMシリーズに中間粘度のFM-1.5(12.5W45)を追加しました
私、とにかく自分自身が納得できないと気が済みません。
これまでにも、様々なオリジナルアイテムを開発デリバリーしてきましたが、いずれも自分自身が使いたいというのが開発動機です。
古くから私の記事をお読みになっている方ならご存知と思いますが、そもそも私はこんなチューニングパーツ屋をやりたいと考えていたわけでもなく、自分自身のマシンをより良いものにするべく探究を重ねてきただけの趣味人でしたので、今日においてこんな展開が待っているとは、まさに予想すらしていませんでした。
なぜ私がここまでのご支持を得るに至ったのか・・・そのことについて自らの過去を顧みて検証してみれば、答はひとつです。
私は、自分自身のマシンを追求することのみに腐心し続け、自分自身で使うためのものを実験検証を重ねながら形にし、その過程をつぶさにネット上に公開し続けた・・・傍で見ていた多くの方々は、その過程そのものに共感するとともに、そこに他の商業主義的、広告主義的なものとは異質の信用性を感じたからに他ならないのです。
このことは、私の原点であると同時に、現在においても私の軸足そのものです。
そこにこそ私の価値本質がある・・・
私が最も関心を寄せているのは、私のマシンたち・・・これらをどのように仕上げていくか、まあ、日々そのことを考えているわけです。
そして、私の部品を入手したり私にセッティングを委ねて下さる方々のマシンについては、その延長線上にあるに過ぎないということです。
このように書くと、まるで他人様のマシンや部品には手抜きをしているかのごとき誤解を生むのかもしれませんが、そういうスタンスや意識でやってきたからこその今日なのですから、それを変えることなどできようもありません。
そうですね・・・・最初から仕事だと考えれば、探究の度合いは、「ここまでやればお客さんは満足するだろう・・・このレベルでこの価格なら文句は出ないだろう・・・」というものになるのが常です。しかし、自分自身の探究ということになれば話は全く別・・・これで満足などということは永遠にないのです。日々探究、日々進化です。
また、他人がどんなことをしているかなどということに邪念を抱く必要もヒマもありません。自分が何をするか・・・そのことにしか関心はないのです。
そうすれば、隣家の芝が青く見えるなんていうこともありません。
まあ、隣家の芝色が気になって、それをどうのこうのと言ってみたり、いちいちカウンターを当ててみたりしている限り、そんな人はロクな仕事はしていない証に他ならないというのが世の常です。どんな世界でも、自分自身のやるべきことに集中して打ち込んでいる人は、他人のことなど気にしてはいないものです。
あれっ、何の話だったのかわからなくなりましたね。そうそう、ファクトリーまめしばオリジナルオイルに、中間粘度の12.5W45を追加したという話です。
本年の4月、それまで1年半の開発期間を経たのちに、FM-1(10W40)とFM-2(15W50)という2種類の粘度にてオリジナルオイルをデリバリーしました。
これも、私自身が使いたいオイルを作りたいというのが動機・・・
その結果、多くの方々に愛用していただくに至り、おかげさまにて実にたくさん売れています。ファクトリーまめしばの主力商品のひとつと言っても過言ではありません。
リピーターの方も多くおいでですし、オートバイに入れて具合が良かったので、四輪車にも・・・と言って追加注文を下さる方も多数おられますね。
インプレ集はこちらにあります。
オリジナルオイルのインプレ集
開発経過はこちらです。
オリジナルオイルの開発経過
開発テストを終えてデリバリーが始まったからといって、開発が終わるわけではありません。私のスタンスではね・・・
その後も、自分自身のマシンや周囲の変態テストライダーたちによって、開発テストは継続しています。日々進化ですから・・・
2種類に設定した粘度についても、その中間粘度にするとどうなるのかについてテストしてきましたが、その結果、製品としてデリバリーする価値ありとの結論に達しましたので、FM-1.5(12.5W45)をデリバリーすることとしました。
これにて、以下のラインナップとなります。
価格は、いずれも1Lが2,800円、4Lで10,000円となります。
・FM-1 (10W40)
・FM-1.5 (12.5W45)
・FM-2 (15W50)


以下は、九州の変態CB乗りであるSさんに、デリバリー開始前後にわたってテストしていただいた際にやりとりした内容の一部です。
・FM-1(10W40)
CB750Kにて最初のインプレ
本日峠走行 油温90度でシフトの渋さ目立ち始めました。高回転での微振動も出始めましたので、我慢できずにプロメディックを5%ほど追加で入れてみました。排気音図太くなりシフトも許容範囲内でのタッチに改善!高回転の振動もなくなりました。
FM-1について、ほんとにプロメディック配合?攪拌・沈殿によるもの?など妄想しましたが、こんな感じです。
私的な感覚ですが、今後もよい製品開発の参考になればと思っております。
~FM-1の粘度では、空冷4気筒エンジンでハードランする際にはちょっと柔らか目であることが判明しました。この時点では、プロメディックを5%ほど追加して、添加率10%まで増量することで良いフィーリングになることも確認できました。
・FM-2(15W50)
CB750KによるFM-1との比較テスト
早速、FM-2試してみました。感じたことそのまま報告です。
触った感じは、FM-2>FM-1(10%)>FM-1(5%)の粘っこさです。
FM-1からFM-2への交換後、回転上昇の鈍さを感じます。ブリッピングでも同じ、オイルの固さが邪魔している印象です。
シフトフィーリングはFM-2がいちばん良いです。プルッとギアが入る感じが戻りました。また、低中速トルクのまろやかさや太さも良い感じですが、走り出してエンジンのピックアップの鈍さからか、負圧キャブのように遅れてついてきます。ここはFM-1(10%)の方が気持ち良いです。
2~3速で加速時、車速が乗ってアクセルを戻したときの「ふわっと」したエンブレフィーリングもFM-1(10%)の方がいい! FM-2は密着性の良さが邪魔しているのか?アクセルオフで車体が僅かにお辞儀します。慣れると問題無いレベルですが・・・
へたり気味なエンジンならFM-2の効能でかなり良くなるのではと感じます。個人的な希望は、CB750F系のノーマルエンジンなら、FM-1とFM-2の中間粘度の12.5Wー45(プロメディック10%)が最適と思います。
~FM-2はCB-F系エンジンをブン回して乗るにはちょっと硬いということがあかりましたが、シフトフィーリングや低中速トルク、そして油温が上昇した際のタレ難さでは有利ということがわかりました。
・FM-2
Z750FX1でのテスト
クラッチの繋がり・エンジンのツキ・シフトフィーリングなど、気になるとこなしです。このままで6000km半年違和感なければ、まめしばさんの理念どうりのオイルと思えます。
前のオイルは、レッドフォックス10W-40です。
~同じ750ccマシンでも、ベアリングクランクで、CB750Fよりも低中速寄りの特性を持つZ750FX1では、全てにおいてFM-2が有利ということが確認されたということです。
・FM-1.5
CB750Kでのテスト
テスト用のFM-1.5 6月15日に交換後、約5000km走行していますが、気温低下の現時点でも違和感はありません。
交換直後から、すべて良くなっています。低温〜102度越えでもシフト回りの違和感無し、外気温度9度時とオートポリスレイクサイドコース30分レブリミットきっちり回しての102度です。
交換後、約2000km走行でさらに良くなり、コーナー立ち上がりアクセルオンでのクラッチの繋がり方が、半クラを使ったかのように車体を押し出してくれるようになりました!クラッチの切れもスパスパ決まります!この特性変化が今回のオイルで一番気に入っているところです。
オイル交換後の変化も、今の感じではごく僅かと思われますが、目的設定の半年時の状態も体験したいと思いますので、FM-1.5の追加をお願いいたします。
~目論見どおり、CB750F系エンジンにおいては、12.5W45がベストバランスということが明らかになりました。
今回、フェイスブック上でもこんなやりとりをしていました。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=670697183029654&set=a.322870984478944.71342.100002681366783&type=1&theater¬if_t=like
そこで、具体的にはどんな粘度を選択するのが良いのかですね。
詳細なインプレレポートをいただいた実例を挙げてみますので、類推してみてください。
近年のマネジメントが進んだ水冷エンジンにおいては、FM-1がベストです。
・GSX-R1300隼、GSX-R1000、YZF-R1、CB1300、CBR1000、ZX10R、BMW K1300、YZF-R6、WR250R、CB400SF
中間排気量の空冷エンジンやちょっと古めの水冷大排気量エンジンではFM-1.5です。
・CB750F、ゼファー750、GPZ900R、ZZR1100、FZR1000
空油冷エンジンやビッグツイン、ビッグシングルエンジンではFM-2です。
また、マシンを問わず、油温が110度を超えるような使用条件下では、やはりFM-2がお勧めです。
ただし、これらのマシンにおいて、年間に2回オイル交換をするというのであれば、気温15度を下回るような時期ではFM-1.5が良いです。また、エンジンがノーマルで油温もさほど上がらずという使用条件であれば、年間を通じてFM-1.5というのも良い選択と思います。
・カワサキZ、GS750、GS1000、GSX1100S、スズキ油冷マシン、XJR1300、XV1000、SR500、SRX600、900SS、ハーレー、BMWR100、ルマン1000
およその目安にしていただければと思いますし、ご不明の点などがありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。
また、ファクトリーまめしばでは、マシン持ち込みによるオイル交換サービスも行っております。カワサキZ系、ザッパー系やスズキGS/空冷GSX系ではオイルエレメントも在庫しております。

オイル交換サービスについては、オイルサーバーからの提供となりますので、必要分だけをご購入いただけますし、1Lあたり2,500円ですので、1Lボトルよりもお得です。
また、FM-1.5については、サーバーのFM-1とFM-2をブレンドすることで対応することができます。

アドバンテージKYB36及び現行モリワキKYB用のワンプッシュエアバルブ付イニシャルアジャスターのデリバリーを開始しました。
詳細はこちらをご覧ください。
・デリバリーについて
http://mameshiba198.blog129.fc2.com/blog-entry-1920.html
・製品コンセプト
http://mameshiba198.blog129.fc2.com/blog-entry-1919.html
ファクトリーまめしばでは、マシン持ち込みでの、CRキャブレターに対するMノズル&PEEK製リンクロッド装着&セッティングサービスを行っております。その効果は想像以上・・・
ご希望の方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。
作業時間は半日程度ですので、日帰りにて十分に可能となります。
また、愛車を題材にしてのセッティングガイダンスも平行して行いますし、具体的なセッティング方法、ジェット交換要領などもご説明いたします。
たとえば、今の季節でこの組み合わせだから、もっと気温が下がったら、スロージェットをこうしてジェットニードルをこんな感じに・・・とかね・・・
その後、ご自身の手によって、さらに好みのセットに煮詰めて行くのも楽しいものですよ。
具体的な価格等については下記の記事を参照ください。
これを機に、セッティングの迷路から脱出できることを考えれば格安と思います。
Mノズル&PEEK製リンクロッドの装着サービス
大好評のファクトリーまめしばオリジナルオイル開発の経過はこちらにありますので、どうぞご覧になってください。
オリジナルオイルの開発


価格を含めたサービス内容については、こちらをご覧ください。
常に在庫は確保しております。
オリジナルオイルのデリバリーについて
ファクトリーまめしば、新拠点へのアクセスは下記のとおりです。
・東名高速道路大井松田ICから5.5km、所要10分
・小田原厚木道路小田原東ICから5km、所要10分
・小田急小田原線栢山駅から徒歩5分
地図はこちらをご覧下さい。
新拠点の地図
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新しくスタートする新生ファクトリーまめしばに、皆様の応援クリックをよろしくお願いいたします。
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まめしばスペシャルパーツのインプレ集は下記リンク先を参照ください。
全て、実際に購入していただいた方々から寄せられたものについて、そのままを掲載したものです。
・Mノズル
価格:1個4,000円
・CR-Mキャブレター
価格:1機 165,000円~
・強化フロントアクスルキット
価格:1セット 40,000円
・V-UP16
価格:1個 26,000円
・マルチスパークアンプ(MSA)
価格:1個 38,000円
・ルブロスプロメディック(オイル添加剤)
価格:1L 8,000円
その他、レデューサー、NGCエキゾーストシステム、SOHCエンジニアリング製ピストンキット&コンプリートエンジンなど、様々な部品をプロデュースしております。
いずれも、自信を持ってお勧めできるものばかりです。
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ファクトリーまめしばスペシャルパーツのリンクはこちらです
ファクトリーまめしばスペシャルパーツ
これらの部品や作業等に関する各種お問い合わせは、
mameshiba198★gmail.com(★に@を入れてください)
までどうぞご遠慮なくメールをお送りいただくか、直接お電話をください。
〒250-0852
神奈川県小田原市栢山(カヤマ)2925-3
ファクトリーまめしば
TEL 090-3342-1234
FAX 0465-46-7041
mameshiba198@gmail.com
拍手もどうぞよろしく!!!!
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- [オリジナルエンジンオイルの開発]
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