Entries

GS750のエンジンオーバーホール計画 その19~現時点でのセッティングメモ


1977年式GS750のエンジンオーバーホールも無事に終了し、ならし走行も済ませたところです。
通常の認識であれば、ここで完了、オーバーホールを終えたエンジンは絶好調で万々歳となるのですが、私の感覚では、これは再スタートのゴングが鳴らされたというもの・・・
オーバーホールしたことで、エンジンはコンプレッションの向上を始めとし、各部の条件が変化していますので、各セッティングも変更すべきというのが私の考えです。
現状そのままでも、マシンの走りっぷりは相当に良くなっているのですから、それでいいではないかとも思われるのですが、そうではありません。オーバーホールを終えたエンジンに、より適正なセッティングを施すことによって、更なる向上が見込めるのです。
これは、やらなくてはならないという意味ではありませんよ・・・
私は、セッティング作業をすることそのものが趣味です。様々な部分のセッティングを試行錯誤する過程そのものも楽しいですし、良いセッティング、悪いセッティングを含めた、試したセッティングの数ほどに引き出しの数は増えて経験値を高め、なによりも私自身のセンサーを磨くこととなったのです。
私がデリバリーすることとなった各種のチューニングパーツも、その延長線上に生まれたものですので、あながち無駄な努力でもなかったということでしょう・・・

オーバーホール後に行ったセッティングは、点火時期、キャブレター、バルブタイミング、排気系などに渡りますが、現状のセットは下記のとおりです。
これが終着点ではありません。単なる通過点・・・また今晩にでも変更するかもしれません。

P1090846.jpg






・点火時期(ウオタニSP-2、特注3次元マップ仕様~V.F.M)
BTDC17°~42°
TPS出力電圧 0.82V

半球型燃焼室を持つ2バルブヘッドエンジンは、イニシャル点火時期を進め気味にした方がアイドリングから低回転域のトルクを稼げますので、BTDC17°としています。
また、今回のエンジンは純正ピストンで圧縮比もたかが知れていますので、全開時最大進角値は42°と、これもまた進め気味です。
もちろん、実走にてフィーリングを確かめながらの結果です。
TPS出力電圧も高めにしています。これによって、開度10%近辺の点火時期を50°ほどまでに進角させ、巡航走行時の燃費を稼ぐとともに、ここでの軽くスムーズで転がるような回転感覚を得ています。



・CR-M31(TPS仕様)
MJ:1・4~120 2・3~122
JN:YY9#6.5
NJ:OS~0.02
SJ:48
MAJ:180
AS:1
PS:2
CA:2.5
ALJ:100

装着しているCR-M31キャブレターのセッティングは上記のとおりです。
私の実験機ですので、一般的とは言えません。
ただ、これで、5速1,000rpmでスルスルと走るばかりか、このままノンスナッチで交差点を左折して加速することすらできます。当然ですが、平たん路であれば5速発進もOK・・・
各ギアでワイドオープンすれば、そのまま息付きや谷もなくレブリミットまで一直線に加速します。
そして燃費は、峠道走行を含めた平均で17km/L程度でしょうか・・・
そして口径は、このエンジンに対しては一般的にはオーバーボアと言われるCRの31mm・・・



・バルブタイミング
IN:106.5°
EX:108.5°

ここ数日の間に5パターンほどの組み合わせを試しているのがバルブタイミングです。
ノーマルカムであっても、このセッティングによって、エンジンは驚くほどに表情を変化させます。


IN:110°
EX:110°
オーバーラップを少な目にしたことで低中回転域での太いトルクが得られますが、2,000~3,000rpm付近でちょっと粗いというか、シュッと回るフィーリングに欠けるので気に入りませんでした。
ただ、アイドリングから5,000rpmあたりまでのゴリゴリとした加速ダッシュ感は楽しいですね。中速が太いですので、レブリミットまでもその勢いで一気に持ち込むことができます。街中から峠道での実質的な速さを求めるのであれば、これはアリなのかもしれません。


IN:107°
EX:110°
吸気カムをやや進めてオーバーラップを増やしてみました。これはなかなか良いフィーリングでしたが、もうちょっと高回転域でのビュッという吹け切り感が得られそうに感じました。
低中速のトルク感に問題はありませんので、もうちょっとオーバーラップを増やしてみたくなりました。


IN:105°
EX:105°
細かく振ってもわかり難いですので、今度は、吸気カムをグイッと進め、排気カムをグイッと遅らせてみました。それによってオーバーラップは相当に大きくなり、6,000rpm付近でちょっとトルクの谷が出ます。しかし、そこから先は明確にパワーバンドに入り、10,000rpmオーバーまでのパ~ンという爽快な吹けは気持ちいいです。
ただ、ストリートユースではおいしいところが味わい難くなります。
高速道路で全開加速などというシチュエーションでは最高ですね。
まあ、ちょっとやりすぎということです。
相当なハイコンプ仕様にラジカルなカムシャフトの組み合わせで、ピークパワー狙いというのならアリかな・・・


IN:105°
EX:110°

今度は排気カムをグイッと進めてオーバーラップを増やしてみましたが、これは、あまり良いフォーリングではありませんでした。
中速の痩せ具合はぎりぎり許容範囲ですが、その割には高回転域でのパンチもさほどではありませんでした。美味しいところがないんですね・・・


IN:106.5°
EX:108.5°

とりあえず落ち着いたのがこの値です。
アイドリングから高回転域まで、実に良いバランスになりました。
まあ、このGS750ノーマルカムではこれがベストかな・・・私の好みにおいてですが・・・



これらのセッティングは、それぞれ答はひとつではありません。
また、それぞれは相互に関連し合っていますので、全ての組み合わせの結果としてのエンジンフィーリングということです。
私は、自分のマシンを気持ち良く走れるものにするため、私の好みのフィーリングにするための試行錯誤を重ねているだけですが、この作業を飽きることなく続けることによって、自分自身の感性やセンサー感度を磨きつつ、その過程において色々なアイデアを思いついたりするのです。

テーマは、「オトナの理科実験」






ファクトリーまめしばでは、マシン持ち込みでの、CRキャブレターに対するMノズル&PEEK製リンクロッド装着&セッティングサービスを行っております。その効果は想像以上・・・
ご希望の方は、メール若しくはお電話にてお問い合わせください。
作業時間は半日程度ですので、日帰りにて十分に可能となります。
また、愛車を題材にしてのセッティングガイダンスも平行して行いますし、具体的なセッティング方法、ジェット交換要領などもご説明いたします。
たとえば、今の季節でこの組み合わせだから、もっと気温が下がったら、スロージェットをこうしてジェットニードルをこんな感じに・・・とかね・・・
その後、ご自身の手によって、さらに好みのセットに煮詰めて行くのも楽しいものですよ。
具体的な価格等については下記の記事を参照ください。
これを機に、セッティングの迷路から脱出できることを考えれば格安と思います。

Mノズル&PEEK製リンクロッドの装着サービス



大好評のファクトリーまめしばオリジナルオイル開発の経過はこちらにありますので、どうぞご覧になってください。
オリジナルオイルの開発

P1090323.jpg

P1090324.jpg

価格を含めたサービス内容については、こちらをご覧ください。
常に在庫は確保しております。
オリジナルオイルのデリバリーについて



ファクトリーまめしば、新拠点へのアクセスは下記のとおりです。
・東名高速道路大井松田ICから5.5km、所要10分
・小田原厚木道路小田原東ICから5km、所要10分
・小田急小田原線栢山駅から徒歩5分

地図はこちらをご覧下さい。
新拠点の地図



↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


にほんブログ村 バイクブログ バイク カスタムへ
このアイコンをポチッとネ
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
新しくスタートする新生ファクトリーまめしばに、皆様の応援クリックをよろしくお願いいたします。


↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


まめしばスペシャルパーツのインプレ集は下記リンク先を参照ください。
全て、実際に購入していただいた方々から寄せられたものについて、そのままを掲載したものです。


・Mノズル
価格:1個4,000円


・CR-Mキャブレター
価格:1機 165,000円~


・強化フロントアクスルキット
価格:1セット 40,000円


・V-UP16
価格:1個 26,000円


・マルチスパークアンプ(MSA)
価格:1個 38,000円


・ルブロスプロメディック(オイル添加剤)
価格:1L 8,000円


その他、レデューサー、NGCエキゾーストシステム、SOHCエンジニアリング製ピストンキット&コンプリートエンジンなど、様々な部品をプロデュースしております。
いずれも、自信を持ってお勧めできるものばかりです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ファクトリーまめしばスペシャルパーツのリンクはこちらです


ファクトリーまめしばスペシャルパーツ

これらの部品や作業等に関する各種お問い合わせは、
mameshiba198★gmail.com(★に@を入れてください)
までどうぞご遠慮なくメールをお送りいただくか、直接お電話をください。



〒250-0852
神奈川県小田原市栢山(カヤマ)2925-3
ファクトリーまめしば
TEL 090-3342-1234
FAX 0465-46-7041
mameshiba198@gmail.com


拍手もどうぞよろしく!!!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

スポンサーサイト

ご案内

プロフィール

mameshiba198

Author:mameshiba198
FC2ブログへようこそ!

最新記事

カテゴリ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

全記事表示リンク

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
車・バイク
6位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
バイク
1位
アクセスランキングを見る>>

カテゴリ