2014.07/28 [Mon]
カワサキZ用オリジナルSP-2フルパワーキットの開発 その1~開発の目的
現在は常時在庫品として販売しておりますので、ご注文はこちらからお願いいたします。
ショッピングカート~ウオタニSP-2ファクトリーまめしばオリジナルバージョン
先日にちょっと予告したところですが、現在、ASウオタニの魚谷さんのご協力をいただき、カワサキZ用SP-2フルパワーキットのオリジナルバージョンを製作中です。
目的は、ハイコンプハイチューンドエンジンのパフォーマンスをフルに発揮しつつ、デトネーションによるエンジンブローを防止すべき根本的対策を講じるというものです。
特に、3,000~6,000rpmという中速レンジにおけるデトネーションによるピストン溶解、そしてエンジンブローという、常用域における危険性を根本排除することにより、ハイコンプハイチューンドZのパフォーマンスをフルに安心して発揮させるというのが主たる目的です。
具体的には、たとえば、峠道の登り勾配立ち上がりにおいて、2~3速の3,000~4,000rpmあたりからスロットルを開けて加速しようというケースです。
ごく普通にあるシチュエーションというか、ほとんどの一般ライダーが当てはまるケースです。1,000ccを超えるチューニングマシンで、いくらきつい登り勾配だからといって、1速5,000rpmから立ち上がるような乗り方はしないでしょう・・・
また、高速道路を5速100~120km/hで巡航、エンジン回転数は4,000rpm近辺、そこからギアホールドのまま追い越し加速のためにワイドオープン・・・1,000cc以上もあるチューンドマシンは、この領域でのトルクも太いですので、わざわざ4速や3速にシフトダウンして加速するなんてことはしないでしょう・・・
こういう、日常的な加速シチュエーションにおいて、「カリカリカリッ」とノッキング音が出ていたとしたら、それは、ハイコンプエンジンにおいては致命傷になりかねません。
カリカリ言わないように開け方を加減すれば問題はありませんが、それでは十分な加速が得られない・・・
大排気量チューンドマシンの醍醐味は、高めのギアにホールドしたまま、有り余るトルクにモノを言わせて、豪快に加速するという点にあるのですから、それが相当にスポイルされてしまいます。
そうかといって、カリカリ言うのもおかまいなしに、または、爆音マフラーの大音量や風切り音によって、そのノッキング音に気付かずにワイドオープンするということを日常的に行っていれば、デトネーションによるピストン溶解、棚落ちによってブローすること必至なのです。
このデトネーションによるエンジンブローというのは、ノーマルエンジンである限り問題とはなり難いのですが、ある程度までチューニングが進んだ場合、とたんに身近な問題となって悲劇を生みます。
また、このことは、サーキットユーザーやハードに走るユーザーだけの問題ではない・・・というか、サーキットでは、適切なギア選択をしてフル加速します。サーキットで、3速4,000rpmからワイドオープンなどというシチュエーションは存在しませんので、全開高回転域での最大進角値と全開空燃比値のみを適正範囲にしておけば、デトネーションによるブローの危険性は少ないのです。
高めのギアホールドで低中回転域からワイドオープンというのが危険・・そしてこれは、ストリートユースでの多用パターンですので、ストリートマシンが危険ということです。
SP-2フルパワーキットについては、ASウオタニのスタンダードバージョンのほか、ショップコンストラクターによるオリジナルバージョンが存在しますが、この、ストリートユースにおける常用域でのデトネーションを回避するという、明確な目的意識に立ったものは存在しません。
だから、私が作るのですが・・・
Zユーザーではない私ですが、SOHCエンジニアリング製ハイコンプピストンやエンジンコンプリートをデリバリーしている関係上も他人事ではありません。
また、CRキャブレターセッティングの相談や質問を多数いただきますが、その中には、中回転域でのノッキングが消えないというものが相当数に及びます。
その原因は、全て進角制御、いや、正確に言えば、進角カーブにあります。
ただ単に、調整ダイヤルやベースプレートで遅角させただけでは解決できませんし、キャブセッティングを濃く振ったとしても、所詮は付け焼刃に過ぎません。
エンジン回転数の上昇に応じて点火時期が進角していく、進角カーブの曲線形状そのものに問題は潜んでいる・・・
開発は順調に進んでいます。
というか、基本的な進角曲線形状はすでに決まっている・・・それどころか、すでに10年近くにわたってテストを行ってきたと言っても過言ではありません。
そう、私のGS1000まめしば号のために特注したSP-2の進角特性がベースです。
現在では、圧縮比11.8:1、圧縮圧力値も16キロ以上をマークする1207ccエンジンになっていますが、先に挙げたシチュエーションでワイドオープンしても、「カリ・・・」とも言いません。
いや、言わないような進角特性にしているから、それが当たり前・・・
これから、数回にわたってシリーズで解説していくことにしましょう。
1年余にわたってテストを続けて煮詰めたオリジナルオイル、いよいよデリバリーを開始しました。
詳細は、こちらをご覧ください。
ファクトリーまめしばオリジナルオイル、FM-1&FM-2のデリバリー
ファクトリーまめしば、新拠点へのアクセスは下記のとおりです。
・東名高速道路大井松田ICから5.5km、所要10分
・小田原厚木道路小田原東ICから5km、所要10分
・小田急小田原線栢山駅から徒歩5分
地図はこちらをご覧下さい。
新拠点の地図
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まめしばスペシャルパーツのインプレ集は下記リンク先を参照ください。
全て、実際に購入していただいた方々から寄せられたものについて、そのままを掲載したものです。
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価格:1個4,000円
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いずれも、自信を持ってお勧めできるものばかりです。
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ファクトリーまめしばスペシャルパーツ
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