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GS750の試乗インプレ


そもそも、GS944製作ベースとして入手した1977年式GS750ですが、ちょっと予定を変更することにしました。
GS944製作ベースは別の車両を用意することとして、まめしばGSシリーズの3号機として、あくまでもノーマルベースを基本に実験と研究の材料、そして、私の日常の足に使うことにしました。
そこで、あらたにカテゴリーを設けて連載することにしました。
1977年式スズキGS750


1976年(昭和51年)11月、GS750発売当時のスペックは下記のとおりです。

主要諸元
空冷4サイクルDOHC並列4気筒 748cc
ボアストローク:65.0mm×56.4mm
圧縮比:8.7
最高出力:68ps/8500rpm
最大トルク:6.0kg-m/7000rpm
全長:2225mm
全幅:855mm
全高:1170mm
軸距:1490mm
地上高:150mm
車両重量:223kg
1速:2.571
2速:1.777
3速:1.380
4速:1.125
5速:0.961
1次:2.152
2次:2.733
始動方式:キック・セル併用
点火方式:バッテリー
ガソリン:18L
オイル:3.8L
キャスター:27°
トレール:106mm
タイヤ(前):3.25-19
タイヤ(後):4.00-18
価格:485,000円


現在からすればこのスペックに特筆すべき点など見当たりませんし、いくらコンディションが良好で、そこそこの整備が施されているとはいえ、生産から38年が経過した中古車であるに過ぎないのです。

そもそも、完全分解して隅々まで作り直すことでGS944というチューニングマシンに仕立て上げようと考えていたものですが、手元に来てみると、ナンバーは付いているし、十分に実走が可能なものでしたので、これは乗ってみないわけには行きません。
また、完全ノーマルの状態でどのような特性を持っているのか確認しておくことは、GS944へと手を入れて行くにあたっても、基準点の把握という意味でも重要と考えたのです。

まず、乗り出す前に、SBS西鎌倉のリフトに載せて、各部の点検確認を行いました。

P1060463.jpg

P1060464.jpg






SBS西鎌倉の変態店主もOKサインを出しています。

P1060490.jpg






幹線道路から裏路地までを含めて走らせてみたのですが、一台のバイクとして、特筆すべきことは何もありません。全てが至って普通です。
38年前に生産されたかどうかなどということすら忘れてしまうというか、「これは古いものだから・・・」という基準を持ち出すことに意味を感じません。
もちろん、エンジン、車体、前後サスなど、各部の作動性や機能そのものは、現代のものと比べるべくもなく古いものです。
エンジンにしても、スムーズにリミットまで吹け上がると言っても、あくまでもこの時代のものとすればという話であって、現代のそれと比較すればがさつですし、内燃機関としての効率が悪いのは明らかです。
ブレーキだって、お世辞にも効くとは言えませんし、レバーを引いた際のタッチだってあいまいで、パッドがローターを挟んでいるフィーリングが指先に伝わるなんて言うレベルでは全くありません。力任せに握ってやれば、エンジンブレーキと併用することで問題なく減速停止することはできるというレベルに過ぎない・・・
オーバーホールされているはずのフロントフォークでさえも、動きに渋さを感じるのはもちろん、ダンピングだってほとんど感じられませんし、ギャップやうねりに乗ったりすれば、腰がないくせに突き上げ感も感じるという、低レベルのものに過ぎません。
リアサスなんて、片側のダンパーはオイルが完全に抜けきっているのか、ストロークさせると「シュッ、シュッ」とエアーを吸いこむ音がしますので、かろうじて効いているのはスプリングとフリクションダンパーのみという状態です。

にもかかわらずですよ、ここがとても重要なのですが、にもかかわらず、私は終始にわたって気持ち良く、楽しく乗っていたんです。街中の四つ角を曲がるだけでも楽しい・・・停止状態から1速に入れてクラッチミートし、アンダーパワーであることをいいことに、無造作に遠慮なくスロットルを開けて加速し、2速、3速と加速をつないでいくのも楽しい・・・股の下で内燃機関がガソリンを燃やしながらグルングルンと回っている感覚が全身を包み込みます。
加速中にギャップやうねりを乗り越えるたびに、抜け気味のサスペンションは底付き加減で突き上げながら、その後にはフワンフワンとおつりに見舞われるのですが、それすらも楽しいのです。

ここもダメ、あそこもダメ・・・なんてチェックを入れながらテストモード丸出しで乗り始めたのですが、楽しい・・・何か、帰るのがイヤになるくらい楽しかったんです。
前オーナーによる基本整備が不足のない的確なものだったということもあるでしょうし、前後タイヤがほぼ新品に近いものだったというのも大きいとは思いますが、ここまで楽しく乗れるとは思っていませんでしたし、それは、ある意味では衝撃に近いものでした。

誤解していただいては困りますが、私は、古くて未完成な部分を味わいとして楽しく感じたのではありません。私にそういう趣味はありませんので・・・
個々の部品のパフォーマンスよりも、一台のオートバイという機械としてのパッケージングバランスが優れていて、それを楽しく気持ちいいものとして感じたということです。

GS750というマシンは、かつてのスズキが、その社運をかけて開発したものです。
量産試作車を米国やヨーロッパに持ち込み、開発チームと現地テストライダーによって編成されたテスト部隊によって、徹底的に公道テストをして煮詰めたものです。
現代のマシンがどのような走行テストをしているのか私は知りませんが、このGS750は、机上理論や台上テスト、そして開発ライダーによるテストコース上でのテストののち、このような実走テストとセッティングを積み重ねた上で市販されました。
人間の血と汗、そして手垢が染みついたマシンということ・・・

4ストローク最後発メーカーとして、先行したカワサキZやホンダCBなどに対して、全てを凌駕するものにしたい・・・そういう技術者の熱い思いが込められたマシンということです。
おそらく、各時代の名車と言われるマシンは、みなこういう生い立ちを持つに違いありません。
ホンダCB、カワサキZだってそうだったはずです。
そういうマシンは、いつの時代に乗っても、それは気持ち良く楽しいものに違いありません。

私たちは、いったい何を求めてオートバイをチューニングするのか・・・
そういう、至極プリミティブな疑問が湧いてきます。
そして、この、40年近く前に生産されたポンコツ中古車が、
「さあ、ここからアンタはどうするのか、お手並み拝見さ・・・」
なんて挑戦的に語りかけているような気さえしてきます。

乗りながら、これにNGCを付けるとどうなるかとか、CR-Mに交換するとどうなるとか、ほぼ正確に具体的にイメージすることはできるのですが、それがなくてもこれほどまでに気持ち良さや楽しさがあるという事実・・・

GS944製作は、別のベースマシンを探すことにしましょう。
それとは全く別に、この完全ノーマルのGS750を使って、オートバイの持つ気持ち良さとは何か・・・それを探究してみたくなりました。

色々と手を加えていくつもりですが、それをすることによって、現状の素のままよりも効率自体は良くなったとしても、気持ち良さが損なわれてしまうかも知れませんね。でも、良くなるにつけ悪くなるにつけ、そういった観点に立って試行錯誤することで、私自身がオートバイに持っている価値観そのものに新しい風が吹くような気もしています。

これによって、当面の、私の車両構成が決まりました。
1号機 GS1207
2号機 GS944
3号機 GS750


1号機は、10年来にわたって、私の実験機として試行錯誤を重ね、これから1207ccエンジンと搭載することとなります。空冷4気筒マシンとしては、ちょっと非常識なスペックとなるわけです。
そして2号機となるGS944は、1号機のノウハウを投入して同じ高効率化方向で製作します。
3号機は、先に書いたとおり、これまた方向性の異なる実験機となるとともに、チューニングを追及する1号機と2号機のベンチマークともなるのです。

これら3台のマシンは、いずれも私の愛車ですので、自分のために試行錯誤を重ね、私自身が納得できるものを継続追及するのは言うまでもありませんし、これまでのとおり、遠慮なくガンガンと走り込みもします。
その過程において、どんなノウハウが得られるのか・・・いや、どんな満足感を得ることができるのか、それが楽しみでなりません。






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