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GS1000の77mmシリンダーが完成


ピストンとシリンダーは対である。

巷では、やれワイセコがどうのとかコスワースがどうのとか、最近はまた新しいブランドのピストンも登場しつつあるようですね。
このようにして、ピストンについては話題になることが多い反面、その対となるシリンダーについては、ほとんど関心が寄せられていないような気がします。

バイク雑誌やメディアを通じて発信される情報の元はカスタムチューニングショップなどであるところ、ピストンについては、これらのショップが部品として仕入れをする反面、シリンダーボーリングを始めとする内燃機加工については、内燃機屋に外注することが通常です。
利益を追求するショップからすれば、安く早く仕上げてくれる内燃機屋に傾くのも仕方のないことですし、その仕事内容や質について、深く追求することもなかなか難しい部分がありますので、あまり触れられたくない部分というのが実情です。

個々のケースについて云々することはできませんが、何事も、安く早くという仕事は、おしなべて安直な作業になるというのが世間の常です。
どんなことにも相場というものがありますので、安いものはそれなりですし、ましてや早くやれと言われた日には、推して知るべしということです。
高い作業賃を請求するところが全ていい仕事をしているとは言えませんが、いい仕事をしているところは高いというのは事実です。
誰だって、ヨソより余分に時間も手間もカネもかけて、自信あふれる仕事ができているのなら、それに見合った対価を要求するでしょ・・・当たり前のことです。世の中、全てにおいて旨い話なんてそうそうにあるものではありません。

だいぶ脱線しましたね・・・

どんなピストンを使うかということと同じか、いや、それ以上に重要なことが、シリンダーをどのように仕上げるかということです。
SOHCエンジニアリングの渡辺さんが、
「自分のピストンは自分がシリンダーを仕上げることが前提、それをセットでなければピストンは売らない」
などと、一見するとちょっと高飛車とも聞こえるようなやりかたをするのも、そういう理由からです。
自分がこだわりを持って細部まで詰めて作ったピストンについて、どんな仕事をするのかもわからない内燃機屋にシリンダーボーリングさせて使われることについてのリスクをイヤというほど知っているということです。
エンジンは、ピストンだけで回るわけではなく、構成するひとつのパートに過ぎませんので、適切な加工と組付けが行われて初めて、そのパフォーマンスを発揮するのですから、ピストンに人生を賭けたと言っても過言ではない渡辺さんにとって、自分のボーリング作業とセットにするというのは、至極当然の帰結ということです。

他にもいい仕事をする内燃機屋は存在するかも知れませんが、私は、全てを渡辺さんに託すこととした・・・そういうことです。


さて、私のGS1000のシリンダーがいよいよ完成しました。
ボアは77mm、STDボアと比較すれば、7mmものオーバーサイズですので、スリーブ製作と交換は当然のことです。

まずここで重要なことは、スリーブの材料です。
ターカロイ鋳鉄という素材が最高のものと言われていますが、その中にもピンキリ、松竹梅があるのです。
渡辺さんは、長年の経験とノウハウに基づいて、最高級の「松」仕様のスリーブ材を使います。とにかく硬くて減らない、そして強度剛性に優れるというものです。

RIMG0672_20130607141616.jpg







後述しますが、スリーブ外面とシリンダー内面をいかにピタリと密着させるか、これは、シリンダー剛性を確保するという意味においても、また、放熱性を高めるという意味でも極めて重要なことです。これくらいならいいというものではありません、密着度が高ければ高いほどいいのです。
そのために、スリーブ外面をきちんと仕上げます。見えない部分に手を抜かない・・・

RIMG0670_20130607141615.jpg







そして、シリンダーの下穴加工です。
ここも、このように可能な限り面粗度を上げるように心がけます。
渡辺さんのこの記事もお読みくださいね。
http://misbell.blog111.fc2.com/blog-date-20130522.html

RIMG5866.jpg






加えて、シリンダー下面と上面をきちんと平行に面研磨加工し、その面に対して垂直に各シリンダー下穴を加工するのは言うまでもありません。
シリンダー穴がクランクケース上面に対して傾いていたら、ピストンクリアランスやリング合口寸法なんて無意味になります。

また、ボーリング&ホーニング作業についても然りです。
いかに真円度を高めるかを追求しますが、一度刃物を当てて削った金属は、加工熱で歪が入りますので、これが完全に冷えて寸法が落ち着くまでは計測しても意味がありません。
渡辺さんは、1本のシリンダーを下穴加工からホーニング仕上げに至るまで、場合によっては数日間もの時間をかけますが、そのほとんどは、冷却のための放置時間と段取り時間です。
いかに手間と時間がかかる作業かがわかりますね。
対して、それなりの規模で、一日に多数の加工をする内燃機屋がどんな作業をせざるを得ないのか、また、複数の従業員がいるのであれば、そのうちの誰が、どんな作業経験とスキルを持つ人がやるのか・・・そんなことを想像してみるのもいいことと思います。

自分が大切にしている虎の子のエンジンを託すなら・・・


さて、完成しました。

RIMG7278_20130607141612.jpg

RIMG7280.jpg

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RIMG7284.jpg






シリンダーヘッド周りの仕様について、渡辺さんの悪魔のささやきによって、これを変更することとなりました。
私のGSエンジン、おやじさんのカム、渡辺さんのピストン、クロスビーさんのクロスミッション、小林さんのマフラー・・・・ソシテ、ボクノキャブ・・・
なんとも、夢のような仕様になることになりました。

おやじさんのカム・・・それは、ある意味では特別なものです。
ヨシムラのカムではなく、おやじさんのカム・・・実はそういうものが存在するのです。



※速報
渡辺さんが、GSX1100S刀用74mmピストンキットを完成させました。
価格は153,300円、残りは3セットのみです。
本日初公開情報なのに残りは3セット・・・早いもの勝ちですよ。
確保については、私宛にメール若しくは電話にてお願いします。
キットの詳細は、こちらをご覧ください。
GSX1100S用74mmキット


そうそう、GS1000用73mmキットは残り1セットになりました。
もう、これで最後です。
GS1000用73mmキット




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マルチスパークアンプ(MSA)については、こちらのカテゴリーにまとめていますので、ぜひお読みになってください。
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すでに装着された方々のインプレはこちらにまとめてあります。これは必見です!!!

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CRキャブレター用「Mノズル」、新型となってさらなるパフォーマンスアップを果たしました。
価格
1個 4,200円(税込)




RIMG1314.jpg



CRキャブレターのパフォーマンスを劇的に向上させることができる「Mノズル」発売以来、1年半の間に2,000個をデリバリーするほどにご支持をいただいてきましたが、今回、さらにパフォーマンス向上を実現したニューバージョンへと進化を遂げました。



インプレ集(必読です)
・新型Mノズル
http://mameshiba198.blog129.fc2.com/blog-entry-1255.html
・Mノズル
http://mameshiba198.blog129.fc2.com/blog-entry-813.html
http://mameshiba198.blog129.fc2.com/blog-entry-817.html
http://mameshiba198.blog129.fc2.com/blog-entry-824.html

ご注文に際しては、下記の事項について記載の上、メールにてお願いいたします。
事務処理の都合上、身内も含めて、これまでにお取引のある方についても、所定事項について漏れなくご回答の上、必ずメールにてお願いします。
装着要領及びリセッティングガイダンスとともに、ご購入のご案内を返信いたします。

・郵便番号
・ご住所
・お名前
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・CRキャブレター口径
・使用マシン(含エンジン仕様)
・Mノズルの個数




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クランクケース減圧バルブ「レデューサー」
価格
ツインリード  1個 28,980円
クワッドリード 1個 49,980円
その他、オイルセパレーター等のオプションパーツについてはお問い合わせください。



prv02.jpg



クランクケース内圧が、いかにエンジンのパフォーマンスを阻害していたのか・・・これを装着して走り出した瞬間に実感するに違いありません。
この、圧倒的な効果を誰にでも体感させてくれる、クランクケース減圧バルブ「レデューサー」についての検証と実験の経過はここにまとめてありますので、どうぞご覧ください。

http://mameshiba198.blog129.fc2.com/blog-category-1.html
すでに定評を得たこの部品ですが、まめしばならではのノウハウをもとに提供することができます。


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オイル添加剤 「プロメディック」
燃料添加剤 「トップルーブ1000」

この手の添加剤、巷には様々な種類が出回っていますし、その評価も様々です。
また、そもそも、こういうものを好まない主義の方もいますよね・・・私もそうでした。
きちんと組んだエンジンに的確なセッティングを施し、優れたエンジンオイルを使用していれば、それに優るものはない・・・そう考えていたのですが、ルブロス製品にはちょっと驚かされたというのが本音です。
すでに私も中毒患者・・・

RIMG1306.jpg
RIMG1308.jpg


この、プロメディックを始めとするルブロス製品については、こちらにまとめてありますので、どうぞご覧になってください。費用対効果という観点からも、極めて優れたものと感じています。
ルブロス製品




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